皆さま、おはようございます!
今年度も残すところ1週間ですね。
昨日は今期最後のでかい仕事(小学校の卒業記念DVDの制作)がひと段落し、
ほっと息をついてたところでした。
明日は東京から大勢の友達が仙台に遊びに来るようで…
午後から天気が崩れそうですけど、雨は降らないとのこと。
皆さま、気を付けてお越しくださいませ。
今朝は先月訪れた釧網本線から、
南弟子屈(みなみてしかが)駅の訪問記です。
昨年3月にJR北海道が公表したプレス資料によると、
釧網本線には「1日の乗車客数が1人以下」の駅が4つ存在するらしいです。
その中のひとつである五十石駅は今月のダイヤ改正で廃止済みで、
他には南斜里駅と細岡駅、そしてこちらの南弟子屈駅でしたの。
南弟子屈駅の住所は「弟子屈町熊牛原野」で、
辺りを見渡すと、駅は住所の通りに原野に囲まれているのですけど、
秘境感をあまり感じないのは
駅前に民家や会社さんが密集しているからかもしれません。
結構、人の出入りが激しい駅前風景でしたよ。
南弟子屈駅は昭和4年に開業した駅だそうで、
例のごとく、開業当時から使われていた木造駅舎は
JR移行期前後に廃貨車を改造したダルマ駅舎に交換されてました。
ちなみにこちらは、道内の車掌車の標準形式であるヨ3500を改造したモノ。
道内でよく見かける仕様のダルマ駅ですが、
ご丁寧に建物財産標が付いてましたよ。
これで駅舎が建て替えられた時期が判明出来ると思ったのですけど…
白化してしまって文字が判読出来ませんでしたわ。
待合室内は、ダルマ駅としてはごくごく標準的な仕様のモノです。
同じダルマ駅の美留和駅と同様、
地元の観光ポスターが貼られていて賑やかな印象ですね。
ダルマ駅舎からホームに出ると、そこは一面原野です。
この開放感がたまらん!北海道最高!
南弟子屈駅は単式ホームが1本あるだけの棒線構造の駅でした。
かつては列車の行き違いが出来た配線だったようですけど、
国鉄時代の早い時期に、行き違い設備や側線は廃止されてたようですね。
今でも残る当時の遺構は、
線路に残されていた両開き分岐器(Y字分岐器)跡ぐらいか。
こうして、ホームでY字分岐器の跡を眺めていたのですが…
列車がやって来た!?
実はこの日、上りの快速「しれとこ」
(早朝の便を除けば平日の午前中に運行される唯一の列車です)が
車両故障のために欠便、この時刻に運行される列車はないはずなのです。
なのに奥からは、2灯の光と爆音が近づいてきまして…
うほっ!
でーてん、かっちょいい!!!釧網本線最高!
単機のでーてん(DE10型ディーゼル機関車)が轟音をあげながら
南弟子屈駅を通過していったのです。
予想外の列車の通過に自分、思わずホームで小躍りしちゃいましたよ。
この時刻に、南弟子屈駅のホームに人がいるとか、
運転士さんもビックリしてたかもしれませんね。
原野の中を突き進むでーてんを見送りました。
Y字分岐器跡を通過する時って、車両がちょっとだけ傾くのね。
こちらの1660号機、釧路に配属されてる唯一のDE10だったみたいです。
いつか「ノロッコ号」にも乗ってみたいな。
南弟子屈駅があるのに弟子屈駅がないのは、
元々あった弟子屈駅が、平成2年に摩周駅に改称されたためだそうですよ。
川湯温泉駅もそうですけど、
道南は観光客誘致のために改称された駅が多いですよね。
地元・仙台では雪の季節も終わり、と思っていたのに…
昨日はちょっぴりだけ、山に残る雪が風で飛ばされてきてました。
仙台にお越しの皆さま、防寒対策だけはしっかりとされてくださいませ。
↑(網走駅方面)
南弟子屈駅(平成29年2月20日)
↓(東釧路駅方面)
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