【まったり駅探訪】宗谷本線・音威子府駅に行ってきました。

皆さま、こんにちは！

昨年４月に宗谷本線の駅巡りを楽しんできました。

今回は、３日間かけてレンタカーですべての駅を周るというのが旅の目的。

細かな目的は他にもあるのですけど、

初日は「音威子府駅の駅そばを食べる」というミッションがあったのです。

音威子府駅の構内にある駅そば屋さんはファンの間では超有名でして、

真っ黒な麺と濃い目の出汁が特徴。

これを目的に北海道を旅する人も少なくないと言われるほどなのですよ。

この日は午後３時半の閉店時間を頭に入れて朝から行動する自分。

そして午後３時ちょうど、

目的地の音威子府（おといねっぷ）駅にやって来ました。

昼飯を食わずにここまで来ましたもんね。

さてと、駅そば屋さんはと…

ん？

どひゃ～閉まってる～!!!

呆然と駅そば屋さんのシャッターを見つめる自分。

目の前にある状況をすぐには理解できなかったのですが、

後日、ここを訪れたことがあるお仲間さんに話を聞いたところ、

音威子府駅の駅そばは地元でも人気で

これを食べるために車で訪れる方も多いそうです。

食材が無くなり次第、お店は閉店しちゃうとか。

時間は余裕を持って来ないといけなかったみたいですね、残念！

駅そば屋さんの前でうろたえてる姿を

誰かに見られたのではないかと、辺りばかり気にする自分。

駅員さん以外は人がいなかったようで一安心。

駅舎の一角には、こんなコーナーがありましたよ。

天北線資料室！

鉄道ファンでしたら絶対に立ち寄ってほしいスポットでした。

現在、音威子府駅-南稚内駅間は

幌延町経由の宗谷本線で結ばれてますが、

かつては浜頓別町経由で結ぶ天北線が存在していたのです。

天北線は惜しくも平成元年に廃止されてしまいましたが

その後に集められた貴重なアイテムがここで展示されているのですよね。

音威子府駅の構内にこんなのがあるの、知りませんでしたわ。

まず目に入ったのは気動車のパネル…

うむむ？ここに描かれているのは

道内では運行されなかったキハ181系のような気がしますが…

それ以前に天北線は特急列車の運行が無かったはず。

ここは、そういうツッコミをしちゃいけない場か？

国鉄時代、全盛期の音威子府駅のジオラマもありました。

かつては構内に機関区や転車台もあったのですね。

これを見るだけでも、ここに来る価値あり。

決して、駅そばが食べられなくて

負け惜しみで言ってるわけじゃありませんから。

入場券を購入してホームに出ます。

音威子府駅は相対式＆島式ホームによる２面３線構造です。

かつて天北線が延びていた北側を見る。

やたらと短い１番線ホームが見えますけど、

平成２年に駅舎が改築される以前は

手前側に大きく延びていたと思われます。

特急列車に乗車するには

必ず跨線橋を渡らなければならない駅構造ですけど、

他じゃなかなか見れないかも。

特急列車が停車する２・３番線には

こちらの跨線橋を伝って進入できますよ。

Wikiに「大正10年に跨線橋を設置…」とありますけど、

これ、そんなに古いモノだったんだ。

各ホームは嵩上げされておらず、

列車のステップとホームはこんだけ開きます。

利用者には不便かもしれませんが、昔はこれが当たり前だったのよね。

かつては転車台もあった広い構内です。

4月だってのに雪がこんもりと。お陰で何も見えませんでしたわ。

タイミングよく、音威子府駅に特急列車が到着しましたよ。

旭川駅側はキハ183の初期型スラントノーズ！

超かっよええ！

この列車も現在は新鋭のキハ261系に置き換え済みです。

スラントノーズの残存車は３両。

こちらも年度内に引退することが発表されてますし、乗るなら今っすよ。

最後は特急サロベツを見送って音威子府駅を後にしました。

今、宗谷本線の時刻表を見たら、

音威子府駅の駅そばを確実に食べるのには

旭川駅を朝６時に発車する普通列車か、

もしくは９時に発車する特急「宗谷」に乗らないと間に合わないみたい。

これを見てたら、昨年のこの日に食べられなかったことが

ますます悔しくなってきました。

東横インで優雅に朝食を食べてる場合じゃありませんでしたわ。

☆追　記☆

その後に音威子府駅を再訪問。

常盤軒さんの音威子府そばを食してきました！

こちらもチェックくださいね。

宗谷本線・音威子府駅で真っ黒な駅そばを食べてきた。（令和元年12月20日）

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