ワインは素敵な恋の道しるべ -167ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

2月初旬のウォーキング。


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UFOのような雲を見付けた。

ひょっとしたら、UFOが雲の衣をまとってカモフラージュしているのかもしれない。

 

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初めての住宅街をウォーキングしていると、大きな柑橘の樹があった。

これは橙なのだろうか。

柑橘類は種類が多いので、デコポンや文旦などでない限り、実を見ただけでは見分けがつかない。

冬は花の数が減るので、柑橘の黄色は街に彩りを添えてくれる。

 

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振り向くと、道を挟んだ向かいのお宅にも柑橘の樹。

 

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その先の家にも黄色の大きな実がたわわに実っている。

ここでは庭に柑橘を植えるのが決まりなのだろうか。

それとも皆さんご親戚で、柑橘類がお好きなのだろうか。

 

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そのお隣のお庭にあるのは、小さな金柑。

実は小さいが、柑橘類であることに違いは無い。

 

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こんな道を歩いていると、柑橘類を食べたくなった。

すると八百屋があったので、店頭で売られていた大きな伊予柑を買ってしまった。

直径30cmの皿が小さく見える。

ひょっとしたら、柑橘類を庭に植えた家々はこの八百屋さんの親戚なのかもしれない。

 

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12月末のウォーキングではこんな大きな柑橘の樹を見付けた。

これは鬼柚子で、柚子の10倍ほどの大きさがある。

 

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鬼柚子と言っても柚子の仲間ではなく、文旦の亜種。

文旦と言われると、実が巨大な訳がわかる。

 

左が鬼柚子で、右が柚子。

実は大きいが中身のほとんどは白いスポンジ状で、真ん中の果肉は小さく、パサついていて美味しくない。

白いスポンジ状の部分は栄養豊富なので、皮と一緒に砂糖煮にして食べると美味い。

 

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伊予柑を背負って歩いていると、真っ赤な花を見付けた。

今の時期、山茶花以外で真っ赤な花を見ることは少ない。

これは、アオイ科イチビ属のウキツリボク(浮釣木)で、流通名はチロリアンランプ。

 

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ブラジル原産で、開花期は6月~10月なのだが、何故か真冬に咲いている。

実は赤い花ではなく、黄色いのが花で、赤いのは咢。

花言葉は、”さまざまな愛”、”尊敬”、”恋の病”、”真実は一つ”、”憶測”。

 

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今夜は、最近気に入っているオーガニックワインを開栓。

カスティーリャ・ラ・マンチャ州のボデガス・パラ・ヒメネスが造る、パラ・ヒメネス、オーガニック、カベルネ・ソーヴィニヨン、2019年。

 

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実はこのワイン、2020VTを飲んでいるが、酒販店でエチケットが違うボトルを見付けたので思わず買ってしまった。

あとでよく見ると、同じカベルネ・ソーヴィニヨンのヴィンテージ違いで、2019VTだった。

 

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ボデガス・パラ・ヒメネスはスペインのオーガニックワインのパイオニア。

2003年にはビオディナミ認証を取得している。

バックラベルには、EUのオーガニック認証マークのEuro Leaf、デメテールのバイオダイナミック認証マークのdemeter、ヨーロッパベジタリアン連合のヴィーガン認証マークのV-LABELが付いている。

 

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パラ・ヒメネスを紹介する小さな可愛いリーフレットは三つとなった。

 

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色合いは2020VTと同じく、濃いガーネット。

ブラックベリー、ダークチェリー、プラムなどの黒果実の香り。

 

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口に含むと、2020VTに較べて最初は酸味が少し強かったが、飲み進むうちに果実味、酸味、タンニンのバランスが良くなった。

どんな料理にも合わせやすいミディアムボディの美味いワインだ。

 

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左がシャルドネ、2020年。

右がカベルネ・ソーヴィニヨン、2020年。

そして真ん中が今夜飲んだカベルネ・ソーヴィニヨン、2019年。

どのエチケットもとても素敵だ。

良質のオーガニックワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

 

 

 

六本木の「グランド・ハイアット東京」の『ザ・フレンチ・キッチン』でちぃさんと過ごす素敵な夜の続き。

 

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ヴィヤンドゥが届く。

ラムラックのロースト、ディジョンパセリ、ゴートチーズのマッシュポテト、クランベリーとラムのジュ。

 

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ラムはオーストラリア産。

この火入れが素晴らしい。

でも部屋が暗いので写真の色が綺麗に出ない。

 

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ナイフが滑るように入る柔らかな肉質。

そしてこの厚みが堪らない。

上質のラム肉は本当に美味い。

 

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コント・ラフォンのヴィレ・クレッセに続き、ラムに合わせて赤ワインも飲むことに。

ボルドー/スッドウエストのクローズリ・サン・ロックが造る、クローズリ・サン・ロック、2016年。

 

