六本木の「グランド・ハイアット東京」の『ザ・フレンチ・キッチン』でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
今夜はプリフィックスのコース料理を予約している。
メニューを検討し、料理を選ぶ。
ナプキンの横に置かれている銀のケースの上筒が抜かれると、中には、バター。
すぐにパンが届く。
これが美味しく、私はお代わりしていただく。
冷たいアントレは、二人とも同じものを選んだ。
サスティナブルなサーモンの自家製スモーク、ウズラの卵、イクラ、ガーリッククルトン。
大きなサーモンのスライスが三切れ。
思った以上に食べ応えがあり、美味い。
合わせて飲んでいるシャンパーニュは、ヴーヴ・ドゥソー、キュヴェ・レテルニテ、バイ・エルネスティーヌ・ドゥソー、ブリュット。
一本目はあっという間に飲んでしまい、二本目を抜栓。
温かいアントレは、別々の料理を選ぶ。
ちぃさんが選んだのは、北海道産ホタテのポワレ、セルリアックピューレ、赤キャベツの煮込みとクリスピーに仕上げたハム。
セルリアックはセロリの変種で、大きな根を食べる根菜。
私が選んだのは、エスカルゴのブルゴーニュ風、ハーブバター、クルトン。
エスカルゴのブルゴーニュ風は大好きな料理。
少しずつ料理を交換し、味わうのも楽しい。
オニオングラタンソース。
大きな器にいっぱいのスープは見ただけでお腹がいっぱいになってしまいそう。
この器を見ると、何時もアニメ、「ウォレスとグルミット」を思い出す。
器の耳で、ウォレスを連想してしまうのだ。
中にはオニオンだけでなくカットされたバゲットも幾つも入っている。
濃厚熱々のスープはすこぶる美味いが、完食するともうお腹が出来上がってしまった。
シャンパーニュを飲み続けながら、白ワインをグラスで飲むことに。
選んだワインは、レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン、ヴィレ・クレッセ、2019年。
ムルソーの巨匠、コント・ラフォンがマコネ地区で手掛けるシャルドネ。
濃密な果実味、素晴らしい凝縮感、しっかりしたストラクチャーを持つ力強いボディだが、綺麗なミネラルと酸を持つので洗練された仕上がり。
流石コント・ラフォンのヴィレ・クレッセは美味い。
ぶどう栽培はビオディナミ、600Lの大樽で12ヶ月間熟成。
シャンパーニュとヴィレ・クレッセの並行飲みも楽しい。
「グランド・ハイアット東京」には色々なオブジェが置かれている。
『ザ・フレンチ・キッチン』のエントランスにある洋梨は存在感がある。
ダイニング内にはまだクリスマスを思わせる菓子の飾りも。
マカロンのツリーとブッシュドノエル。
六本木の『ザ・フレンチ・キッチン』でちぃさんと過ごす素敵な夜は続きます。