皆さま、こんにちは!

 

秘境感漂う駅の宝庫である宗谷本線。

いずれも魅力的駅ばかりなのですが、

個性的な駅舎を持つ駅としてはここがナンバーワンかも。

こちらは昨月訪れた駅でした。

宗谷本線・北星(ほくせい)駅です!

駅名だけ聞くとロマンあふれる駅を想像しますが現実はシビアですよ。

 

名寄市の北部にある駅で、辺りにあるのは5軒ほどの民家のみ。

JR北海道のプレスによるとこちら、

1日の乗車客数が1人にも満たない(限りなくゼロに近い)過疎駅のひとつだそうです。

 

昭和34年に開業した駅で、当時建てられたと思われる待合室があるのですが、

これ、見た目が強烈なんすよ。

駅名標はなく、一見しただけでは駅の待合室かどうかはわからない建物ですが、

駅名標を探して正面に周ると…


な、なんすか、これは!?

 

毛織の北紡。

看板主はかつて旭川市内にあった紡績会社さんだそうです。

国鉄時代から掲げられていた看板と思われますが、

当時の国鉄とは、どんな契約の上で挙げていたのでしょう?

っていうか、本来ここには「北星駅」の駅名標を挙げるべきなのでは?

 

看板だけではありません。

建物そのものも、かなり香ばしい雰囲気でした。

壁が剥がれ落ちてます。

 

ドアノブは木のデッパリが貼り付いてる式。

自分が小さかった頃に、田舎の物置でよく見たやつですよ。

 

中を開けると、そこはごく普通の駅の待合室でした。

これが普通に見えるんですから、自分、北海道の駅に毒されているのかも。

 

壁に時刻表が貼られております。

ここは間違いなく、毛織の北紡の倉庫ではなくて北星駅だわ。

 

窓がサッシ化されていない待合室、北海道では珍しいですよね。

冬が寒すぎるとか、誰も文句を言わない…というか、

言う乗客そのものがいないっていうことでFA?

こんな北星駅に興味がある方はぜひご訪問のほど。

到着する列車は1日に上下合わせて7本のみですので要注意ですよ。

 

ホームはもちろん単式ホームです。

 

こんな駅舎を持つ駅が存在するのも驚きでしたが…

 

そんな駅に毎日、列車を定時運行させている日本の鉄道システム…というか、

JR北海道がすごいと思いました。

そんなJR北海道に感謝しながら、今年の夏も駅巡りを楽しませて頂きます。

目指すは常紋トンネル?

いやいやいや、あそこはやはり止したほうがいいかな?

 

 

訪問駅リスト(JR線)
宗谷本線(名寄駅-稚内駅)

(↑名寄駅方面)
日進駅(平成28年4月5日)
北星駅(平成28年4月5日)
智恵文駅(平成28年4月5日)
智北駅(平成28年4月5日)
南美深駅(平成28年4月5日)
美深駅(平成28年4月5日)
初野駅(平成28年4月5日)
紋穂内駅(平成28年4月5日)
恩根内駅(平成28年4月5日)
豊清水駅(平成28年4月6日)
天塩川温泉駅(平成28年4月6日)
咲来駅(平成28年4月6日)
音威子府駅(平成28年4月5日)
筬島駅(平成28年4月5日)
佐久駅(平成28年4月6日)
天塩中川駅(平成28年4月6日)
歌内駅(平成28年4月6日)
問寒別駅(平成28年4月6日)
糠南駅(平成28年4月6日)
雄信内駅(平成28年4月6日)
安牛駅(平成28年4月6日)
南幌延駅(平成28年4月6日)
上幌延駅(平成28年4月6日)
幌延駅(平成28年4月6日)
下沼駅(平成28年4月6日)
豊富駅(平成28年4月6日)
徳満駅(平成28年4月6日)
兜沼駅(平成28年4月6日)
勇知駅(平成28年4月6日)
抜海駅(平成28年4月6日)
南稚内駅(平成28年4月6日)
稚内駅(平成28年4月6日)


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