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素晴らしい果実の凝縮感。

活き活きとした酸味と強く滑らかなタンニン。

これは上質の赤だ。

このワインの評価が高いことに納得。

セパージュは、メルロー70%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%。

野生酵母を用い、熟成は大樽で24ヶ月。

無濾過無清澄で、SO2不添加。

 

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シャンパーニュを二本、そして白ワイン、赤ワインと飲み続けてすっかり気分が良くなった二人は、写真撮影ごっこ。

 

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にっこり撮影に応じているが、実はもうかなり酔いが回っている。

 

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デセールが届くが、実はもうお腹はいっぱい。

ここの料理は美味しいだけでなくヴォリュームもある。

 

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マンゴーのムース、バニラアイスクリーム。

 

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チョコレートのロールケーキ、ピスタチオのケーキ、チョコレートのマカロン。

果物はラズベリーとブルーベリー。

 

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マカロンはお持ち帰りにしたが、それ以外は何とか完食し、濃厚なコーヒーでいっぱいになったお腹を癒す。

 

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支配人に見送られ、満足して店を出る。

エレベーターホールの奥には林檎のオブジェ。

 

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帰りも六本木ヒルズのウエストウォークは使わず、けやき坂を下る。

 

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来るときも気になっていたピンクのベンチ。

”デイ・トリッパー”と言う名前のストリートアート。

 

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酔った勢いで記念撮影。

 

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寒い夜だったがコートの前を開けているということは、かなり酔っていた証拠。

 

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寒いと酔いが醒めるのが早い。

以前長野で飲んだ時、飲み屋を出ると外は零下8度、次の店に歩く間に酔いが醒め、次々と店をハシゴしても永遠に飲めるように感じたことを思い出す。

 

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美しいけやき坂イルミネーションに別れを告げ、66プラザに戻ることにする。

 

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今夜の料理もシャンパーニュも、そして赤白のワインも素晴らしかった。

ちぃさんと過ごす、六本木の素敵な夜でした。

 

 

 

 

 

 

六本木の「グランド・ハイアット東京」の『ザ・フレンチ・キッチン』でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。

 

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今夜はプリフィックスのコース料理を予約している。

メニューを検討し、料理を選ぶ。

 

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ナプキンの横に置かれている銀のケースの上筒が抜かれると、中には、バター。

 

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すぐにパンが届く。

これが美味しく、私はお代わりしていただく。

 

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冷たいアントレは、二人とも同じものを選んだ。

サスティナブルなサーモンの自家製スモーク、ウズラの卵、イクラ、ガーリッククルトン。

 

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大きなサーモンのスライスが三切れ。

思った以上に食べ応えがあり、美味い。

 

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合わせて飲んでいるシャンパーニュは、ヴーヴ・ドゥソー、キュヴェ・レテルニテ、バイ・エルネスティーヌ・ドゥソー、ブリュット。

一本目はあっという間に飲んでしまい、二本目を抜栓。

 

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温かいアントレは、別々の料理を選ぶ。

ちぃさんが選んだのは、北海道産ホタテのポワレ、セルリアックピューレ、赤キャベツの煮込みとクリスピーに仕上げたハム。

セルリアックはセロリの変種で、大きな根を食べる根菜。

 

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私が選んだのは、エスカルゴのブルゴーニュ風、ハーブバター、クルトン。

エスカルゴのブルゴーニュ風は大好きな料理。

少しずつ料理を交換し、味わうのも楽しい。

 

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オニオングラタンソース。

大きな器にいっぱいのスープは見ただけでお腹がいっぱいになってしまいそう。

この器を見ると、何時もアニメ、「ウォレスとグルミット」を思い出す。

 

器の耳で、ウォレスを連想してしまうのだ。

 

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中にはオニオンだけでなくカットされたバゲットも幾つも入っている。

濃厚熱々のスープはすこぶる美味いが、完食するともうお腹が出来上がってしまった。

 

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シャンパーニュを飲み続けながら、白ワインをグラスで飲むことに。

選んだワインは、レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン、ヴィレ・クレッセ、2019年。

 

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ムルソーの巨匠、コント・ラフォンがマコネ地区で手掛けるシャルドネ。

濃密な果実味、素晴らしい凝縮感、しっかりしたストラクチャーを持つ力強いボディだが、綺麗なミネラルと酸を持つので洗練された仕上がり。

流石コント・ラフォンのヴィレ・クレッセは美味い。

ぶどう栽培はビオディナミ、600Lの大樽で12ヶ月間熟成。

 

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シャンパーニュとヴィレ・クレッセの並行飲みも楽しい。

 

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「グランド・ハイアット東京」には色々なオブジェが置かれている。

『ザ・フレンチ・キッチン』のエントランスにある洋梨は存在感がある。

 

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ダイニング内にはまだクリスマスを思わせる菓子の飾りも。

マカロンのツリーとブッシュドノエル。

六本木の『ザ・フレンチ・キッチン』でちぃさんと過ごす素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

新年のディナーは六本木のレストラン。

ちぃさんと六本木で待ち合わせると、予約しているお店に向かう。

 

