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 2012年2月版のバックナンバーなので、アセンションを達成するにはどうしたらよいか? というテーマの記述が比較的多い。アセンション(霊的進化)は、かつても今もこれからも永遠のテーマである。

 

 

【アセンションするために必要なこと】
 YouTubeにスピ系動画をたくさんアップしている松尾みどりさんが、日本のスピリッチュアルリーダーとして紹介されている。
松尾  まずは自分を顧みることです。過去から持ってきた意識・感情パターンがDNAに内蔵されているので、それを引きだして学び取ると、意識転換が起こったときに自動的にジャンプできるのです。実は、私たちは家族関係のなかで、自分のカルマが全部わかる仕組みになっているんです。それが解けたときに、初めてアセンションのコードにつながります。(p.69)
 自分のカルマは家族関係の中で全部わかる仕組みになっている、とあるけれど、この事実は、結構ジレッタイところがある。だからこそカルマなんだろうけれど・・・。
松尾  アセンションするために大切なことは、感情を隠してはならないということ。押さえていた感情をいったん表に出して、きちんと精査するというところから、アセンションの工程は始まります。そして、視点転換をすること。病気や事故、悲しいこと、すべては感情の処理ができなかったからです。他者との比較によりその差に怯え、人を裁き、自分を裁くという、人間界が作った宗教のルールにのっとってきた結果、裁くことしか地球人は行わなかったんだと思います。裁くということをしているのは地球だけです。人類は罪意識を植え付けられ、自分本来のエネルギーを使えないトリックに掛かけられているのです。「裁く」ということがある限り、私たちは永遠にアセンションはできません。(p.69)
 アセンションする上で何に気をつけたらいいのかは、いろんな人々がいろんな視点で語っているけれど、裁く・裁かれるという地球の作法について言及している著作を読むことは少なくない。日本の言霊では、「裁く」と「砂漠」は同じであるように、これは、とことん不毛である。高度に進化した社会には、司法とか警察などというものは存在しないことは、容易に理解できるはずである。
    《参照》   『神とひとつになること』 ニール・ドナルド・ウォルシュ (サンマーク出版) 《後編》
              【第6の幻想(裁き)から抜け出た世界】

 

 

【三種の神器】
松尾  自分の直観、言葉、行動――これが私の言う三種の神器です。直感と言葉と行動が一本につながったときが“愛”の状態です。宇宙の人は、みんなこの愛の状態で生活しています。(p.69)
    《参照》   『22を超えてゆけ』 辻麻里子 (ナチュラルスピリット)
              【地球との音程のズレ】

 

 

【混乱の時代を乗り越えるのに大切なのは・・・】
 3人の霊能者座談会のまとめ的な部分。
胡龍  2012年は準備の年となり、壊れるものは壊れていきます。それから始めて再生のステップを踏むことになります。混乱の時代を乗り越えるためには、いまあるものを失うことを怖れるのではなくて、「ありがとう」と日々感謝の気持ちを伝えることが大切です。
桃原  僕も全く同じ考えです。守護霊が言うには、感謝と真心があれば良いと。感謝ができない人間は真心が汚れているし、真心があれば心が澄んで感謝が素直に出ると。結局のところ、大切なのはこの2つです。(p.65)
 真心と感謝は、「魂の輝度」に関連している。
 高次元存在にとって、「人間の外見」は意味をなさない。見えるのは「魂の輝度」だけである。
    《参照》   『これから宇宙人が救いにきます』 田村珠芳 (ハギジン出版)
              【地球がアセンションする時】

 

 

