皆さま、おばんです!

 

連休中の駅ネタ連投はまだまだ続きます。

しばしの間、お付き合いのほど。

今晩は、宗谷本線・南美深(みなみびふか)駅をいっちゃいますよ。

カーナビの目的地を「南美深駅」にセットして、連れてこられたのがこの場所。

踏切のすぐ脇にホームが見えたので、ここが南美深駅で間違いないのでしょうけど、

この緑色の建物が駅の待合室かどうかは、すぐにはわかりませんでした。

 

だって南美深”駅”とは書いてないんですもん。

 

一応、待合所の裏手に回ってみます。

すると壁のギリギリの場所に小さな駅名標が掲げられておりましたよ。

どうやらここ、駅の待合室で間違いなさそうですね。

宗谷本線の名寄駅以北の区間では昭和31年暮れに

普通列車向けに気動車が大量導入され、

その後の昭和34年に停留場タイプの駅が大量開業しました。

南美深駅もそんな駅のひとつなのですよ。

 

それではさっそく中に入ってみましょう。

おじゃましま~す!

うっ、開かない!

扉の開きが悪いというか…

うかつに力を加えると、待合室の入り口を破壊してしまいそうな手応えです。

扉全体を浮かせ、ゆっくりと丁寧に丁寧に動かし、開けることに成功しました。

 

おおおっ、待合室は想像以上に広い印象です。

 

ベンチはなく、痔持ちにもやさしいこちらのイスと…

 

アサヒビールが自分を迎え入れてくれました。

 

南美深駅の待合室は道内でよく見かけるモルタル製ではなくて木造です。

待合室は昭和34年の開業当時に建てられたモノだと思いますが、

最近は、宗谷本線の駅待合室の更新が地味に進行中、

南美深駅にはこの風情のままでいてくれるよう、今の姿で頑張ってほしいですね。

 

待合室からホームに直接入ることは出来ず、

一旦そばの踏切に出て、そこからホームに入ることになります。

ホームは板切れで出来た簡素な仕様で、長さは列車1両分。

 

ホームに立ち、改めて南美深駅の周囲を眺めて見たのですが…

 

駅周辺にある民家は、踏切の東側にあるこちらの2軒だけ。

 

西側は見ての通り、建物すら見つけられない状況でした。

JR北海道が今年3月に公表したプレスリリースによると、

南美深駅は1日の乗車客数が1人に満たない駅だそう。

JR北海道全体ではこのような駅が51もあるそうですが、

そのうちの17駅が宗谷本線に集中しているとのこと。

 

待合室もですが、駅の存在自体にも頑張ってほしいと思いながら、

ホームに立つ駅名標の写真で〆ます。

駅のナンバリングに欠番が出ないことを祈りながら…

 

 

訪問駅リスト(JR線)
宗谷本線(名寄駅-稚内駅)

(↑名寄駅方面)
日進駅(平成28年4月5日)
北星駅(平成28年4月5日)
智恵文駅(平成28年4月5日)
智北駅(平成28年4月5日)
南美深駅(平成28年4月5日)
美深駅(平成28年4月5日)
初野駅(平成28年4月5日)
紋穂内駅(平成28年4月5日)
恩根内駅(平成28年4月5日)
豊清水駅(平成28年4月6日)
天塩川温泉駅(平成28年4月6日)
咲来駅(平成28年4月6日)
音威子府駅(平成28年4月5日)
筬島駅(平成28年4月5日)
佐久駅(平成28年4月6日)
天塩中川駅(平成28年4月6日)
歌内駅(平成28年4月6日)
問寒別駅(平成28年4月6日)
糠南駅(平成28年4月6日)
雄信内駅(平成28年4月6日)
安牛駅(平成28年4月6日)
南幌延駅(平成28年4月6日)
上幌延駅(平成28年4月6日)
幌延駅(平成28年4月6日)
下沼駅(平成28年4月6日)
豊富駅(平成28年4月6日)
徳満駅(平成28年4月6日)
兜沼駅(平成28年4月6日)
勇知駅(平成28年4月6日)
抜海駅(平成28年4月6日)
南稚内駅(平成28年4月6日)
稚内駅(平成28年4月6日)


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