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メトロハットから六本木ヒルズの66プラザに出ると、森タワーが明るく輝く。

 

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今夜も冷えてきた。

蜘蛛のママンも寒そう。

 

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「グランド・ハイアット東京」にはウエストウォークから直接行くこともできるが、敢えてけやき坂に出る。

理由は、このけやき坂イルミネーション。

 

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ちぃさんも、けやき坂イルミネーションと東京タワーの景色を撮影。

 

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けやき坂には多くのブランドショップが並ぶ。

この通りの散策は楽しい。

 

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「グランド・ハイアット東京」に到着。

ここには開業以来随分多く宿泊したので、馴染みの場所。

現役時代は年間に100泊以上海外のホテルに宿泊し、そのほとんどがスターウッド系列かハイアット系列かヒルトン系列だった。

ハイアットもゴールドメンバーでポイントをいっぱい持っていたので、六本木の「グランド・ハイアット」、新宿の「パーク・ハイアット」、虎ノ門の「アンダーズ」には度々無料で宿泊していた。

 

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現役を退いてからは訪れることも少なくなり、久し振りの訪問。

エレベーターホール前のこの像も懐かしい。

 

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今夜のお店は、『ザ・フレンチ・キッチン』。

エントランスでコートを預け、今夜のテーブルに案内してもらう。

 

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エントランスからダイニングまでのアプローチには、大きなワインセラーが並ぶ。

 

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ダイニング中央の通路の左右に、テーブルが配置されている。

 

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ディナーの営業開始時間と同時に入店したので、他に客は居ない。

奥にはオープンキッチン。

 

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今は客は居ないが、一時間後にはテーブルの半分以上が埋まった。

 

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私達の席は、ボックスシート。

最近、何故かボックスシートに案内されることが多い。

 

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ちぃさんと新年最初のディナーなので、シャンパーニュを抜栓。

シャンパーニュの南部、コート・デ・パール地区のヴーヴ・ドゥソーが造る、キュヴェ・レテルニテ、バイ・エルネスティーヌ・ドゥソー、ブリュット。

 

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ヴーヴ・ドゥソーは小さな家族経営のメゾンで、現当主は三代目。

ぶどう栽培はリュット・レゾネで、樹齢は50~60年が中心。

15haの自社畑で栽培されているぶどうは大部分がピノ・ノワールで、シャルドネは30%ほどで、ピノ・ムニエはごく少量。

 

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シャンパーニュを注いでもらうと、弾ける泡に心が浮き立つ。

 

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今年もよろしくお願いしますの乾杯。

 

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抜栓したばかりは酸味が強く感じたが、しばらく置くと落ち着いてきた。

青リンゴ、グレープフルーツの爽やかな香り。

口に含むと、オレンジや熟した洋梨、続いてトーストのニュアンス。

ぶどうはピノ・ノワールとシャルドネ。

比率は不明だが、作付面積と同じだとすると、70%と30%。

リザーブワイン比率も不明だが、毎年ワインの50%をリザーヴしているそうなので、比率は高いようだ。

ちぃさんと過ごす、「グランド・ハイアット東京」の『ザ・フレンチ・キッチン』での楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

六本木の国立新美術館で開催されている”メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年”のご紹介の続き。

絵画や美術史に全くの素人が観た、絵画展の勝手な感想です。

 

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”メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年”には、メトロポリタン美術館が所蔵するヨーロッパ絵画約2,500点の中から、名画65点(46点は日本初公開)が展示されている。

 

ニューヨークのメトロポリタン美術館には数回訪問し、多くの絵に馴染みがあるので、今回の企画展を楽しみにしていた。

 

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今回の展示は三部構成となっている。

65点の珠玉の名画の中から、気になった絵画のご紹介。

一昨夜は第一部”信仰とルネッサンス”について、昨夜は第二部”絶対主義と啓蒙主義の時代”について記したので、今夜は第三部”革命と人々のための芸術”について。

第三部では、市民社会の発展を背景として絵画に数々の革新をもたらした19世紀の名画、18点が展示されている。

ロマン主義、写実主義、そして印象派、ポスト印象派の絵は好きなので、楽しみなコーナーだ。

あまりに有名な絵が並ぶので、説明は省略した方が良さそうだ。

 

まず目に飛び込んできたのは、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの「ヴェネツィア、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の前廊から望む」。

イギリスのロマン主義を代表する風景画家のターナーの絵は本当に美しい。

家に飾っておきたくなる絵だ。

 

次に目を引くのは、写実主義のギュスターヴ・クールベ。

「漁船」は存在感がある。

日本初公開の絵だ。

 

The Young Bather, Gustave Courbet (French, Ornans 1819–1877 La Tour-de-Peilz), Oil on canvas

