皆さま、おはようございます！
今年３月のダイヤ改正で８駅が姿を消したＪＲ北海道エリアですが、
来年３月を目途に廃止したい駅の情報も小出しながら出てきました。
地元誌によると、宗谷本線は
その他にも函館本線、根室本線に検討されてる駅が数駅あったりと…
今年に引き続き、ＪＲ北海道の駅は来年も受難の年になりそうな予感です。
さてさて、来年以降も存続出来るのか？
宗谷本線・歌内（うたない）駅に行ってきました。
見ての通り、歌内駅は車掌車・ヨ3500を改造したダルマ駅です。
道内ではよく見かける仕様の駅ですよね。
ちなみに宗谷本線内では、
① 開業当時は有人駅だった
② 国鉄末期（昭和50年代）に棒線構造に改修の上で無人駅化
③ ＪＲ移行直後に開業当時から残る木造駅舎が解体…
された駅がダルマ駅になっております。
駅舎撤去後のコンクリート製基礎の上に待合室がポン付け出来るのが
その理由のようですよ。
駅前は民家が少なく（５軒ほど？）あるのは広大な農耕地のみでした。
最新のＪＲ北海道の統計によれば、
歌内駅の１日の乗車客数は１人にも満たないとか。
歌内駅が廃止検討されてる理由はそこだそうですよ。
今年４月に訪れた時に見た駅前の光景を思い出すと
何とな～く仕方がないのかな…などと思ってみたり。
国鉄時代の昭和58年時点で既に10人を割っていたようですね。
そんな歌内駅で自分が感動しちゃったのは、こちらの待合室でしたの。
塗装が剥がれ落ち醜い状態になってますけど、
注目すべき点はそこではありません。
かつてはデッキがあったこの部分です。
道内にあるヨ3500を改造したダルマ駅は
片側のデッキを潰してその部分の物置を配置したものが多いですが、
歌内駅のその部分をよく見ると…
臭突（臭いを放つ煙突みたいなやつ）が立ってる！
そして臭突の根元には…
汲み取り用のマンホールがあるじゃないのよ！
ということは…
鼻息を荒立てて興奮しながら、待合室の中に入り込みました。
この奥にあるのは物置じゃなくて…
やっぱり便所だ！
歌内駅、すごいじゃないのよ。
だって、元々は便所がない車掌車だったのに、
わざわざ便所付に改造してるんですから。
こんな魔改造、仙石線の205系3100番台以外にもあったんだ。
ちょい前までは、辺りにもう少し多くの民家があったのかな？
便所の前でむせび泣く自分でしたけど、大丈夫。
歌内駅に停車する列車は１日３往復のみですので、
自分のこんな醜態を他人に見せることは決してありません。
ご安心のほど。
先にも書きました通り、歌内駅には有人駅だった時代がありまして、
その当時は列車交換が可能な相対式２面２線構造の駅でした。
ここにもう1本ホームがあったはずなのですが…
行き違い設備が廃止され、無人駅化されたのは昭和59年のこと。
既に30年以上が経過しておりますので、姿を消してしまったようですね。
こちらはホーム上に立っていた駅名標です。
天塩中川駅の駅名がシール貼りなのは、平成13年まで下中川駅があったためです。
宗谷本線ではＪＲ移行後も、下中川駅を含めて６駅が廃止されました。
ＪＲ北海道が、今年３月に廃止された駅を正式に発表したのは昨年１２月のこと。
火の無いところに煙は立たぬもので、
廃止の噂はやがて現実に変るのでしょうけど、
存続してほしいという願いは今でも持ち続けておりました。
あくまでもファンの立場としてですけどね。
訪問駅リスト（ＪＲ線）
宗谷本線（名寄駅-稚内駅）
（↑名寄駅方面）
日進駅（平成２８年４月５日）
北星駅（平成２８年４月５日）
智恵文駅（平成２８年４月５日）
智北駅（平成２８年４月５日）
南美深駅（平成２８年４月５日）
美深駅（平成２８年４月５日）
初野駅（平成２８年４月５日）
紋穂内駅（平成２８年４月５日）
恩根内駅（平成２８年４月５日）
豊清水駅（平成２８年４月６日）
天塩川温泉駅（平成２８年４月６日）
咲来駅（平成２８年４月６日）
音威子府駅（平成２８年４月５日）
筬島駅（平成２８年４月５日）
佐久駅（平成２８年４月６日）
天塩中川駅（平成２８年４月６日）
歌内駅（平成２８年４月６日）
問寒別駅（平成２８年４月６日）
糠南駅（平成２８年４月６日）
雄信内駅（平成２８年４月６日）
安牛駅（平成２８年４月６日）
南幌延駅（平成２８年４月６日）
上幌延駅（平成２８年４月６日）
幌延駅（平成２８年４月６日）
下沼駅（平成２８年４月６日）
豊富駅（平成２８年４月６日）
徳満駅（平成２８年４月６日）
兜沼駅（平成２８年４月６日）
勇知駅（平成２８年４月６日）
抜海駅（平成２８年４月６日）
南稚内駅（平成２８年４月６日）
稚内駅（平成２８年４月６日）
