皆さま、こんにちは!
前回のブログで
1日に上下合わせて3本の列車しか停車しない
石北本線・生野駅のことを挙げましたが、
3つ隣にある駅の停車本数もすごいのですよ。
こちらの駅は、停車する列車の本数は上下合わせて4本、
生野駅と比べてわずか1本多いだけという…
上りの始発列車が発車する時刻は午後4時過ぎ、こいつはすげぇわ。
生野駅と同じ遠軽町内にあるこちらでした。
石北本線・瀬戸瀬(せとせ)駅です!
生野駅は列車の大半が通過するために
停車本数が少ない駅でしたけど、
瀬戸瀬駅は普通列車はすべてが停車します。
それなのに停車する列車が少ないのはなぜに?
お気づきかもしれませんが、
瀬戸瀬駅がある白滝駅-遠軽駅間は
普通列車そのものが
1日に2往復しか運行されていないのです。
国鉄時代は6往復も運行されてたのに
そこまで減っていたとは…
仮乗降場あがり、停留所タイプの生野駅と違って
瀬戸瀬駅は昭和2年に開設された、生粋の駅です。
駅前にはロータリーも設けられてますのよ。
多分これ、ロータリーで間違いないと思います。
昔は駅前にそれなりの集落があったようで、
書籍によれば国鉄時代末期(昭和58年)時点で
乗降客数は34人もあったようですけど、
2週間前に訪れた時に見た駅前風景は廃屋が点在していて…
現在は、乗車人数は1日10人以下だそうです。
国鉄時代から比べると約半減という感じ。
この辺りも、人口流失が著しい地域なのかもしれませんね。
瀬戸瀬駅の駅舎は、
開業当時から使われていた木造駅舎に代わって
昭和63年に建て替えされたモノです。
駅舎の建て替え後も瀬戸瀬駅は簡易委託駅だったらしく。
駅舎には出札窓口らしきものは見当たりませんでしたので、
しばらくの間は
近くの商店で切符の販売が行われていたのかもしれませんね。
瀬戸瀬駅は列車の行き違いが可能な
相対式ホーム2面2線構造でした。
すっかり緑で覆われてしまってますが、
ここもかつては貨物輸送で賑わっていた駅なんですって。
昭和57年に貨物の取り扱いが終了する以前は2面3線構造で、
下の画像のホーム右手側には
3本の貨物側線が延びていたそうですよ。
今は大樹が生い茂っているとこ、シンジランナイ!
ホームに白線はありませんでしたけど
タンポポ線ならありましたよ。
道内の駅はどこもかしこもタンポポだらけですね、
可愛らしいこと。
…以上、1日に2往復の列車しか停車しない瀬戸瀬駅の様子でした。
一日に3往復の列車しか運行されない
芸備線・東城駅-備後落合駅間を訪れた時に、
運行されてる列車が少ないのは大変だな~なんて思いましたけど、
上には上がいるとは。
※瀬戸瀬駅の場合、通過する特急・快速列車は7往復あります。
さてさて、
瀬戸瀬駅と西隣にある丸瀬布駅とは
駅間が7,8キロ離れております。
実はこの間にはかつて、
平成2年まで伊奈牛(いなうし)駅が存在してまして…
2週間前、ちょっぴりですが駅跡の様子を眺めてきました。
本当にほんのちょっぴりなのですけど。
定期利用者が見込めないという理由で廃止された駅でしたが、
その時の様子は、次回のブログに続きます。
(続きもぜひチェックくださいね)
↑(新旭川駅方面)
瀬戸瀬駅(平成29年5月23日)
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