その隣には「水浴する若い女性」。

こちらも日本初公開。

クールベは裸婦像も多く描いているが、この絵では女性の肉のたるみやセルライトまで精緻に描かれている。

でもこの絵を観ていると、裸婦像は正確に写実すればよいというものではなく、やはりロマンが必要だと感じてしまう。

因みにクールベの「世界の起源」(ここで絵を掲載するのは公序良俗に反すると思われる)は女性の下半身を描いた作品で、19世紀で最も猥褻な絵と称されている。

 

ハッとする瞬間の美しさを持っているのは、ジャン=レオン・ジェロームの「ピュグマリオンとガラテア」。

ジャン=レオン・ジェロームは19世紀後半のアカデミズム絵画を主導した人物。

自分が製作した彫刻に恋焦がれたキプロス王、ピュグマリオンの願いを聞き入れ、ヴィーナスが女性像に命を吹き込み、大理石から人間に変容する瞬間が美しく描かれている。

上半身は生身の人間になっているが、脚はまだ大理石のままのガラテアをピュグマリオンが情熱的に抱き留め、キスをしている姿だ。

この絵はロマンがあり好きだ。

 

このあとは、カミーユ・コローの「遠くに塔のある川の風景」、オノレ・ドーミエの「三等客車」、フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテスの「ホセ・コスタ・イ・ボネルス、通称ペピート(1970年没)」、エトゥアール・マネの「剣を持つ少年」と続く。

 

次に登場するのは、オーギュスト・ルノワールの「海辺にて」。

この絵は日本初公開。

ルノワールの絵があると心が和む。

 

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同じくルノワールの「ヒナギクを持つ少女」。

とても有名な絵だ。

この絵を観ると、あどけない顔は可愛いが、少女にしては胸が大きいと思うのは私だけだろうか。

 

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ルノワールと同じく19世紀後半に活躍したフランスの画家、シャルル・シャプランの「A Song Silenced」のほうが少女らしい。

この絵も好きだ。

実物は広尾のフレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で観ることができる。

 

コロナ前の最後のフランス旅行では、オルセー美術館でルノワールを始め、ゴーギャン、ゴッホなど多くの名画を観ることが出来た。

次は何時になったら海外に安心して行けるのだろうか。

 

オルセー美術館の記事はこちら。

 

ピンクと緑 踊り子

クロード・モネの「木馬に乗るジャン・モネ」に続いて展示されているのは、エドガー・ドガの「踊り子たち、ピンクと緑」。

印象派のドガが描く踊り子はあまりに有名。

動きの中の一場面を切り取り描く手法には浮世絵の影響が見て取れる。

この絵を描いた頃はドガの視力は著しく衰えていたそうだが、作品の躍動感や色彩にはそれを感じさせないものがある。

 

花咲く果樹園 by フィンセント·ファン·ゴッホ

ポール・ゴーギャンの「タヒチの風景」に続き、フィンセント・ファン・ゴッホの「花咲く果樹園」。

パリから南仏アルルに移り住んだゴッホは、果樹園の絵を多く描いている。

昨年の秋にゴッホ展を観たばかりなので、ゴッホの作品の変遷はまだ頭に入っている。

 

ゴッホ展の記事はこちら。

 

ガルダンヌ 作: ポール・セザンヌ

ポール・セザンヌの「ガルダンヌ」。

南仏のガルダンヌ村を描いた絵には、絵の具を塗っていない下地がそのまま残った部分があり、それが空の青、屋根の赤、樹々の緑を一層引き立てる役割を果たしている。

これも好きな絵だ。

 

リンゴとナシのある静物 作: ポール・セザンヌ

同じくセザンヌの有名な「リンゴと洋ナシのある静物」。
リンゴと洋ナシの圧倒的な存在感。
机も壁も歪んだり撓んだりしているように見えながら、どっしりとした安定感、構成を感じさせる。
この絵も日本初公開。
 

アルフレッド・シスレーの「ヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌの橋」。
初期印象派らしい落ち着きがあり、色遣いが美しい作品だ。
この絵も日本初公開。
 
睡蓮、1916-19 作: クロード・モネ
クロード・モネ、「睡蓮 1916-19年」。
日本初公開。
今までよく見ている「睡蓮」とは異なる、不思議な「睡蓮」。
白内障に侵されていたモネの眼を通して見える「睡蓮」は、抽象表現主義の先駆けと評価されている。
この絵の前にはベンチが置かれていたので、真ん前に座ってしばし眺めてしまった。
ジベルニーの庭には未だ行く機会が無く、「睡蓮」を見る度に元気なうちに観に行きたいと思う。
 
今回の”メトロポリタン美術館展”はとても楽しく、あっという間の二時間だった。
ディナーの約束が無ければもっと見ていたかったが、時間切れとなったので会場をあとにする。
この続きは、また何時か。
 
 
 

 

 

 

 

六本木の国立新美術館で開催されている”メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年”のご紹介の続き。

絵画や美術史に全くの素人が観た、絵画展の勝手な感想です。

 

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”メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年”には、メトロポリタン美術館が所蔵するヨーロッパ絵画約2,500点の中から、名画65点(46点は日本初公開)が展示されている。

