いつもありがとうございます。
ハッピーダイエットライフの船田です。
時々紹介するOKシードプロジェクトの記事を紹介。
最近の農業は環境破壊ビジネスに堕している。農業問題の本質を解決せずに小手先の遺伝子切り貼りで解決しようとする。
いま問題になっている重イオンビーム放射線米は、カドミウムを吸収しない米として開発された。
なぜ、カドミウムを吸収しないお米が必要かといえば、今後の農業は「下水」を肥料にする計画だからです。
昭和の時代は「うんちとおしっこ」を発酵させて肥料にしましたが、令和の現代は「下水を処理」して肥料を作る。
その下水にカドミウムが多く含まれ、人体に有害なミネラルであるからという理由で、コメの遺伝子をビームで破壊して放射線米の「コシヒカリ環1号」「あきたこまちR]という品種を作った。
本末転倒なビジネス。
おい、改善の方向が違うだろ!という記事です。
闇権力は、人類の食料として、昆虫を押していますが、その延長線上には、ゴキブリ、下水、うんちと、人間の食料は汚物から作られるようになる。
すでに、下水から作られた「うんこバーガー」という冗談みたいな商品まである。
人類は家畜だから、下水でもうんこでも、なんでも食わせろという発想だと思う。実際に人類は、家畜にとんでもないものを食わせているから、同じだよね・・。
ぜひ、参考にしてください。
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問題のすり替えに注意。
品種改良は重要、でも以下のような「品種改良」は本当に品種改良と言えるか。
1. ウイルスが取り憑く遺伝子を破壊することによって感染症にかかりにくい豚を作る。
2. 幼虫がすぐ死ぬように遺伝子操作した蚊を作り、その蚊を大量放出する。
1の感染症が出てくるそもそもの原因は家畜を詰め込みすぎるファクトリーファーミング(工場型畜産)が問題。それを解決しようとせずに、ウイルスが豚に取り憑く遺伝子を破壊することで、その生産方式を続けようとするもの。
感染しやすいストレスの高い環境で家畜を飼えば、感染症は防げない。ウイルスは変異するかもしれないし、遺伝子を損なわれた豚は免疫が落ちて、他のウイルスにやられやすくなる。
2の話がなぜ出てくるかというと農薬の大量散布でトンボやカエルなど蚊の天敵が激減してしまい、蚊が大量発生して、デング熱などが大問題になっているから。
農薬の散布を規制して、天敵を戻さない限り、生態系が壊れてしまい、人間の手に負えない事態になってしまうのだけど、その問題を解決しようとせず、蚊の遺伝子を操作することで蚊を絶滅に追い込もうとする。
でもそれは蚊を食べる他の虫や鳥の生態にも影響を与え、絶滅連鎖を生む可能性がある。しかし、大量の遺伝子組み換え蚊がブラジルなどで放出されている。
どちらも根本の原因には手をつけない。問題を解決する技術ではなく、新たな問題を作り出す技術と呼んだ方がいい。事態はよっぽど深刻になるだろう。こうした技術のことを「環境破壊ビジネス」と呼びたい。現在の工業型農業が破壊した環境をビジネスとして利用する。
でも、それはさらなる新たな環境破壊を作り出す。これは品種改良ではなく、品種破壊技術。
「コシヒカリ環1号」や「あきたこまちR」の話を聞いた時にこれもその一つではないか、と思わざるをえなかった。カドミウムを吸わない品種さえ作ればそれでいいということになってしまう。根本原因であるカドミウム汚染と向き合わない。
この品種が登場することで、農水省は地域のカドミウムを削減する施策をやめてしまう。以前はカドミウムを多く吸う植物を植えてカドミウムを吸収させるファイトレメディエーション(植物による浄化)を施策の一つに入れていたが、この品種だけで対応することが今後の施策となっていくだろう。
そればかりか、カドミウム汚染を引き上げる施策すら進めている。下水汚泥肥料の推奨だ。これではカドミウム汚染はもっとひどくなるだけ。米のカドミウムが減っても地域のカドミウム汚染がひどくなればそれは自然界の生命を損なうし、回り回って地域の人たちにも影響を与えるだろう。でもそれは農水省の管轄でないからいいことになる。
でも、このお米は自然の中では続かない。カドミウムを吸わない遺伝子は劣性(潜性)だからだ。他のお米と交配してしまえば、その性格は消えてしまう。遺伝子改変してまでカドミウムを吸わない品種を作ったつもりなのにカドミウムを吸ってしまった品種になってしまう。だから交配させないために全量転換させようとする。秋田県だけではなくて全国に拡げるという話になる。
遺伝子改変によってマンガンは激減し、病気になりやすく、収量も下がる。だからよけい農薬も必要となるだろう。いや気候変動が激化する中、この種が生き残るかも懸念が残る。全量転換した上で、その米がダメになってしまったら、日本列島でどう人が生き残れる?
全体を見ない、解決策でないものを解決策として導入してしまうが、そんなのは問題のすり替えに過ぎず、騙されたら終わり。導入されると、ルールも変わってしまう。「あきたこまちR」は自家採種もできない。「あきたこまちR」は農薬・化学肥料を使って育てられるから、本来の有機農業は不可能になる。政府は有機農業を25%にするって言っていなかったか? 明らかに矛盾する。
でもそこをつくと農水省は「いやタネは有機でなくても、有機認証します」っていうけど、それ詐欺でしょ。遺伝子改変して農薬使って育てたタネで有機認証ってごまかしだから。
こうやってどんどん本来のめざすべきものがおかしなものにすり替えられていってしまう。こんな問題のすり替えが今後どんどん登場してくるだろう。この環境破壊ビジネスはとてもおいしいからだ。政府が金を出し、利益は保障される。市民がそのウソを見破らない限り。
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主婦連合会が「あきたこまちR」、重イオンビーム放射線育種米問題の学習会を企画してくれました。主婦連合会と言えば歴史もあるし、政府のさまざまな審議会にも呼ばれる団体。そこがこのような学習会を企画してくれるというのはありがたいこと。
秋田の生産者からも消費者が声をあげてくれないと事態を変えていけない、という声が届いていることを考えると、まさにこの学習会はタイムリー。無料だということで、ぜひご参加ください。
日時;2024年3月27日 水 15:00~16:30
会場:主婦会館プラザエフ 3F 主婦連合会会議室 及び
オンライン(Zoom)併用
JR 四ツ谷駅 麹町口 徒歩1分、地下鉄南北線 / 丸ノ内線四ツ谷駅徒歩3分
定員: 会場参加/定員 50 名 オンライン/定員 100 名
参加費無料
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