皆さま、おはようございます!
旅に出ると不思議なモノに遭遇することがありまして…
こちらは2年前に訪れた
石北本線・中愛別(なかあいべつ)駅でした。
入口のガラスをよ~くご覧くださいませ。
何か、シールを剥がした跡があるのが見えますよね?
黄色い帽子と「夏子の旅96」の文字が描かれているのですけど、
そもそも「夏子の旅」って何なんでしょう?
ここを訪れ、シール跡を見て疑問を持つ旅人は無数にいるようですけど、
その正体を明確にされた方は未だ現れず。
ネットで「夏子の旅」を検索すると
結局「中愛別駅に貼られているシールの正体は何ぞ?」
という疑問を呈したサイトに辿り着くループを繰り返しちゃうのでした。
平成8年に催されたキャンペーンという説が有力のようですが、
夏子さんの正体は? ’96年に何が行われたのか?
気になりますね~
えっ、気にならない!?
そんな謎が潜んでいる中愛別駅は大正12年、
石北本線(当時は石北線)上川駅延伸により開設された駅でした。
上川郡愛別町にある駅で、
駅名から愛別町の中心駅のように思いましたけど、
町の中核にあるのは愛別駅。
中愛別駅は閑散とした駅前風景が広がる長閑な駅でした。
駅の北方には、スキーやトレッキングで人気の中愛別山がありますので、
それに由来した駅名なのかもしれませんね。
駅舎のカタチは愛別(Aibetsu)のA?
余談ですけど、愛別町にある駅は
すべてが「A」の文字を模った駅舎を持つ資格を持った駅でしたよ。
駅舎の中です。
現在の駅舎は昭和63年の無人駅化後に建て替えされたモノ。
中愛別駅の1日の乗車客数は10人未満ですけど、
この規模の駅舎があるのは本当にありがたいです。
JR移行直後のJR北海道は
バブル景気真っ只中のレジャーブームに載って上々でしたので、
この駅舎もいわば、バブルの落とし子的なモノなのかもしれません。
余談ですけど、先に書いた「夏子さん」が登場した平成8年は
バブルが弾け、世の中全体が冷え切ってた時代でしたっけ。
お次はホームにイン。
中愛別駅は列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造。
国鉄時代と変わらぬ駅構造を保ち続ける駅でした。
2本のホームは跨線橋で結ばれてますが、
こちらは駅舎の改築に合わせて設置されたモノです。
ホームからも中愛別山の景色が楽しめますけど…
跨線橋からの眺めがベストだと思いますよ。
こりゃいいわ!
それにしても、4月半ばだというのにこの積雪量…
北海道は舐めたらいかんぜよ。
中愛別駅の「夏子さん」は顔が描かれてませんが、
どんな女性だったのでしょかね?
ちなみに自分は、「夏子さん」と聞くと
世良公則さんしか頭に思い浮かばない昭和な人間でしたけどなにか?
↑(新旭川駅方面)
中愛別駅(平成28年4月6日)
遠軽駅
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