皆さま、こんにちは!
昨年の4月、石北本線・愛別(あいべつ)駅に行ってきました。
それにしてもこの駅名…愛ですよ、愛!
そして別れ。
さぞ、昼ドラのような愛憎劇展開が待ち受けてると思いましたら
愛別駅、ごくごく普通の駅でしたっけ(当たり前か)。
ちなみに駅名の由来は「イラクサをのある川」を意味するアイヌ語の
「アイ=ペッ」から来てるそうです。
どうやら「「牡丹と薔薇」的な展開が待ってたわけではなさそうですね。
そんな愛別駅、
実は最近駅ファンをザワつかせていることがありまして…
本年7月から販売が開始された「わがまちご当地入場券」が
ここでも取り扱われているのですが、
無人駅なために駅前にある簡易郵便局で販売されてるのです。
ところが一般の商店とは違い、
簡易郵便局なため土日曜日は休業日、しかも開店時間も短いらしく、
ご当地入場券を入手するのにもっとも難易度が高い駅らしいのですよ。
そんでもって、郵便局の営業時間内に
愛別駅に到着する列車は上下合わせて6本のみしかないのです。
来月はご当地入場券目当てでここを再訪する予定でしたけど、
無事に切符が入手出来ればいいのですが…。
それにしてもこの日は4月だというのに、すごい量の積雪だこと。
しかし、愛別駅は恋愛ドラマのような苦難に見舞われることなく、
室内にすんなりと入ることが出来ました。
雪掻きしてくれたJRの社員さんに感謝しなきゃね。
愛別駅は大正11年に開設された駅でした。
駅舎は昭和40年代後半に建て替えされたモノ?
出札窓口が2か所もある規模の大きな駅舎ですけど、
今はここ、無人駅なのですよね。
過去のデータによれば、国鉄時代、
昭和58年時点での愛別駅の乗降客数は360人/日もあったようです。
閑散とした待合室からは想像できない数字ですって。
みんな、どこに行っちゃったのよ?
駅構内を見ても名所案内らしきモノは見当たらず。
そこで、「わがまちご当地入場券」のキャッチフレーズを見ると、
「屈指の生産量を誇るきのこのまち」だったようで。
愛別町では昭和47年からきのこ栽培が始まり、
えのきたけの生産量は、道内シェアの8割以上を占めてるそうです。
真の「きのこの山」は明治製菓ではなく、愛別町だったみたいですよ。
愛別駅は列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造でした。
2本のホームはどちらも砂利敷です。
三角屋根の待合室は道内でよく見かける仕様ですね。
愛別駅はこ線橋からの眺めが素晴らしいのですよ。
奥に見えるのはスキーやトレッキングで人気の中愛別山かしら?
個人的には構内で倉庫として使われているC10形コンテナもヨシ。
跨線橋からの眺めよりもこちらの方が興味津々だったと言ったら
地元の方に怒られそうですね。
最後は愛別駅を発車するキハ40の姿で〆ます。
話は変わりまして、JR北海道のサイトをチェックしたところ、
明日発売の「浜中駅」分をもって
JR北海道の「わがまちご当地入場券」全101駅が出揃うようです。
プレスリリースに「今後も当面の間、販売を継続して参ります。」
とあったのですが、これって期間限定の企画モノなのでしょうかね?
全部揃えるのに、まだまだ数年はかかりそうなのですけど。
「わがまちご当地入場券」の販売、末永く続けてほしいっす。
↑(新旭川駅方面)
愛別駅(平成28年4月6日)
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