皆さま、こんにちは!
今回は釧網本線・五十石(ごじっこく)駅の訪問記、
来週、3月4日のダイヤ改正で廃止される駅でしたが、その前に…
五十石駅に備え付けられていたホーロー版の駅名標が1枚、
盗難に遭ったというニュースを見ました。
ニュースによると、19日のお昼頃に
JRの社員さんが駅名標が無くなっているのを発見したとのこと。
18日まではあったことが確認されてるそうです。
ちなみに自分が訪れたのは20日、この日見た駅名標の数は…
1枚、2枚、
3枚、
4枚、
5枚…全部で5枚でした。
どの場所の駅名標が無くなったのか気がかりでしたが、
どうやら、ダルマ待合室の左側にある電柱に付いてたモノらしいですよ。
確かに無くなっている。
…というか、ここに駅名標があったのを知らなかった自分。
毎回、駅の廃止が近づくたびに発生する盗難事件。
駅を愛する気持ちは同情できますが、
盗難したら世に曝け出せなくなるし、これだけは理解できませんわ。
そう思うと、こちらの尾灯の行方も気になっちゃいます。
五十石駅の待合室の種車になった車掌車のヨ3500は昭和25~33年製で、
この時代の車両の尾灯は内バメ式のために
本来は、外側からレンズを外すことは出来ないのですよね。
リングの内側のペンキが塗られているので、
レンズが消えたのは最近の出来事ではないと思いますが。
1日の定期利用者が1人以下ということで廃止が決定した五十石駅、
どんな場所にあるかと言いますと、
駅前を、交通量がそこそこ多い国道391号線が延びてるのですが…
駅前にレストランと、ちょっと離れた場所に数軒の民家があるだけでした。
この状況では、この先も利用者数の伸びは期待出来そうもありませんね。
五十石駅は昭和2年に開業した駅で
JR移行直前までは駅員さんが配置された有人駅でした。
では、当時の五十石駅の駅周辺はどんな感じだったかと言いますと…
上は昭和23年に撮影された航空写真ですが、
駅周辺には今以上に民家があったようです。
駅舎の煙突から立ち上る煙が、涙が出てくるぐらい素晴らしい!
そして現在の五十石駅です。
こんなに小さくなっちゃって。
待合室の中は、
ダルマストーブが撤去された以外は車掌車時代そのものでした。
待合室に飾られていた謎パズル。
描かれたアニマルたちは可愛いですけど、
出来れば、五十石駅で野獣には遭遇したくはありませんな。
かつては列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造でしたが、
上り線ホームは撤去され、現在は棒線構造に変ってました。
さーて、五十石駅に残された時間は残り1週間です。
この1週間は天気が良い日が続くようですし、
来週末にかけて寒さも和らぐようですし、
同志の皆さん、気を付けて五十石駅を満喫してくださいね。
盗り鉄だけは絶対にダメよ。
↑(網走駅方面)
五十石駅(平成29年2月20日)
↓(東釧路駅方面)
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