皆さま、おばんです!
今年2回目の北海道旅を楽しんだ4月のこと。
旅の途中でこちらの駅に立ち寄りました。
宗谷本線・筬島(おさしま)駅です!
大正11年、宗谷本線(当時は天塩南線)の開通とともに開業した駅でした。
筬島駅の待合室は見ての通り、貨車を改造したモノ。
俗にダルマ駅と呼ばれるヤツですね。
宗谷本線には53の駅がありますけど、うち9駅がダルマ駅です。
ダルマ駅占有率では日本一の路線でした。
今から約20年前に、
開業当時から使用していた木造駅舎を取り壊して設置されたものですが、
錆だらけだった外装はここ最近になってリニューアルされたようです。
智恵文駅と同じ手法の、結構凝った内容の改装ですよ。
内壁もキレイに塗り直されてピッカピカ~!
壁には駅ノートのほか、天塩川のガイドブックがぶら下がってました。
ベンチには北海道百科もありましたので、
筬島駅にいれば北海道博士になれること間違いなしですね。
ただし、筬島駅には1日に3往復の普通列車しか停車しないので、
下車するにはそれなりの勇気が必要ですけど。
ここに自分がやって来た目的はもちろん筬島駅ですが、
先ほどから、駅前にあるとあるものが気になってましたの。
駅前広場には雪がこんもりと積もっていたんですが…
車が埋まってる!?
埋まっているのは平成8年辺りの100系カローラバンか?
筬島駅がある音威子府村は宗谷本線沿線の中でも屈指の豪雪地帯で、
近年は駅周辺で、熊の目撃情報も多発している地域だそうです。
放置車だとは思いますけど、まさか人とか乗ってませんよね?
雪は1メートル近くも積もり、近づくことが出来ませんでしたので
駅の観察を再開することにしました。
筬島駅は単式ホームが1本あるだけの棒線駅ですが、
国鉄時代はこれに島式ホームが1本ありまして、
産出された木材の出荷を、ここ筬島駅から行っていたそうですよ。
…ホームを見回しながらも、やっぱり気になるコレ。
駅前から延びる道路の突き当りにある茶色の屋根の建物は、
昭和53年に廃校になった筬島小学校だそうです。
現在は改装され、アトリエとして利用されているらしい。
駅前から進んだ先には鉄道ファン好みのアイテムがありまして、
国鉄時代に使用していたホームの駅名標が
駅を案内する道路看板として現在も使用されているとのこと。
ワクワクしながら見に行ったのですが…
破壊されてる!?
こちらは昨年7月に撮影されたグーグルマップのストリートビュー。
本来は、こんな感じで駅前に立っていたはずなのに…
なんでこんな姿になっちゃったのよ!
人為的な作用か、それとも雪の重みかはわかりませんが、
長らく駅前に飾られた駅名標は無残な姿に変ってしまったようです。
悲しいよう。
廃校になった筬島小学校、壊れた駅名標、カローラバンと…
気になるモノだらけの宗谷本線・筬島駅でした。
壊れた駅名標、昭和52年に降格して信号上になった神路駅の駅名を消した跡が残る、
貴重なものだったんですよね。
訪問駅リスト(JR線)
宗谷本線(名寄駅-稚内駅)
(↑名寄駅方面)
日進駅(平成28年4月5日)
北星駅(平成28年4月5日)
智恵文駅(平成28年4月5日)
智北駅(平成28年4月5日)
南美深駅(平成28年4月5日)
美深駅(平成28年4月5日)
初野駅(平成28年4月5日)
紋穂内駅(平成28年4月5日)
恩根内駅(平成28年4月5日)
豊清水駅(平成28年4月6日)
天塩川温泉駅(平成28年4月6日)
咲来駅(平成28年4月6日)
音威子府駅(平成28年4月5日)
筬島駅(平成28年4月5日)
佐久駅(平成28年4月6日)
天塩中川駅(平成28年4月6日)
歌内駅(平成28年4月6日)
問寒別駅(平成28年4月6日)
糠南駅(平成28年4月6日)
雄信内駅(平成28年4月6日)
安牛駅(平成28年4月6日)
南幌延駅(平成28年4月6日)
上幌延駅(平成28年4月6日)
幌延駅(平成28年4月6日)
下沼駅(平成28年4月6日)
豊富駅(平成28年4月6日)
徳満駅(平成28年4月6日)
兜沼駅(平成28年4月6日)
勇知駅(平成28年4月6日)
抜海駅(平成28年4月6日)
南稚内駅(平成28年4月6日)
稚内駅(平成28年4月6日)