【マスターへの道程】
 伊藤美海さんの記事から。結構シビアなことが書かれている。
 確実に霊的成長を果たしたい人にとって、カルマ清算は不可欠ですが、カルマ清算に挑むには、それ相応の覚悟が必要となるため、「人生、楽しんでなんぼ」という価値観の持ち主には不向きです。(p.48)
 安楽な生き方ではなく、ハイリスク、ハイリーターンの覚悟でチャレンジしなさいと言っている。
 カルマ清算に臨むにあたって、必要とされる精神とは、分野を問わず、一流のプロフェショナルを目指す際に求められる心得とまったく同等なものです。(p.48)
 人がチャレンジを怖れるのは、新たな扉を開くことで、それまで燻っていたカルマパターンが浮上してくることを本能的に知っているからです。チャレンジすることで、自分の能力の低さが露呈される、頑張ってみたところで自分はこの程度なんだと、落胆するだけなのではないか・・・・。こんな思考が潜在的に働き、人はチャレンジを回避します。ですが、チャレンジすることを怖れ、同じ場所に留まっていることがすでに大きなカルマパターンであり、そんな在り方がすでにあなたの輝きを奪っているのです。(p.49)
 仕事なら、逃げ出すわけにもゆかずチャレンジという場に臨むことができるけれど、ひきこもりたちが自らをチャレンジの場にひきだすには、どうすればいいのだろう。唯一の答えは、やはり自覚。それしかないだろう。
 人生とは、自らの意思と行動によって、数々の壁を乗り越えていくものです。
 安易に物事が成就する世の中なら、スピリットにとって転生を果たす意味はありません。葛藤や迷いを繰り返し、次から次へと現れるハードルを超えていくことこそが、スピリットにとって最も喜びを得られることなのです。・・・中略・・・。
 守りに入らず、己のスピリットが喜ぶ選択をすること。それがアセンション成功に向けて、最大の貢献となるのです。 (p.49)
    《参照》   『ネガティブを愛する生き方』 伊藤美海 (総合法令)
 正統派の生き方論でありカルマ克服論という感じだけれど、「ちょっと厳しすぎ・・・」と思う方には、下記のような考え方を示す著作もある。
    《参照》   『カルマからの卒業』 はせくらみゆき (ヒカルランド) 《前編》

 

 

【日本人が持つ宝】
 ブライアン・シャイダーさんと西浦喜八郎さんの対談のグロージング。
ブライアン  日本人は、常に学ぶ意識を失っていませんよね。そのような精神があればこそ、日常生活に生かしていくことができると思います。
西浦  それこそが日本が持つ宝ですから。すべての人たちに同じだけの可能性があると思うので、それに気づいていただくきっかけを、私たちが作れたらいいですね。(p.31)
 世界各国の民族を比較すれば、日本人に向上心が富んでいるのは確か。
 しかしながら、仕事に従事していたって、向上や改善という意識など全然ない人々は、単にルーティン化した学びのない死水域でたゆたっているだけの無意味な職場人生を生きているだけなのであるし、働いていない引きこもりであったとしても、何かしら向上すべきことを続けているのなら、そのほうがまだマシである。

 

 

【リアリスティックなアプローチ】
ブライアン  確かに、リアリスティックなアプローチは、これまで以上に求められていると思いますね。スピリチュアルなコミュニティでは、とてもたくさんのものが、失われている ――― それはつまり、“向う側の世界”にばかりフォーカスしてしまうことにより、身の周りの現実を忘れてしまうからです。そういう意味で芸術はスピリットを受け入れるための、とても素晴らしい器だと思います。・・・中略・・・。私が望んでいるのは、人々がもっとリアリスティックなアプローチでスピリチュアルに臨んでいくこと。(p.29-30)
 スピの世界に興味を持っている人は、リアルな世界が疎かになっていると言っている。確かにそんな傾向はあるだろう。そんな人には、リアルな世界にある芸術に触れることをブライアンさんは勧めている。
 数十年前までは、「芸術なんて、穀つぶしのすること」的な言い方がされていたらしいけれど、芸術って、そもそもスピリチュアルな世界への参入方法だったのではないか。芸術とは本来、幽体離脱・体外離脱した世界に関与するものだったはずである。
 芸術を通じたスピリチュアルといえば、何と言っても『能』があるけれど、これも日本の宝である。
    《参照》   『スターピープル vol.48』 (ナチュラルスピリット) 《後編》
              【能楽の真相】

 

 

【非物質次元と多次元】
 ブールマン氏によると、人間は意識の進化の過程で、最終的には物質という繭を破って宇宙の非物質次元を探検するようになるという。体外離脱体験は、私たちが宇宙と同様に多次元存在であるという貴重な洞察を与えてくれる、素晴らしい機会でもあるのだ。(p.21)
 ウイリアム・ブールマンさんは、ロバート・モンローと並ぶアメリカの体外離脱のエキスパートだという。『肉体を超えた冒険』という著作もある。量子論を用いて非物質領域の説明をしていると書かれているから、ちょっと左脳系の方にはいいかもしれない。それではとっつきにくいと思う方には、モンロー研の系譜にある方(下記リンク)の著作がいい。

  ブルース・モーエン著の読書記録

     『死後探索1 未知への旅立ち』 

     『死後探索2 魂の救出』     

     『死後探索4 人類大進化への旅』

  坂本政道・著の読書記録

     『死後体験Ⅲ』

     『死後体験Ⅱ』

     『死後体験』

 

