皆さま、こんにちは!
今回は釧網本線の釧路湿原(くしろしつげん)駅の訪問記です。
画像に深い雪景色が出てきますけど、
訪れたのは今からわずか2か月ちょっと前の話。
この日、日本が南北に伸びてる国だってこと、
嫌と言うほど思い知らされましたわ。
春が近いってのに、この日の気温はマイナス10度ぐらいでしたからね。
釧路湿原駅は、お隣にある遠矢駅からのアクセス道はなく(だったはず)、
クルマで向かう際は細岡駅を周って進む必要があります。
グーグルマップより転載。
細岡駅と釧路湿原駅を結ぶ道路は整備されてるかというと、
舗装されずにこんな感じでした。
間違っても、フェラーリでここに来てはいけません。
上の画像の左手に見えるのが釧路湿原の細岡展望台駐車場で、
ここにレンタカーを停めて駅に向かうことにしました。
この先の道は狭く、クルマを停める場所に苦労しそうな雰囲気でしたからね。
道路は完全に凍っておりますな。クルマで来なくて正解だったかな?
道幅はやがて、人ひとりが通れるほどの狭さに…
ここで車止めが登場。
おそらく夏場は、ここまでクルマで進入出来るのでしょう。
…Uターンは出来なさそうですけど。
コッチコチに凍った道をさらに進行します。
間もなくすると、右手側に釧網本線の線路が見えてきました。
そしてついに…釧路湿原駅に到着しました!
駐車場から歩いて15分ぐらいかかったかな?
なお、列車に乗ってこいっていうツッコミは受け付けませんぜ☆
冬期間は釧路湿原駅に停車する列車の本数は激減して、
1日に上下合わせてわずか3本の列車しかしか停まりません。
クルマで来なきゃ、ここの駅巡りはノンビリと楽しめませんって。
釧路湿原駅は昭和63年に開業した観光駅です。
今来た行路を見てもわかる通り、付近に民家は存在しません。
駅舎はログハウス風で、別棟の駅便を備えた豪華仕様でした。
まるで避暑地の別荘みたいですね。
…この日は身も心も凍り付きそうな寒さでしたけど。
中はご覧の通りです。
釧路湿原駅は臨時列車「くしろ湿原ノロッコ号」の停車駅で、
駅舎の中には乗客向けの観光案内がたくさん掲げられてましたよ。
これが手作り感満載で、見てるだけで楽しいの。
駅にぼっちでいる自分が言うんですから間違いなしです。
こちらが釧路湿原駅の単式ホーム。
ホームに視覚障害者向けの点字ブロックが無い辺りは、
開業当時からの姿のままってことか。
ホームはブロック板を敷き詰めた、道内ではよく見かける仕様でした。
ホームから駅舎を眺めます。
場所柄、釧路湿原駅は秘境駅のひとつに数えられてるようですけど、
駅舎だけ見るとそのようには感じられませんね。
あ~ ここに泊りたい!
※駅舎での寝泊りは禁止されてる場合が多いのでくれぐれもご注意のほど。
さてさて、釧路湿原駅に通ずる道は、来た道の他にもう1本あるのですよ。
先ほどは、手前側からまっすぐ来ましたけど、
駅舎の左手側にも道があり、
この奥の階段からも構外に出ることが出来るのでした。
ちなみにこの道、展望台に通じる近道みたいですね。
仙台からここまで来たからには、展望台を見なきゃ絶対に後悔します。
せっかくなので、展望台まで徒歩15分、
階段を登って展望台に向かうことにしましたよ。
それにしても、この階段の斜面のキツイことときたら…
駅から展望台までの距離の460メートルって、
きっと地図上で図った距離なのでしょうな。
歩いた感じ、1,5倍ぐらいの距離があるように感じました。
途中でこんな看板を見かけましたよ。
ここで言う野生動物は、リスやキツネのような小動物らしいですが、
どうぞ、自分がクマの食べものになりませぬように。
最後はゼイゼイ言いながら展望台に到着しました。
あれっ?ここって最初の駐車場の近くだったんだ。
この展望台から見た景色はというと…
うおおおおおおっ!
か~っ!こいつはすげ~や!
釧路市内の方角を見ました。
手前にちょこっと見えるのが釧網本線ですよ。
最後に…
自分が鉄道好きじゃなかったら、
一生に一度も釧路湿原をこの場所から見ることはなかったと思います。
こんな素晴らしい場所へ誘いてくれた釧路湿原駅。
駅の存在って本当にありがたいですね。
あ~ 駅好きで本当に良かった!
↑(網走駅方面)
釧路湿原駅(平成29年2月20日)
↓(東釧路駅方面)
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