 

ニューヨークのメトロポリタン美術館には数回訪問し、多くの絵に馴染みがあるので、今回の企画展を楽しみにしていた。

 

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今回の展示は三部構成となっている。

65点の珠玉の名画の中から、気になった絵画のご紹介。

昨夜は第一部”信仰とルネッサンス”について記したので、今夜は第二部”絶対主義と啓蒙主義の時代”について。

第二部では、君主による絶対主義体制が強化された17世紀から、啓蒙思想が隆盛となった18世紀にかけての名画、30点が展示されている。

 

06_フェルメール《信仰の寓意》

第二部では何と言ってもヨハネス・フェルメールの「信仰の寓意」が目を引く。

これはフェルメールの作品の中で唯一の歴史画。

オランダはプロテスタントの国。

カトリックは公の場所でのミサは禁止されているが、個人の住宅内では黙認されていた。

この女性はカトリックの信仰そのものを表し、キリスト教を示す多くのモティーフが描かれている。

フェルメールは結婚を機にカトリックに改宗したと言われている。

この作品は日本初公開。

 

日本でフェルメール展を観に行ったのは、2018年の秋。

その時の記事はこちら。

 

そしてコロナ前最後の海外旅行となった2019年のウイーンとドブロヴニクへの旅でも、ウイーンの美術史博物館でフェルメールの作品を鑑賞している。

その時の記事はこちら。

 

第二部で存在感を示していたのは、ペーテル・パウル・ルーベンスの「聖家族と聖フランチェスコ、聖アンナ、幼い洗礼者聖ヨハネ」。

縦1.75m、横2.09mの大作。

幼子キリストを中心とする構成美は見る者を魅了する。

この作品も日本初公開。

 

ベラスケスの精緻な人物像の二作品も素晴らしかったが、私の目を引いたのはサルヴァトール・ローザの「自画像」。

詩人であり俳優でもあった多才な知識人であり、多くの自画像と共に奇怪な絵を描いた画家というイメージ。

頭蓋骨にギリシャ語で”見よ、いつ、いつ”と書いているこの自画像は、内に秘めた激しい気性を見事に表現している。

これも日本初公開。

 

サルヴァトール・ローザの奇怪な絵画の例を挙げるとすれば、この「デモクリトス」もその内のひとつだ。

 

カラヴァッジョは好きな画家のひとりで、イタリアを始め色々な美術館で観ている。

この絵もニューヨークのメトロポリタン美術館で鑑賞している。

この「音楽家たち」は中性的な若い男性達が描かれ、そのうちの一人、右奥の男性がカラヴァッジョ本人。

右手前の男性が手に持っている楽譜は解読され、ギリシャ神話のイカロスを主題にしたソネットが記されているのだそうだ。

有名な作品だが、日本初公開。

 

ラ・トゥール 女占い師

次に印象に残ったのは、絵画展のポスターに使われている、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「女占い師」。

占い師の老婆がコインを見せながら若い男の気を引き、その間に三人の娘たちが男の金品を盗もうとしている。

この作品も日本初公開。

 

クラーナハ 不釣り合いなカップル 老人と若い女

絵画に美や崇高さを求めてしまう私には理解し難いのだが、公序良俗に反するテーマの絵画も多い。

これはルカス・クラーナハ(父)の「不釣り合いなカップル 老人と若い女」。

老人は若い女の胸に手を当て、若い女は冷静な顔をして右手を老人の金袋に挿し入れている。

 

クラーナハ 不釣り合いなカップル 老女と若い男

こちらは逆ヴァージョンの絵で、「不釣り合いなカップル 老女と若い男」。

こちらは老女が若い男に金を渡している。

愛情は金では買えない、金で買う愛情は本物ではない、という教訓的な絵画なのだそうだ。

これらの絵は2019年12月4日から2月28日まで国立新美術館で開催(コロナによる緊急事態宣言発出で2月末で終了)された、”ブタペスト西洋美術館&ハンガリー・ナショナル・ギャラリー所蔵 ブタペスト-ヨーロッパとハンガリーの美術400年”に出品された作品。

 

その時の記事はこちら。

 

オランダの風俗画と言えば、ヤン・ステーン。

今回来日しているのは「テラスの陽気な集い」で、日本初公開。

左端でにこやかに椅子に腰かけているのがヤン・ステーン本人。

真ん中の女性は胸の谷間に花を挿し、絵を見る者に妖艶に微笑んでいる。

猥雑ささえ感じる風俗画だ。

彼は副業で居酒屋を営んでいたので、その風景の一コマなのだろう。

 

強烈な印象を残したのが、マリー・ドニーズ・ヴィレールの「マリー・ジョセフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ(1868年没)」。

