2月初旬のウォーキング。
UFOのような雲を見付けた。
ひょっとしたら、UFOが雲の衣をまとってカモフラージュしているのかもしれない。
初めての住宅街をウォーキングしていると、大きな柑橘の樹があった。
これは橙なのだろうか。
柑橘類は種類が多いので、デコポンや文旦などでない限り、実を見ただけでは見分けがつかない。
冬は花の数が減るので、柑橘の黄色は街に彩りを添えてくれる。
振り向くと、道を挟んだ向かいのお宅にも柑橘の樹。
その先の家にも黄色の大きな実がたわわに実っている。
ここでは庭に柑橘を植えるのが決まりなのだろうか。
それとも皆さんご親戚で、柑橘類がお好きなのだろうか。
そのお隣のお庭にあるのは、小さな金柑。
実は小さいが、柑橘類であることに違いは無い。
こんな道を歩いていると、柑橘類を食べたくなった。
すると八百屋があったので、店頭で売られていた大きな伊予柑を買ってしまった。
直径30cmの皿が小さく見える。
ひょっとしたら、柑橘類を庭に植えた家々はこの八百屋さんの親戚なのかもしれない。
12月末のウォーキングではこんな大きな柑橘の樹を見付けた。
これは鬼柚子で、柚子の10倍ほどの大きさがある。
鬼柚子と言っても柚子の仲間ではなく、文旦の亜種。
文旦と言われると、実が巨大な訳がわかる。
左が鬼柚子で、右が柚子。
実は大きいが中身のほとんどは白いスポンジ状で、真ん中の果肉は小さく、パサついていて美味しくない。
白いスポンジ状の部分は栄養豊富なので、皮と一緒に砂糖煮にして食べると美味い。
伊予柑を背負って歩いていると、真っ赤な花を見付けた。
今の時期、山茶花以外で真っ赤な花を見ることは少ない。
これは、アオイ科イチビ属のウキツリボク(浮釣木)で、流通名はチロリアンランプ。
ブラジル原産で、開花期は6月~10月なのだが、何故か真冬に咲いている。
実は赤い花ではなく、黄色いのが花で、赤いのは咢。
花言葉は、”さまざまな愛”、”尊敬”、”恋の病”、”真実は一つ”、”憶測”。
今夜は、最近気に入っているオーガニックワインを開栓。
カスティーリャ・ラ・マンチャ州のボデガス・パラ・ヒメネスが造る、パラ・ヒメネス、オーガニック、カベルネ・ソーヴィニヨン、2019年。
実はこのワイン、2020VTを飲んでいるが、酒販店でエチケットが違うボトルを見付けたので思わず買ってしまった。
あとでよく見ると、同じカベルネ・ソーヴィニヨンのヴィンテージ違いで、2019VTだった。
ボデガス・パラ・ヒメネスはスペインのオーガニックワインのパイオニア。
2003年にはビオディナミ認証を取得している。
バックラベルには、EUのオーガニック認証マークのEuro Leaf、デメテールのバイオダイナミック認証マークのdemeter、ヨーロッパベジタリアン連合のヴィーガン認証マークのV-LABELが付いている。
パラ・ヒメネスを紹介する小さな可愛いリーフレットは三つとなった。
色合いは2020VTと同じく、濃いガーネット。
ブラックベリー、ダークチェリー、プラムなどの黒果実の香り。
口に含むと、2020VTに較べて最初は酸味が少し強かったが、飲み進むうちに果実味、酸味、タンニンのバランスが良くなった。
どんな料理にも合わせやすいミディアムボディの美味いワインだ。
左がシャルドネ、2020年。
右がカベルネ・ソーヴィニヨン、2020年。
そして真ん中が今夜飲んだカベルネ・ソーヴィニヨン、2019年。
どのエチケットもとても素敵だ。
良質のオーガニックワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。