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皆さま、こんにちは!

 

一昨日のことですけど、久しぶりの北海道旅から帰ってきました。

今回は6泊7日の旅でしたが、

雨男の自分が一度も雨天に遭遇しなかったとか、スゴイと思いません?

その分、めっちゃ寒かったですけどね。

稚内市内の早朝(気温14度)、Tシャツ1枚はさすがきつかった…

 

JR北海道の駅はすべて見終えた自分。

今回の旅は、以前と様子が変わった駅の再訪問です。

8年ぶりに訪れたこちらは待合室が大きく変化した駅でした。

石北本線・東雲駅

石北本線・東雲(とううん)駅です!

東雲駅…りんかい線の東雲駅や東雲研究所、東雲はかせから

つい「しののめ」と読みがちですが、

こちらは難読することなく普通に「とううん」でしたよ。

駅名は地元の地名が由来しているみたいですね。

 

そんな東雲駅を前回訪れたのは平成24年10月のことです。

 

以前に訪問した時は、こんなブロック積みの待合室を備えてました。

c11113

 

この待合実、中は砂利敷きでジメっとした印象だったんですよね…

c11114

非常にマニア好みな待合室でしたが、その後に惜しくも撤去。

現在は代わりの待合室が設けられそうですよ。

待合室が変わった東雲駅を見たくて、

北海道を訪れるたびに訪問を企てたのですけど…

 

ところが東雲駅は一部の普通列車が通過するために列車本数が少なく、

その機会がなかなか見つけられなかったのです。

石北本線・東雲駅

隣りにある上川駅(特急停車駅)から歩けばいいじゃないかって?

片道5キロ以上を歩くのは、50過ぎのオッサンにはそれキツ過ぎぃ!

 

そこで今回は、東雲駅に訪れるためだけの日にちを設けました。

行きも帰りも列車に乗れて、駅に約30分滞在できる行程です。

石北本線・東雲駅

キハ40に乗って東雲駅に到着~!

この日が来ることを、どれだけ首を長くして待っていたことか…

 

それではお楽しみの待合室を見に行きましょう。

石北本線・東雲駅

 

待合室…待合室はいずこに…

石北本線・東雲駅

東雲駅の待合室は物置でしたの!?

JR北海道のCIと「JR東雲駅 待合室」のステッカーが貼られているので

間違いなさそうです。

ネットで情報は得てましたが、直視するとさすがに異様さを感じますね。

 

ホームと待合室の位置関係はこんな感じ、

元々ブロック積みの待合室があった場所に物置

もとい新待合室が置かれてました。

石北本線・東雲駅

 

旧待合室は砂利の上にポン付けされてたのでしょう。

形跡は跡形なく消え去ってましたわ。

石北本線・東雲駅

滞在時間に限りがありますので早々に待合室を観察します。

 

待合室が物置の駅と言えば宗谷本線・糠南駅が有名ですが、

糠南駅の待合室はヨドコウ製(ヨド物置)なのに対し、

東雲駅は田窪工業所製(TYストックハウス)でした。石北本線・東雲駅

世の中には「日本三大物置メーカー」というものがあるらしく、

ヨドコウ・イナバ・タクボがそれにあたるんですって。

 

待合室で使われている「TYストックハウス」は

昭和43年から販売されてるロングセラー商品とのこと。

ただし現在は新商品の「ストックマン」にモデルチェンジしたため、

待合室は中古品であることは明らかです。

石北本線・東雲駅

…となると、この物置はどこのご家庭で使用されてたモノなのでしょう?

残念ながら製造年等は表記されてませんでした。

 

外吊り式の扉を見るとキハ35系を思い浮かべるのは自分だけですかね?

石北本線・東雲駅

向かって右側の扉は滑りよく開きましたが、左側はかなりキツめです。

 

…というか左側の取っ手が外れてました。

石北本線・東雲駅

誰か力任せに開けちゃったのかな?

 

待合室の中にコレが置かれてましたが、

よくよく考えたら外れた取っ手だったんですね。

石北本線・東雲駅

 

待合室に側窓は設けられておらず、

扉を閉めたら真っ暗になるのじゃないかと心配しましたが…

石北本線・東雲駅

隙間バンザーイ!

あちらこちらが隙間だらけで、心配するほどの暗さじゃありませんでした。

タクボの物置がそのような仕様ではなく、

この個体特有の症状であることを念のために言っておきます。

 

待合室の中には駅ノートが置かれてましたよ。

石北本線・東雲駅

この駅ノートですが、訪問者が記帳したコメントに対し

駅裏の民家さんがコメント返しされてるようです。

このやり取りが読んでて楽しくて…

 

30分があっという間に過ぎ去ってしもうた。

石北本線・東雲駅

やはり上川駅から歩いて訪れ、

東雲駅で時間をのんびり過ごす行程の方が良かったかな?

 

再びキハ40に乗車して東雲駅を後にしました。

石北本線・東雲駅

こんな魅力いっぱいの東雲駅ですけど、

利用者が僅少なことを理由にこの春、地元の上川町が廃止を容認。

来年春の廃止に向け事が進められてます。

駅ノートによると、最近は全国から駅ファンが訪れてるみたいですね。

 

最後に…

東雲駅の待合室と同形の「TYストックハウス」は

中古品が20,000円~60,000円ほどで入手可能です(ヤフオク調べ)。

この出費で、自宅の庭で東雲駅ごっこが楽しめるんですね…

庭に中古の物置を建てたのと何ら変わりはありませんが。

 

なんなら新品はいかが?東雲駅ごっこ最高!

 

 

訪問駅リスト(JR線)

石北本線(新旭川駅-遠軽駅)

 

↑(新旭川駅方面)

南永山駅(平成29年5月25日)

東旭川駅(平成29年5月25日)

北日ノ出駅(平成24年10月25日)

桜岡駅(平成28年4月6日)

当麻駅(平成28年4月6日)

将軍山駅(平成28年4月6日)

伊香牛駅(平成28年4月6日)

愛別駅(平成28年4月6日)

中愛別駅(平成28年4月6日)

愛山駅(平成24年10月25日)

安足間駅(平成24年10月25日)

東雲駅(平成24年10月25日) ・待合室物置化後(令和2年8月29日)

上川駅(平成28年4月6日)

上白滝駅(平成24年10月25日)

白滝駅(平成24年10月25日)

旧白滝駅(平成24年10月25日)

下白滝駅(平成24年10月25日)

丸瀬布駅(平成29年5月23日)

瀬戸瀬駅(平成29年5月23日)

遠軽駅(平成29年5月23日)

↓(網走駅方面)

 

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