この絵も日本初公開。

18世紀後半になると女性の社会進出が進み始め、画家を職業とする女性が現れる。

その先駆けはマリー・アントワネットの専属画家のエリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン。

その次の世代がこのマリー・ドニーズ・ヴィレール。

余分な装飾を排し中心人物にのみ意識を集中させる構図は素晴らしく、中心人物は精緻に描かれドレスの質感まで感じ取ることが出来る。

キャンバスと筆を持ちこちらに鋭い視線を向ける若い女性は疲れているようにも見えるが、その眼差しの奥には強固な意志が存在している。

 

ラ・シャトル伯爵夫人

エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブランの絵も来日している。

「ラ・シャトル伯爵夫人」は宮廷画家としての素晴らしい力量を感じさせる。

 

Self-portrait

画家として成功を収めたヴィジェ・ル・ブランは、本人自身美貌の持ち主だったようだ。

自画像なので修正が入っているとは思うが、確かに美人だ。

 

ルブラン2

こちらは35歳の時の自画像。

ちょっと若作りに描き過ぎているのではと思う。

 

ヴィーナスの化粧

もう一点だけ印象に残った絵を挙げると、フランソワ・ブーシェの「ヴィーナスの化粧」で、日本初公開。

この絵はブーシェのパトロンであったポンパドゥール夫人の化粧室を装飾するために描かれたもので、原題は「The Toilet of Venus」。

この絵を観て愛らしいと感じるか享楽的と感じるかは見る人次第。

絵の構成力は素晴らしく、見る者を魅了することは確か。

ヴィーナスのあどけない顔と豊満な肉体がアンバランスだが、当時はこのような女性が美の象徴だったのだろう。

 

第三部は、”革命と人々のための芸術”。

今夜中に、第三部まで書こうと思っていたが、長くなったので明日に譲ることにします。

 

 

 

 

 

 

先日のこと、積雪の天気予報にもめげず、乃木坂駅に降り立つ。

 

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駅構内にも、国立新美術館の企画展のポスター。

 

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乃木坂駅直結の国立新美術館に向かう。

 

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入口への長いアプローチに出ると、外は雪。

ガラスの屋根がある部分を進む。

 

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通路から外を見ると、細かい雪が激しく降っている。

 

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まだ午後3時前だが、空は鉛色。

 

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9日の初日は混むと思い、わざわざ二日目の15時のチケットを買っておいたが、よりにもよってその日が大雪注意報とは。

 

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観に来た企画展は、”メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年”。

15時と同時に入場。

入口にはニューヨークのメトロポリタン美術館の大きな写真。

撮影OKなのはここまでで、以降は撮影不可。

 

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たっぷり二時間をかけ、素晴らしい絵画の数々を鑑賞。

出口には今回展示されている絵画の年代と場所を紹介するヴィデオ上映。

ここには”撮影可”の大きな張り紙。

 

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出口は売店に接続していて、”MET”の様々な記念グッズが販売されている。

中でも目を引いたのは、複製画。

筆のタッチまで忠実に再現されていて素晴らしいが、どれも十数万円もする。

 

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”メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年”には、メトロポリタン美術館が所蔵するヨーロッパ絵画約2,500点の中から、名画65点(46点は日本初公開)が展示されている。

 

The facade of a building composed of three triumphal arches joined by huge pairs of columns with a very wide tiered staircase leading up to the center arch. Two red Met-branded banners frame the center arch.

ニューヨークのメトロポリタン美術館には数回行ったことがある。

初めて訪問したのは約30年前で、日本ではなかなか観ることができないフェルメールの作品に感激したことを思い出す。

 

その時に観たのは、「水差しを持つ女」。

残念ながら今回は来日していない。

来日しているのは、「信仰の寓意」。

 

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今回の展示は三部構成となっている。

64点の珠玉の名画の中から、絵画にも美術史にも素人の私が気になったものを少しご紹介。

まずは第一部”信仰とルネサンス”。

ここでは15世紀から16世紀にかけてのイタリアと北方のルネサンスを代表する画家たちの作品、17点が展示されている。

 

ここでまず目を引いたのは、カルロ・クリヴェッリの「聖母子」。

1480年頃の作品だが、この細密さと立体感は驚き。

二人が見ているのは、左下に居る蝿。

蝿は悪の象徴で、聖母子に悪が忍び寄っていることを暗示している。

この作品は日本初公開。

 

ラファエロ・サンツィオ(サンティ)の「ゲッセマネの祈り」。

ラファエロらしい優しさが好きだ。

この作品も日本初公開。

 

ルカス・クラーナハ(父)の「パリスの審判」。

「パリスの審判」と聞くと、1976年にパリで行われたフランス・ワインとカリフォルニア・ワインのブラインド・テイスティングで、シャルドネの部でシャトー・モンテりーナが、カベルネ・ソーヴィニヨンの部でスタッグス・リープが勝利した大事件を思い出す。

話しを絵に戻すと、クラーナハは同じモチーフの絵を多数描いており、それぞれの構図が微妙に異なっている。

この「パリスの審判」は、ヘナ、アテナ、アプロディテの三人の女神を横向き、正面、背面の構図で描いていて、数多くの「パリスの審判」の中でも素晴らしい作品と言える。

これも日本初公開。

 

