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皆さま、おばんです!

 

昨日から北海道を旅してました。

半年ぶりに仙台空港を利用しましたけど、

いつの間に新しい出発ロビーが出来てたのです!?

充電が出来るカウンターがズラリと並んでるし、

超便利になったじゃないですか!

ネットの情報によれば、ここは「ピア棟」と呼ばれ、

今年の10月28日から供用が開始されたそうです。

これにより仙台空港は4ゲートが増強されたらしく。

新規就航便や既存便の増便に対応したエリア拡張だそうですけど、

個人的にはぜひpeachの福岡空港便を新設してほしいです。

そうなれば、気軽に九州旅が楽しめるのだけどなぁ。

 

昨日は札幌市内で宿泊したのですが、

あと10日で新年を迎えるってのに、雪が無いのには驚きましたよ。

絶対に雪が積っていると思ってましたもんね。

 

今回は12月23日まで道内を旅する予定で、

ひょっとしたら冬支度しなくても道中旅が楽しめる!?

と期待しながら朝を迎えたのですが…

 

めっちゃ雪が降っとりますやん。

12月の北海道を完全に舐めてましたわ。

それでも地元の方の話によれば今年は暖冬傾向にあるらしい。

例年と比べると雪の量は少ないそうですよ。

わりかし軽装で来ちゃったので、

旅の最終日まで悪天候に当たらぬことを願ってます。

 

今回の旅の目的は様々な「リベンジ」を果たすこと。

今朝はその目的地のひとつに向かうために札幌駅に来ました。

くそ寒い中を、発車時刻の1時間前からホームに並びましたが

さすがに早すぎたかな?

地元の皆さんは発車の30分前から並ぶのがデフォっぽいです。

あまりの寒さにアタマがイカれたせいか、

矢印が人の顔に見えて、ホームで独りで笑ってましたわ。

 

そして列車が到着。

乗車したのは稚内駅行き特急「宗谷」号でした。

札幌駅から稚内駅まで行く1日1往復のみの特急列車です。

コレに乗ると、今日の目的地に乗り換えなしで辿り着けるのですよ。

ちなみに札幌駅を発車した時点で自由席の乗車率は110%ほどです。

車内では立ち客まで出てたので早めホームに並んで正解でした。

 

列車は定刻に札幌駅を発車。

函館本線内は吹雪いてる箇所が所々にありましたが、

旭川駅を過ぎ宗谷本線内に入ると晴れ間が見えてきましたよ。

 

こうして目的地の音威子府駅に到着~!

 

先ほどの晴れ間を見て、好天の中の音威子府駅を期待したのですけど…

くっそ寒い!!!

世の中はそう甘くはありません。

 

目的地の音威子府駅の気温は氷点下5度(駅舎に気温計が付いてます)、

駅前は除雪作業の真っ只中でしたっけ。

 

自分が音威子府駅に来た理由ですが、

駅舎内では「日本一美味しい駅そば」として知られている、

真っ黒なお出汁とお蕎麦で有名な「音威子府そば」を提供する

常盤軒さん(駅そば屋さん)が営業してるのです。

 

ところが3年前に宗谷本線の駅巡りを楽しんだ際、

お蕎麦を食べたくて営業時間(午後3時半)前に訪れると、

お店は既に閉店してたのですよ。

宗谷本線・音威子府駅

以来、「絶対に音威子府駅を再訪する」と心に決めてたのですよね。

そのチャンスが到来したわけです。

 

さっそくお店を覗いてみると…

お店が開いてる!!!

この光景を今まで何度夢で見たことか。

 

さっそくお蕎麦を注文、

お店のおばあちゃんおススメの「天ぷらそば」を戴きました。

めっちゃくちゃ美味い!!!

お蕎麦もですけどお出汁が特に美味しい印象かな?

お味は濃厚、でも見た目ほどコッテリしてる訳ではありません。

お蕎麦は香りがかなり強めな感じでしたよ。

 

こんな美味しいお蕎麦を駅を見ながら楽しめる幸せ。

この幸福感は音威子府駅でなければ味わえませんね。

 

さてさて、駅そば屋さんを営業する常盤軒さんは、

音威子府駅構内で80年近くも営業を続けているお蕎麦屋さんですが、

昨年暮れから今年の4月にかけて休業された時期がありました。

お店は80歳を過ぎたご夫婦が営んでいるのですが、

奥様が入院されたのが理由らしい。

営業再開を祝うメッセージが壁面一杯に掲げられてましたよ。

常盤軒のご夫婦、地元の皆さんや全国の駅そばファンから

めっちゃ愛されてますな。

 

お店が空いた頃、そんなおばあちゃん声を掛けると

音威子府駅や駅蕎麦屋さんの昔の話を聞かせてくれました。

旧駅舎時代はお店がホーム上にあり、

お蕎麦以外に幕の内弁当も売られてたそうです。

駅舎内の「天北線資料室」に飾られた写真に写るこのお店のことですね。

 

幕の内弁当はお店の他に手売りも行っていたとのこと。

お客さんが多くてお弁当の販売が追い付かず、

親戚も総出で手分けをしながら販売していたそうですよ。

この写真は昭和47年に撮影されたモノだそうですが、

写真に写る方、ひょっとしたら若かりし頃の旦那さんでは?

 

営業時間は再開を機に午前10時半~午後2時に変更。

以前の比べると閉店時刻が繰り上げられました。

この時間内に音威子府駅に停車する列車は、

下り列車は稚内駅行きの特急「宗谷」号のみ。

上り列車は13:54に発着する普通列車1本だけです。

列車で訪れるにはハードルがかなり上げられた印象ですね。

でもでも、お昼時は地元の皆さんが大勢お蕎麦を食べに来るので、

駅舎内はビックリするぐらい大混雑してました。

 

本当はお店で売られていた生蕎麦(400円)が欲しかったのですけど、

ホンモノの「生」なので日持ちがしないっぽい。

地元の皆さんが生蕎麦を買われていく姿を

羨望の眼差しで見てましたわ。

乾麺タイプは大丈夫なので自分はこちらをゲットしました。

お出汁もセットされている、

自宅で「音威子府そば」が再現できるセットです。

 

最後に…

常盤軒の旦那さんは3代目の店主さんだそうですが、

今時点で跡継ぎはいないらしく。

おばあちゃんが「いつまで出来るかわからんよ」と言ってましたが、

音威子府村の活気はご夫婦が握ってるような気がします。

いつまでも元気でいらしてくださいませ。

今年の年越しそばは「音威子府そば」で贅沢しちゃいますぜ☆

 

 

宗谷本線(名寄駅-稚内駅)

 

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