カツオドリ目グンカンドリ科グンカンドリ属
学名 Fregata minor
和名 オオグンカンドリ
英名 Great Frigatebird
【分布】
全世界の熱帯・亜熱帯に広く分布し、7つの亜種に分類。
日本では本州太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、南西諸島などで迷鳥として渡来。
【生態】
洋上で飛翔しながら生活。
大洋に点在する島嶼や小さな岩場を休憩や繁殖に利用。
羽の油分が少なく、水に浮かぶことも、泳ぐことも出来ない。
海に落ちると「溺死」してしまう。
食性は動物食。水面すれすれを飛び、魚類やイカなどを採餌。砂浜や海鳥の繁殖地にも現れ、ウミガメの子どもや鳥の卵、ヒナなどを襲う。
ミズナギドリ、ウミツバメ、カツオドリ、アジサシ類などを執拗に追い回し、飲み込んでいた獲物を吐き出させて奪い取る。
この行為が、他の船を攻撃する「軍艦」「英名のFrigate」の由来。
【サイズ・形態】
全長100㎝ 翼開長230㎝。
大きさの割に軽い(1.2㎏)。
クチバシは長く、先端が鉤状。
翼は長くて幅もあり、先端が尖る。
尾羽は二又に分かれ、長く伸びる。
オス成鳥は全身が光沢のある黒色で、喉に赤い喉袋がある。
メス成鳥は喉から胸にかけて白。
【その他】
********************************************************
<ここから鳥の写真>
『オオグンカンドリ(Great Frigatebird)』
まだ、日本国内では見たことがない鳥なんですよね。
ロタ島・サイパン島・オーストラリアのミコマスケイ・・・など
あ、それと、喉の赤い個体(成長オス)も未見。
これは宿題になっています。
他の海鳥を追いかけて、獲物を吐き出させるチェイスを見たことがありますが
どれもうまくいった例がなく、あまり確率の高い方法ではないのかもしれません。
追われた海鳥は水に潜れるので、そうなると手出ししにくいような印象でした。
********************************************************
本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。