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星籠の海（せいろのうみ）上下巻
島田荘司 著
講談社文庫
島田荘司さんの本格推理小説 御手洗潔シリーズ、第27作です。
01. 占星術殺人事件
02. 斜め屋敷の犯罪
03. 御手洗潔の挨拶
04. 異邦の騎士
05. 御手洗潔のダンス
06. 暗闇坂の人喰いの木
07. 水晶のピラミッド
08. 眩暈
09. アトポス
11. 御手洗潔のメロディ
12. Ｐの密室
13. 最後のディナー
14. ハリウッド・サーティフィケート
15. ロシア幽霊軍艦事件
16. 魔神の遊戯
18. 上高地の切り裂きジャック
19. ネジ式ザゼツキー
20. 龍臥亭幻想 上巻・下巻
21. 摩天楼の怪人
22. 溺れる人魚
23. UFO大通り
24. 最後の一球
25. リベルタスの寓話
26. 御手洗潔と進々堂珈琲
2019年3月に読んだ本を再読しました。当時の私は、かなりシンプルなレビューを書いていたようですね...（滝汗）
帯、裏表紙に書かれた説明
星籠の海 上巻
瀬戸内の小島に、死体が次々と流れ着く。奇怪な相談を受けた御手洗潔は石岡和己とともに現地へ赴き、事件の鍵が古（いにしえ）から栄えた港町・鞆（とも）にあることを見抜く。その鞆では、運命の糸に操られるように、一見無関係の複数の事件が同時進行で発生していたーーー。伝説の名探偵が複雑に絡み合った難事件に挑む！
星籠の海 下巻
織田信長の鉄甲船が忽然と消えたのはなぜか。幕末の老中、阿部正弘が記したと思われる「星籠（せいろ）」とは？数々の謎を秘めた瀬戸内で怪事件が連続する。変死体の漂着、カルト団体と死体遺棄事件、不可解な乳児誘拐とその両親を襲う惨禍。数百年の時を越え、すべてが繋がる驚愕の真相を、御手洗潔が炙り出す！
レビュー
2016年6月には、玉木宏さん主演で「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」というタイトルで映画化された作品の原作です。赤名修さんの漫画でコミックも出ています。
久しぶりの御手洗潔＆石岡和己ペア。「ロシア幽霊軍艦事件」直後の頃におきた事件。横浜から松山、福山っと 国内をペアで移動。「瀬戸内の小島に流れ着く死体」から徐々に巻き込まれていく二人。村上水軍、信長・秀吉、黒船などの歴史的なお話し．．．上巻が終わるけど謎だらけ。
下巻は様々な謎が次第に解けて・・・作品タイトルの「星籠（せいろ）」が何か、変死体が漂着する謎、カルト教団と死体遺棄などの謎も 分かってくる感じです。推理は御手洗がやってくれるので それを「ほぉ～なるほどぉ～」と眺めているような感じ。織田信長の鉄甲船、幕末の老中・阿部正弘などは 日本史でやってくれれば もっと勉強が好きになれたかも。
瀬戸内出身の方、日本史に興味がある方、御手洗と石岡ペアが活躍する御手洗シリーズファンの方、島田荘司ファンの方にはお勧めの作品です。
『風水吉凶方位』
嫌なタイトルのビジネス雑誌
ダイヤモンドの７月２５日号、嫌なタイトルですね。
巨大なフォントで「倒産」っとか、どんなセンスなんでしょうか．．．。
「大失業時代」なんていうのもついてて、「嫌だなぁ～」っと思いつつも中を読んでしまう．．．っていう作戦なんでしょうが。
中身は、コロナ関連で傷んだ業種、上場企業で倒産が懸念される会社などの一覧が載っているぐらいな「ライトな特集」だったりします。
自分の会社が倒産したとか、失業したとか．．．シビアな状況におかれた人たちは、この雑誌を見る余裕もないでしょうが。
自分の勤める会社や業界がヤバい、非正規雇用で失業するかもっていう人たちから見ると、この雑誌は「不安を煽って販売数を増やそうとしている」っと見られる可能性大ですね。
幸運にも自分の勤める会社や業界は大丈夫、正規雇用で失業の不安は少ないっていう人たちでも「倒産」「失業」というワードには敏感になっているから、あまりいいイメージは抱かないですね。
明るい未来希望ｗ