こんにちは、咲おりです。
突然ですが
我が家の新聞は日経新聞です。
（紙好きなので紙の…）
1面に春秋、というコラムがあるんですけど
今日のコラムが
ドラマ「きのう何食べた？」
のワンシーンだったんです。
中年のゲイのカップルを描いた作品で
原作は漫画です。
コラムに書かれていたシーンは
主人公の一人、
シローさんのお母さんが
「お母さん、史朗さんがゲイでも犯罪者でも、
史朗さんのすべてを受け入れる覚悟はできているつもりよ！」
と言い
それを聞いたシローさん、なんとも言えない表情をする…
というもの。
漫画では次のセリフは
「結局俺は母さんにとっちゃ犯罪者と同じか…」。
これを読んで…
どう思われます…？
シローさんのお母さんは
ゲイのシローさんを認めようと頑張っているんだけど
心から理解して納得できるわけもなく
認めてあげなきゃ！！…の状態。
口では全てを受け入れる、と言っていても
心の中ではとんでもない、と思っている。
相手に伝わるのは意識なので
シローさんには、俺は認められていない…
という思いが残る。
長年の価値観がすぐに変わるわけではない…、
それは当たり前のことですよね。
不登校も
同じようなことが言えるなぁと思って。
学校に行けないなら仕方がないし
行けない子どもを受け入れなきゃいけないのは分かっているから
子どもにもそう伝えるけど
心の中ではそうは思えない。
今まで持っていた価値観をすぐに変えることはできなくて当たり前で
どうにもならないことだと思います。
そしてそれは全く
悪いことだとは思いません。
無意識下で
お母さんはまだ私（僕）を認めていない…
ということは伝わっているだろうけど
受け入れたい、
というあなたの愛情も伝わっていると思うから。
今日の新聞のコラムを読んで
私達が本当に子どもを受け入れられるまで葛藤している時間って
あなたを尊重したい、
という意思表示をしている時間だな、と思ったんです。
不登校の子ども達はずっと
あなた自身でいい…と尊重されることが
少なかったのでは…と思います。
学校で散々、こうしたらいい、これが正解、
と叩き込まれますからね（私も叩き込んだ）。
だから…
時間は必要だと思います、本当に。
私達には、
学校へ行かなくても大丈夫、
と思えるまでの時間
が必要で
子ども達には、
私は今のままの私でいい、
と思えるまでの時間
が必要。
お互いに必要なものを得るまでの
絶妙に用意された時間です。
シローさんのお母さんのように
意識ダダ洩れでも、大丈夫。
漫画を読んだりドラマを見たり
リラックスして過ごしていきましょう
（秋に続編が放送されるそう
）
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