皆さま、おはようございます!

 

昨年、廃止対象だった3駅(糠南駅南幌延駅下沼駅)の維持管理を、

町が肩代わりすることを表明して存続を決めた幌延町。

これだけでもすごい話なのですけど、

その幌延町がついに動き出すみたいですね。

幌延町のHPによれば、今月末から

塗装が荒れ放題だった下沼駅の塗り替えをスタートするそうですよ。

宗谷本線・下沼駅

秘境駅として人気が高い駅のために、

オリジナル(白/水色の2トーン?)にこだわって塗装されるみたいですけど、

いっそのこと、貨車時代の塗装に戻しても面白いのではないでしょうかね?

他にもコンテナ特急たから号の「ヨ」の色とか。

今の2トーンって、留萌本線のダルマ駅でも見かける色なので

面白味に欠けるというか…

そんな風に思ってるの、自分だけなのかしら?

何にせよ、幌延町のこれからの取り組みが今から楽しみです。

今度、北海道を旅する時は、街の様子もじっくり覗いていこっと!

 

数多くの秘境駅を抱える幌延町でしたが、

町の玄関口になる駅がこちらでした。

宗谷本線・幌延駅

宗谷本線・幌延(ほろのべ)駅です!

宗谷本線(当時は天塩南線)が開通した大正14年に開設された駅でした。

 

ピッカピカに輝くメタリック調の外装。

超かっちょいい~!!! 

…と感激しながら駅舎に近づいてみたら、

智恵文駅筬島駅問寒別駅で見られる手法で改装されたみたいですね。

これ、見た目がすごくキレイなのですよ。

宗谷本線・幌延駅

 

幌延駅の駅舎に入って嬉しかったのが、

観光ポスターやJRの案内ポスターがたくさん貼られていたこと。

幌延駅は宗谷本線内では数少ない社員配置駅なのでした。

宗谷本線・幌延駅

 

ほほぅ、幌延町には観光大使がいるんだ、

…と思ったら、お隣の豊富町だったみたいで。

宗谷本線・幌延駅

笑顔が本当に素晴らしいですね。

ちなみに自分の好みは後ろ前列中央の子でした。

こんな話、娘には絶対に聞かせられない。

 

幌延駅は先にも書きました通り社員配置駅で、

駅員さんがいらっしゃる時間帯は「みどりの窓口」も営業しております。

宗谷本線・幌延駅

 

待合室の片隅には、ご老人が腰かけやすい低めのベンチが。

幌延駅は優しさが満ち溢れていた駅でしたよ。

宗谷本線・幌延駅

 

お次はホームをチェック。

幌延駅は列車の行き違いが可能な、

相対式&島式ホームによる複合2面3線構造でした。

宗谷本線・幌延駅

宗谷本線・幌延駅

 

ファンならご存知の方も多いと思いますが、

昭和62年まで、ここから留萌駅を結ぶ羽幌線が延びてまして、

一番端っこにある3番線ホームから列車が発着していたそうです。

宗谷本線・幌延駅

ネットの情報によれば3番線ホームは使用されていないそうですが、

新しめのバラストが敷かれていたのは意外でした。

レールの表面も光沢があったように見えたのですけど…

 

また、直前の昭和59年までは貨物列車の取り扱いも行われていたようで。

こちらは戦後間もない昭和23年に撮影された航空写真ですが…

宗谷本線・幌延駅

構内に広がる貨物側線の様子、

それと転車台や羽幌線の線路が写っているの、わかりますかね?

写真中央上部に数多くの集合住宅が写ってますが、

こちらは国鉄職員の官舎だそうです。

今の姿からは想像出来ませんが、当時は鉄道の要所だった模様。

よく見ると黒煙を吐く蒸気機関車の姿も写ってるし、

この写真だけで飯3杯はいけちゃいそうですね。

 

羽幌線の線路は多分、この辺り(緑線)を延びていたはず…

宗谷本線・幌延駅

 

それとこちらは転車台があった場所。

現在はどちらも整地されて、跡形なく姿を消してしまってました。

宗谷本線・幌延駅

 

そしてそして、昭和23年撮影の航空写真にも写っていた跨線橋です。

そんな古いモノなら、じっくりと見てくるべきでしたわ。

宗谷本線・幌延駅

 

駅前にある小さなコンテナ基地、

貨物の取り扱いが行われていた当時は荷役場だったようですね。

宗谷本線・幌延駅

北海道のコンテナ車と言えば、

11ftコンテナ2個積みのコム1や3個積のコラ1を思い浮かべるのですけど、

ここでも入線していたのでしょうか?

現在はコンテナ列車の入線はなく、

オフレールステーション的な扱いを受けているようですよ。

 

最後は跨線橋に貼られていた、こちらの看板で〆ます。

宗谷本線・幌延駅

幌延の街ではなんと、トナカイ料理が食べられるらしい。

 

それと、鉄道ファンの間では超有名らしい(自分は知りませんでした)、

駅前にある民宿旅館の「サロベツ」さん。

徹底したセルフサービスで格安で宿泊出来るお宿だそうです。

特急「サロベツ」に乗って来て「サロベツ」に泊ってトナカイを食す!

そして秘境駅を楽しむ!

最初にも書きましたけど、

次回はぜひ、幌延町を満喫する旅を楽しみたいですね。

それにしても、トナカイってどんな味がするのだろう?

 

 

訪問駅リスト(JR線)
宗谷本線(名寄駅-稚内駅)

(↑名寄駅方面)
日進駅(平成28年4月5日)
北星駅(平成28年4月5日)
智恵文駅(平成28年4月5日)
智北駅(平成28年4月5日)
南美深駅(平成28年4月5日)
美深駅(平成28年4月5日)
初野駅(平成28年4月5日)
紋穂内駅(平成28年4月5日)
恩根内駅(平成28年4月5日)
豊清水駅(平成28年4月6日)
天塩川温泉駅(平成28年4月6日)
咲来駅(平成28年4月6日)
音威子府駅(平成28年4月5日)
筬島駅(平成28年4月5日)
佐久駅(平成28年4月6日)
天塩中川駅(平成28年4月6日)
歌内駅(平成28年4月6日)
問寒別駅(平成28年4月6日)
糠南駅(平成28年4月6日)
雄信内駅(平成28年4月6日)
安牛駅(平成28年4月6日)
南幌延駅(平成28年4月6日)
上幌延駅(平成28年4月6日)
幌延駅(平成28年4月6日)
下沼駅(平成28年4月6日)
豊富駅(平成28年4月6日)
徳満駅(平成28年4月6日)
兜沼駅(平成28年4月6日)
勇知駅(平成28年4月6日)
抜海駅(平成28年4月6日)
南稚内駅(平成28年4月6日)
稚内駅(平成28年4月6日)


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