 

【現代栄養学】
 医療コンサルタントの細川順讃(かずひろ)さんの記事から。
―― 現在、特にどんな情報が間違っているのでしょうか。
細川  言えばきりがないのですが、たとえば現代栄養学ですね。・・・中略・・・。この(肉食による)高分子の栄養素を胃腸でアミノ酸にまで分解し、肝臓で自分の身体に再合成するわけですが、これだと非効率なうえに、質の悪いタンパク質ができるんです。それで新しい血液や細胞を作っていくわけですから、老化が早くなるわけです。しかも、肉を食べた場合には、使えない栄養素が多すぎる。その不要物を体外に出すために、肝臓や腎臓に負担をかけ、排出できなかった老廃物が体内に残ることの悪影響を、一切考慮していません。・・・中略・・・。
 さらに現代栄養学の問題点は、どんな栄養素を取るかということばかり考えていて、栄養を取らない方がよいという選択肢を考えていません。(p.73)
 地球が遭遇している宇宙意識に連動して意識が開かれつつある人々は、近代栄養学による洗脳を脱して、不食や微食に馴染んでいるだろう。それに関することは、下記リンクにも記述されている。
    《参照》   『スターピープル vol.47』 (ナチュラルスピリット)  《後編》
    《参照》   『いのちの食べかた』 森達也 (理論社)
              【肉を食べるというカルマ】

 

 

【ライトボディ】
 Manaさん の記事から。
「肉体が老化して死ぬというのは、物理次元の最後の洗脳プログラムである」というメッセージを、最近受け取りました。・・・中略・・・。
 私たちは、物理次元を体験したいと思い、時空間というものを創造しました。そして、死ねない身体にもかかわらず、死さえも体験してみたくて想像したのです。・・・中略・・・。しかし、老化や死をもう充分に体験したのであれば、それをこれからも体験し続けるかどうかはそれぞれ中に選択できます。仙人たちは何千年も生きたと言われていますが、仙人の仙は仙骨の仙の字と同じです。仙骨は、生きるときめきや欲望を司る部分。欲望は、命の源です。ときめきでいっぱいになって、肉体の周波数が上がれば、老化しなくなります、それをライトボディと呼ぶのでしょう。
「死ななくていい」と言うと、細胞がとても喜ぶ気がします。・・・中略・・・。肉体が死なないということは、食べなくてもよい身体になるということですから、身体を維持するために仕事をしなくてもよくなります。そうすると仕事も変わってきますね。(p.25)
「ライトボディ」を漢字に置き換えれば「軽い身体」ないし「光の身体」だけど、それは「不食体」でもある。
    《参照》   『アセンションの超しくみ』 サアラ (ヒカルランド)  《前編》
              【不食、不眠、不老 ―― ライト・ボディへの変身を促進させる松果体】
                 【食糧難という危機が起こったら・・・】

 

 

【物質化を決めるのは、私たちの意識】
 これも、Manaさんの記事から。
「身体は老化する」と思い込んでいるように、私たちの頭は現実に制限をかけています。裕福と貧困、女性と男性など、同時に体験することができないことはありますから、制限は確かに必なものではありました。しかし、自分が「空」であること自体を忘れてしまっていると、自分が現実を作っているという意識がなく、はじめにセットされたデータのまま自動的に昨日も今日も同じ現実が起こり続けていきます。自分が新たに意識して現実を作り替えることができるということを忘れてしまっているのです。素粒子の粒の一つひとつには、ホログラフィックな完全な“全可能性”が含まれています。ミクロとマクロの間、素粒子と現実空間との間にはなんの隔たりもありません。私たちは、空想と現実とはかけ離れたものと思い込んでいます。しかし、虚空と実空とは同時に存在していて、夢も現実も同じものなのです。空想は思い込みではなく、すでにそうなっているのだと意識すれば、実空にそれが現実として展開されます。物質化を決めるのは、私たちの意識です。意識を向けることで現実が作られます。(p.25)
 自意識過剰という言葉は、何かしらマイナスに理解されがちだけれど、その自意識を素粒子の世界にまで演繹して理解し、帰納的に創造に利用することができれば、すごいパワーを持つことが実感できるのだろう。
 ニッポンの若き忍者たちが、このような意識の使い方を学び会得したら、ハリーポッターなんか全然メじゃないだろう。

 

 ところで、Manaさんのスターハートブログ って役立つことがいろいろ書かれている。

 

<了>