《前編》 より

 

【食べない喜びが、食べる喜びに勝る時】
 一日一食を徐々に減らしながら身体を慣らしていけば、やがては不食も夢ではない。分岐点は、食べない喜びが食べる喜びに勝る時。その峠を越えてしまうと不食の世界に惹きこまれ、食べる世界には逆戻りできないのではないでしょうか。(p.94)
 不食によって得られる喜びって、いっぱいあるらしい。
 食べない喜びの領域に達している人々に接した印象が記述されている。
 印象深かったのは、どなたも奉仕的、献身的、平和的で、場の雰囲気がとても心地良かったのです。以前お会いしたジャスムヒーン氏も同様でした。どうやら不食は、愛の力も開花させてしまうようです。
 不食の人たちがこれからも増えていき、地球の総人口のある割合に達した時、この地球の波動は激変するのかもしれません。すでに世界では、不食の人口は、急速に増え始めているのですから。
 その時、この母なる惑星・地球は、愛と光の波動に包まれた優良惑星に生まれかわっていることでしょう。(p.94)
 「不食は、愛の力を開化させる」とあるのは、不食がハートのチャクラ覚醒に関与しているまぎれもない証拠。摂食は、物質過程の重たい行為であって、繊細で軽やかな波動を喚起するにはかなり相応しくない。
 スピリチュアル系の著作に馴染んでいる人は、意識が先行しているはずだから、自ずと少食になっているはずであり、それは宇宙波動に則した変容であると言える。
 ジャスムヒーンさんの名前が書かれているけれど、『リヴィング・オン・ライト』や『神々の食べ物』と言った不食に関する本を著している先駆的な方。

 

 

【不食のギフト】
 不食に関する特集記事には、山田鷹夫さんなど7人がインタビューされているけれど、その中の秋山佳胤さんという方の記事から。
―― 不食で生活していると、どんな感覚になるのでしょうか。
秋山  地球との一体感を常に感じられます。・・・中略・・・。睡眠時間は特に決めていませんが、平均で2時間程度でしょうか。・・・中略・・・。プラーナで生きるようになると、使える時間は通常の3倍以上になると思います。自由、選択肢が格段に増えますね。松果体が活性化するので、頭も常に醒めていて、クリアな状態です。(p.100-101)
 地球村を主催している 高木善之さんも、これと同じことを言っていた。
―― 不食におけるプラーナの役割は何でしょう。
秋山  プラーナとは宇宙のエネルギー、愛のエネルギーです。・・・中略・・・。不食は、別に特別な人たちだけの世界ではありません。誰でも、実はプラーナで生きていますから。プラーナの摂取率を増やしていけば、物質の摂取率は減っていきます。そのときに大切なことは、自分の身体の内なる声を聞いて、決して無理はしないことです。(p.101)
 秋山さんはプラーナ生活6年目だという。
―― 物質(食物)への欲から解放されて、次なる欲(抱負)はありますか。
秋山  いつも愛に満たされているので、どうしてもこうしたいという類の欲はあまりないです。実現したいことがあるとすれば、ひとりでも多くの人たちにこの至福感を味わってほしいですし、地上が、実はすでに楽園であるということに気づいてほしいですね。(p.101)
 地上に住む人々すべてが、愛(プラーナ)に満たされていることを実感できるなら、地上は確かに楽園である。

 

 

【不食関連のリンク】
 年齢に関係なく、いまだに「食べ盛りで燃費の悪い人」であっても、別な方法でアセンションを遂げる可能性はあるんだろうけど、宇宙波動の変化がはっきりしている昨今、過食の日々は、明らかに覚醒の阻害になっているはずである。
 不食に関しては、過去に何度も書き出しているけれど、これを機会に、過去の不食関連の記述を全部リンクしておこう。
    《参照》   『ガリレオの遺伝子』 (日テレ) 《後編》
              【誰でも太陽と水だけで健康に生きられる】
              【太陽凝視から始まる不食化】
    《参照》   『続2012年 地球人類進化論』 白峰 (明窓出版) 《前編》
              【人間が五次元化すると・・・】【食糧問題】
    《参照》   『一瞬で相手をオトす洗脳術』 苫米地英人 (マキノ出版)
              【少食を心がけ、有酸素運動を遠ざける】
    《参照》   『アセンションの超しくみ』 サアラ (ヒカルランド)  《前編》
              【不食、不眠、不老 ―― ライト・ボディへの変身を促進させる松果体】
    《参照》   『地球交響曲第4番』 龍村仁 (サンマーク出版)
              【野生の本能を目覚めさせるためには】
    《参照》   『にんげん』 船井幸雄 (ビジネス社)
              【人は食べなくても生きていける】
    《参照》   『すきっ腹ウォーキング』 片岡幸雄 (ベースボール・マガジン社)

 

 

<了>