第一部の17点の絵画の中で圧巻の存在感を放っているのは、エル・グレコ(ドメニコス・テオトコプーロス)の「羊飼いの礼拝」。

エル・グレコは「羊飼いの礼拝」を何枚も描いているが、晩年のこの作品は一番の名作だと思う。

これも日本初公開。

 

Venus and Adonis-Titian The Metropolitan Museum of Art

ティツィアーノ・ヴェチェッリオの「ヴィーナスとアドニス」。

危険な狩りに出ようとするアドニスを心配して止めようとするヴィーナス。

ティツィアーノはこの主題の絵を何枚も描いている。

これも日本初公開。

ティツィアーノの絵は好きで、イタリアを始め色々な美術館に観に行った。

コロナ前最後の海外旅行、ウイーンとドブロヴニクへの旅では、ウイーンの美術史博物館でティツィアーノやラファエロを観たことを思い出す。

 

その時の記事はこちら。

 

Vecellio di Gregorio Tiziano Venus and Adonis 1554 Museo Nacional del Prado

これはプラド美術館所蔵の「ヴィーナスとアドニス」。

メトロポリタン美術館所蔵の絵とどこが違うのか、間違い探しのようで面白い。

 

Venus and Adonis Peter Paul Rubens

ところで、メトロポリタン美術館にはルーベンスが描いた「ヴィーナスとアドニス」もある。

ルーベンスの構図はティツィアーノと真反対となっている。

記事が長くなったので、第二部、第三部のお話しはまた明日。

 

 

 

 

 

 

 

丸の内のフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

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今夜のヴィアンドは、鴨、白いんげん豆。

牛蒡のチップが添えられている。

 

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鴨はミンチにして豚の背脂で包み、低温の油で調理されている。

ソースは白いんげん豆のピューレ。

 

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ソミュール・シャンピニーを飲んだ後は、ボルドーとスペインの赤を飲み較べ。

 

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スペインの赤は、ファミリア・フェルナンデス・リベラが造る、コンダード・デ・アサ、クリアンサ、2018年。

 

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カスティーリャ・イ・レオンのリベラ・デル・デュエロのワインで、神の雫に登場した人気の赤。

 

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プルーン、ブラックベリー、カシスの香り。

濃厚な果実味、強いタンニン、そしてシガー、なめし皮、スパイス、樽のニュアンスを持つ、フルボディ。

クリアンサなので、樽と瓶で二年以上、その内6ヶ月以上をオークの小樽で熟成されている。

ぶどうはテンプラニーリョ100%。

 

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ボルドーは、シャトー・ギュボ・プレザンス、2016年。

 

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シャトー・ギュボ・プレザンスは、ドルドーニュ川とガロンヌ川の間、アントル・ドゥ・メールのタラゴンにある、評価の高いシャトー。

 

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二種の赤ワインの飲み較べ。

左側がシャトー・ギュボ・プレザンス。

ブラックベリー、ラズベリー、カシスの香り。

豊かな果実味としなやかなタンニンが調和するエレガントなボディー。

セパージュは、メルロー75%、カベルネ・ソーヴィニョン25%。

 

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デセールは、三種盛合わせ。

 

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生チョコレート。

 

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ベイクドチーズケーキ。

 

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フルーツのパウンドケーキ。

 

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デセールにもボルドーの赤。

 

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今夜飲んだワイン達。

シャンパーニュ二種は美味しく、赤の三種飲み較べも楽しかった。

 

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満腹かつ飲み過ぎで『エリックス バイ エリック・トロション』をあとにする。

 

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酔いを醒ますため、雪の丸の内を少し散策。

10cmの積雪があったそうだが、舗道はもうシャーベット状。

行幸通りから見る東京駅丸の内駅舎は美しい。

 

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丸の内仲通りの雪もほとんど溶けてしまった。

 

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寒い冬に見ると、ステンレス製の”SPIRAL. UQ”が一層シャープに見える。

 

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マイケル・リーチ像は雪の中でも半袖短パン。

 

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ティファニーまで歩いてきた。

そろそろ電車に乗り、帰ることにする。

 

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最寄り駅に着くと、雪を見たさに近くの公園へ。

トレッキングシューズを履いているので、雪の道でも滑る心配は無い。

 

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今日の雪が激しかったことがわかる。

 

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雪は積もっているが、公園内の遊歩道の雪は消えている。

公園内を一回りして雪を楽しみ、家路につく。

 

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一夜明けた朝。

昨夜のフレンチのフルコースと大量のワインのカロリーを消費するため、ジムにトレーニングに行く。

昨日の雪が嘘のような青空。

空の青と、枝に付いた雪の白のコントラストが美しい。

雪の丸の内での楽しいシャンパーニュ・ディナーでした。

 

 

 

 

 

 

丸の内のフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

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今夜はシャンパーニュ・ディナー。

 

