皆さま、おばんです!
旭川駅と国内最北端駅の稚内駅を結ぶ、宗谷本線の駅巡りを楽しんできました。
宗谷本線は駅数が52もある上に、
音威子府駅から北側で運行される普通列車は1日3往復だけと、
列車の移動だけですべての駅を訪れるのは限りなく不可能な路線なのです。
昨日、今日の2日間をかけ、レンタカーを利用して駅を周りましたが、
ひとつひとつの駅が個性的すぎて時間が全然足りないの!
1日の乗車客数が10人未満の駅も多く、
次の駅の整理(廃止)の対象になるのじゃないかと心配しておりました。
今晩は本日訪れた駅から、こちらをいっちゃいますよ。
宗谷本線・糠南(ぬかなん)駅です!
昭和30年に開業した停留所タイプの駅でした。
開業当時は時刻表に載らない仮乗降場でして、
JR移行後に晴れて駅に昇格しております。
道内には糠南駅と同様に、仮乗降場が起源の駅がたくさんありますよね。
ちなみに糠南駅の現在の乗車客数はゼロ!なのです。
利用者がまったくいないという意味ではなくて、平均すると1人に満たないということですよ。
ちなみに駅周辺には民家が1軒もありません。
よくぞ今まで駅を残してくれました、JR北海道えらい!
さてさてそんな糠南駅、あるモノは木製ホームと物置だけです。
この物置、よく見ると窓が開いていますが…なぜに?
まさかここに人が入る?
いやいやいや、これ、間違いなくヨドコウの物置だし…
大きさ的に見ても、とても人が佇める余裕などありません。
確認のために、そっと扉を開けてみると…
壁に時刻表が貼ってある!
やっぱりここ、糠南駅の待合室でした!
世の中には待合室のない駅もあるので、それと比べたら糠南駅はまだ幸せなのか?
座るところもあるっちゃあるのですが、これ製。
壁にはなぜか相田みつをの詩が。
糠南駅の待合室でこれを見たら、後からジワジワきました。
このヨドコウ待合室、Wikipediaによれば
台風によって崩壊してしまった木製待合室に代わり
ご近所の住民さんたちが建ててくれたものなんですって。
室内には電灯が無く、扉を閉めると真っ暗なので窓が開けられたとか。
この窓のお陰で、夏場のスタッドレスタイヤの気分を味わうこと無く、
快適に過ごすことが出来ますのよ。
いや、快適はちょっと褒めすぎたかも。
こちらが糠南駅の単式ホーム、長さは車両1両分ですね。
糠南駅のような高レベルな個性を放つ駅が数多く存在する宗谷本線。
今年3月のダイヤ改正では道内で8駅が廃止されました。
糠南駅には今後も末永く営業を続けてほしいものです。
でも乗車客数ゼロなんですよね…
☆追 記☆ 令和元年12月22日
糠南駅で毎年冬に催される「糠南クリパ」に初参加してきました。
その日の様子もチェックくださいませ。
糠南駅で催される謎イベント「糠南クリパ」に初参加してきた①(令和元年12月22日)
糠南駅で催される謎イベント「糠南クリパ」に初参加してきた②(令和元年12月22日)
糠南駅で催される謎イベント「糠南クリパ」に初参加してきた③(令和元年12月22日)
訪問駅リスト(JR線)
宗谷本線(名寄駅-稚内駅)
(↑名寄駅方面)
日進駅(平成28年4月5日)
北星駅(平成28年4月5日)
智恵文駅(平成28年4月5日)
智北駅(平成28年4月5日)
南美深駅(平成28年4月5日)
美深駅(平成28年4月5日)
初野駅(平成28年4月5日)
紋穂内駅(平成28年4月5日)
恩根内駅(平成28年4月5日)
豊清水駅(平成28年4月6日)
天塩川温泉駅(平成28年4月6日)
咲来駅(平成28年4月6日)
音威子府駅(平成28年4月5日)
筬島駅(平成28年4月5日)
佐久駅(平成28年4月6日)
天塩中川駅(平成28年4月6日)
歌内駅(平成28年4月6日)
問寒別駅(平成28年4月6日)
糠南駅(平成28年4月6日)
雄信内駅(平成28年4月6日)
安牛駅(平成28年4月6日)
南幌延駅(平成28年4月6日)・改装後(令和元年12月21日)
上幌延駅(平成28年4月6日)
幌延駅(平成28年4月6日)
下沼駅(平成28年4月6日)・改装後(平成30年5月30日)
豊富駅(平成28年4月6日)
徳満駅(平成28年4月6日)
兜沼駅(平成28年4月6日)
勇知駅(平成28年4月6日)
抜海駅(平成28年4月6日)
南稚内駅(平成28年4月6日)
稚内駅(平成28年4月6日)
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