皆さま、おはようございます！
今朝も土佐くろしお鉄道阿佐線（ごめん・なはり線）から、
香我美（かがみ）駅の訪問記です。
香我美駅はごめん・なはり線が開通した平成14年に開設された駅で
他の駅と同様、高架構造の駅でしたよ。
駅前の目立つところに、
やなせたかし先生がデザインした駅キャラちゃんがいました。
ふむふむ、名前は「かがみ みかんちゃん」ですか。
顔がみかんでそのままやん。
この辺りは濃厚な甘さで人気の「山北みかん」の産地だそうで、
みかんをモチーフにしたキャラクターだそうです。
それにしても、そのポーズは何を意味しているのでしょ？
ハイタッチしようってこと？
ごめん・なはり線の駅キャラは高い場所に設置されているので
なかなか近くで見ることは出来ませんが、
「かがみ みかんちゃん」はホームに上がる階段の目の前にいました。
ひょっとして階段の上からなら触れる？
階段の上から手を伸ばしてみたのですが、
あと少しのところで手が届かず。
落ちると危険ですので、くれぐれも無謀な行動は慎むようお願いしゃす。
お次は駅をチェックします。
香我美駅は高架線の上に単式ホームがあるだけの無人駅でした。
高架線のすぐ下に待合室らしき建物がありましたので覗いてみると…
うむむ、公衆便所ですか。
「駅よりも公衆便所の方がリッパ」
地方の駅あるあるはここでも発動してたみたいですね。
これまでのブログでも書いてましたが、
平成14年に開通したごめん・なはり線の用地には、
多くの区間で、昭和49年に廃止された
土佐電気鉄道安芸線の廃線跡が充てられてます。
香我美駅があるこの場所も元は安芸線の廃線跡でした。
ごめん・なはり線は線路だけではなく、
駅も安芸線時代の駅跡に造られてるのですけど、
この場所には、安芸線時代は駅がなかったようで。
それじゃ香我美駅は丸っきりの新設駅かと思ったらそうではなく、
香我美駅から600メートルほど西側には
安芸線の岸本駅が存在しており、
その代替駅として香我美駅が設置されたそうです。
香我美駅も開業直前までは仮称で「岸本駅」と呼ばれていたとか。
香我美駅の駅名の下に（岸本）の文字が入るのは、
それが理由だったみたいですね。
ちなみに安芸線の岸本駅と香我美駅はこれだけ離れてますよ。
下は昭和27年に撮影された現役時代の岸本駅の航空写真でした。
相対式ホーム２面２線構造の駅舎を持った駅だったみたいですね。
どうせ岸本駅跡の近くに香我美駅を設置するなら、
岸本駅の跡地を利用して
その上に香我美駅を作ればいいのにと思ったのですけど、
岸本駅跡の現在の様子を見たら
駅の位置を変えた理由がよくわかりました。
駅跡が香宗川の水門になってるじゃないの！
跡地が道路や住宅地に転用された例は数多くありますが、
川が通され水門が設置された駅って他には無いのでは？
自分は初見でしたけど。
階段を上がってホームにイン。
香我美駅は単式ホームが１本あるだけの棒線構造の駅でした。
上の写真からもちょこっと見えますけど、
香我美駅はホームから土佐湾の景色が楽しめる駅なのです。
それと「かがみ みかんちゃん」の後頭部も。
こうして下を覗くと風景が美しくてキュンキュンきちゃいますよね。
自分は高所恐怖症なので股間がキュンキュンしちゃってましたが。
この先、ごめん・なはり線の東側に伸びる高架線は
安芸線の廃線跡とは別ルートを辿ります。
故に、今でも廃線跡らしき遺構が楽しめるスポットなのでした。
続きは下記リンクをチェックくださいませ。
↑（後免駅方面）
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