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飲んでいるシャンパーニュは、シャスネ・ダルス、キュヴェ・ロゼ、ブリュット。

 

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バゲットが届く。

これが美味いのだ。

 

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第二のアントレは、フォアグラ、ひよこ豆、ほうれん草。

 

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生ハムで巻いたほうれん草の上には、フォアグラ。

淡い黄色ののソースは、ひよこ豆。

 

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シャンパーニュ・ロゼを二杯飲んだ後は、次のシャンパーニュをお願いする。

 

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ガストン・シケ、ブリュット、トラディション、プルミエ・クリュ。

 

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ガストン・シケはヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のディジー村に本拠地を置く、評価の高い人気のレコルタン・マニピュラン(R.M.)。

 

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バックラベルに書かれたセパージュは、ピノ・ムニエ40%、ピノ・ノワール25%、シャルドネ35%。

 

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黒ぶどうの濃厚な果実味を持つ、骨太なシャンパーニュ。

ガストン・シケのプルミエ・クリュは美味い。

 

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第三のアントレは、ポーク、コートレット、バルサミコ。

手前に散らされているのは、アーモンドチップ。

 

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コートレットは日本のカツレツの原型。

日本風に言えば、ポークカツレツ。

合わせるのは、バルサミコソース。

 

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続いてポワソンが届く。

鰆、牛蒡。

 

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低温の油で調理された鰆のコンフィ。

鰆は冬が旬、肉厚の鰆が美味い。

ソースは、牛蒡のピューレ。

 

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ガストン・シケを二杯飲んだ後はシャスネ・ダルスに戻り、ポワソンにロゼを合わせる。

 

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軽快に飲み進み、結局二本のシャンパーニュを空けてしまった。

この二つのミュズレはコレクションに加えることにしよう。

 

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肉料理に合わせ、赤ワインを選ぶ。

ロワールのラ・ソース・デュ・ルオーが造る、ソミュール・シャンピニー、ル・シャン・フー、2015年。

 

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ソミュール・シャンピニーに10haのカベルネ・フランの畑と、2haのシュナン・ブランの畑を保有し、ぶどう栽培はビオディナミ。

バックラベルにはEUのオーガニック認証マーク、ユーロリーフが付いている。

 

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豊かな赤い果実の香り。

凝縮した果実味のあとには、黒い土やシガーのニュアンス。

ぶどうはカベルネ・フランで、地下9mにある石灰岩の洞窟で熟成されているそうだ。

彼女と過ごす、雪の丸の内の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

新年早々、東京が大雪に覆われた日のこと。

池袋東武で開催された高知県の高木酒造の販売会で日本酒を購入した後、東京駅に移動する。

 

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販売会に行くことを急遽決めたがそれだけで帰りたくなかったので、彼女に連絡を取り、夕方に会う約束をした。

 

販売会の記事はこちら。

 

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夕方早い時間にもかかわらず、1階ロビーには人の姿は少なく、皆さん傘を持って家路を急いでいる。

こんな雪の日にのんびり飲んでいて良いものか少し不安になる。

 

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「オフィスの近くでシャンパーニュを飲みたい」という彼女のリクエストに応じて予約したのは、『エリックス バイ エリック・トロション』。

 

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店頭には新年の飾りつけ。

 

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入店すると、窓の先に見えるのは東京駅丸の内駅舎。

 

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駅舎の屋根が雪に覆われ、北欧の街の景色を観ているようだ。

 

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店内には左側の壁と奥の窓側にテーブル席が並ぶ。

 

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そして店の中央にはカウンター席。

カウンター席はセラーになった壁に面し、このセラーの裏側に厨房がある。

 

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セラーには銘醸ワインが並ぶ。

セラーの上の黒板には、フランス国家最優秀職人賞(M.O.F.)受賞と書かれている。

エリック・トロションは日本の人間国宝に相当するM.O.F.の受賞者なのだ。

 

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彼女が到着し、さっそくシャンパーニュを注いでもらう。

 

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シャスネ・ダルス、キュヴェ・ロゼ、ブリュット。

これは初めて飲むシャンパーニュ。

 

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シャスネ・ダルスは、シャンパーニュ地方の最南端、コート・デ・バール地区にあるコーポラティブ・マニピュラン(C.M.)。

130の生産者と325haの広大な畑を傘下に持ち、近代的な醸造設備を保有している。

 

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フランボワーズやストロベリーの香り。

豊かな果実味を持つ、美味いシャンパーニュだ。

セパージュは、ピノ・ノワール65%、シャルドネ35%。

瓶内熟成期間は3年間と長い。

 

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アミューズ・ブーシュは、タルト生地に入った、アプリコットを練り込んだサワークリーム。

上には柿が乗っている。

 

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一皿目のアントレは、旬魚、キャビア、大根。

 

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真鯛で紅心大根を巻き、上にはキャビア。

 

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トマトとオリーブのソースとの相性もよく美味い。

彼女と過ごす、雪の丸の内の楽しい夜は続きます。