皆さま、おはようございます!
石北本線・北日ノ出(きたひので)駅です!
ここ、前々から訪れたかった駅でしたの。
宮脇俊三先生の著書「北海道690駅」(昭和58年刊)の巻頭カラーページに
北海道の仮乗降場(当時は駅じゃありませんでした)の
代表みたいな感じで載っていて、待合室がとても魅力的だったからです。
旭川駅からわずか11キロしか離れていないのに…
しかも、今話題の旭山動物園の最寄駅なのに、この様相ですから。
でで~ん!
北日ノ出駅は昭和35年に開業した北日ノ出仮乗降場が起源で、
国鉄時代は時刻表に載っていない停車場でした。
昭和62年のJR移行により晴れて駅に昇格、現在に至ってるとのこと。
単式ホームが1本あるだけの停留所タイプので、
ちょっと離れた場所に先ほどの待合室があるのですよ。
味わい深すぎますって。
Wikipediaによれば、
待合室の駅名標はしばらく「北日の出」と書かれていたそうです。
よく見ると、「の→ノ」に書き換えた跡が薄っすらと残ってますね。
待合室の駅名標に見える左右の空白スペースには、
縦書きで「確かな保険 農協共済」「貯金は農協へ」の文があったそうです。
よく見ると。ホーム端の駅名標も
「の→ノ」に訂正した形跡がありますな。
北日ノ出駅は訪れる駅ファンも多いようで、
待合室の中には駅ノートのほか、様々なグッズが置かれてましたよ。
駅ノートの他に、ティッシュペーパー、
ホッカイロに、ハンドタオル、携帯ラジオまで。
これでしたら万が一、終電に乗り遅れても、
ここで一夜を過ごすことが出来ますね!
いやいや、開業当時と違って現在は辺り一帯は工業地帯、
駅付近は、クルマの交通量も多いのですよ。
先にも書きましたけど、
旭川市内の中心部までわずか10キロですからね、ここは。
…とは言いながらも、普通列車の大部分が通過するようで、
上り列車は6本、下りは14時過ぎに4本が停車するだけなのです。
訪れるには、意外にハードルが高い駅でした。
コンクリートブロックで出来た重々しい雰囲気の北日ノ出駅。
秘境駅っぽい雰囲気が楽しめる旭川市内の駅をぜひご堪能あれ。
↑(新旭川駅方面)
北日ノ出駅(平成24年10月25日)
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