皆さま、おばんです!

 

今年の4月に宗谷本線沿いを旅した時の2日目の早朝、

宗谷本線・兜沼(かぶとぬま)駅に訪れました。

宗谷本線・兜沼駅

駅の後ろに見えるのが駅名の由来になった兜沼で、

沼の形が兜の鍬形に似ていることから、この名が付いたそうですよ。

 

沼の形がホントに似ているのか、地図サイトで確認してみました。

宗谷本線・兜沼駅

それ、カブト違いや!

 

兜沼駅は大正13年に開業した駅で、わずか2年間ではありますが

宗谷本線(当時は天塩北線)の終着駅だった時代がありました。

宗谷本線・兜沼駅

宗谷本線・兜沼駅

現在は相対式2面2線構造の兜沼駅ですけど、

かつては2面3線構造で、沼側にも貨物列車の留置線があったらしく。

 

開業当時から使われていた木造駅舎は昭和61年の無人駅化後に姿を消し、

待合室だけの簡易駅舎に建て替えされてしまいましたが、

到着する列車本数を考えると仕方がないのかもしれませんね。

宗谷本線・兜沼駅

宗谷本線・兜沼駅

ちなみに列車本数ですが、JRに移行直後の上下合わせて10本から、

現在は7本に減少してしまいました。

 

ホームの目の前に広がる兜沼…

宗谷本線・兜沼駅

宗谷本線・兜沼駅

 

駅前に立つ案内看板を見ながら

「兜沼駅まで来て、兜沼を見ずして帰ったら罰が当たるのではないか」

と考えていたら、わんちゃんを連れたおばちゃまが

兜沼までの道順のことを教えてくれたのです。

わんちゃんが好きで、毎日兜沼まで散歩に来ているんですって。

宗谷本線・兜沼駅

 

兜沼にはキャンプ場があり、

そこに行くには兜沼駅の構内が近道なんだそう。

宗谷本線・兜沼駅

 

ところがその道を抜けるには長靴が必需品だそうで。

仙台から兜沼(正しくは兜沼駅ですけど)を見に来たことを伝えたら、

「絶対にいい場所だから車で周って見に行って!」と話してくれました。

宗谷本線・兜沼駅

お礼を言っておばちゃんを見送ります。

おばちゃんごめんなさい。

兜沼駅でお腹がいっぱいになっちゃったので兜沼は見ませんでした。

っていうか、次回は長靴を持参して来ますので。

 

兜沼地域が素晴らしいのは沼だけではありません。

街の風景も、いかにも北海道という感じの素晴らしさでした。

宗谷本線・兜沼駅

 

そんな中でひと際目立つこちらの建物。

宗谷本線・兜沼駅

 

やたらと古めかしさを漂わせる建物ですが、

兜沼地区の数多くの貴重な資料を集めた兜沼郷土資料室だそうです。

宗谷本線・兜沼駅

この建物、元を正せば昭和9年に建てられた兜沼郵便局だそうで、

郵便局にまつわる資料も展示されているそうですよ。

開館時間は5月~9月までの週末のみで、

残念ながら訪れたこの日は閉館してましたが、

駅から歩いても2分で着く場所にありますので

再訪の際はぜひ寄ってみたいと思います。

 

兜沼地区は豊富町内で初めて入植した土地、発祥の地です。

宗谷本線・兜沼駅

他もきっと素晴らしいスポットがあるのでしょうけど、

駅に着くだけで満足しちゃうんですよね…

毎回、名所を教えてくれる地元の方に申し訳なくて。

 

 

訪問駅リスト(JR線)
宗谷本線(名寄駅-稚内駅)

(↑名寄駅方面)
日進駅(平成28年4月5日)
北星駅(平成28年4月5日)
智恵文駅(平成28年4月5日)
智北駅(平成28年4月5日)
南美深駅(平成28年4月5日)
美深駅(平成28年4月5日)
初野駅(平成28年4月5日)
紋穂内駅(平成28年4月5日)
恩根内駅(平成28年4月5日)
豊清水駅(平成28年4月6日)
天塩川温泉駅(平成28年4月6日)
咲来駅(平成28年4月6日)
音威子府駅(平成28年4月5日)
筬島駅(平成28年4月5日)
佐久駅(平成28年4月6日)
天塩中川駅(平成28年4月6日)
歌内駅(平成28年4月6日)
問寒別駅(平成28年4月6日)
糠南駅(平成28年4月6日)
雄信内駅(平成28年4月6日)
安牛駅(平成28年4月6日)
南幌延駅(平成28年4月6日)
上幌延駅(平成28年4月6日)
幌延駅(平成28年4月6日)
下沼駅(平成28年4月6日)
豊富駅(平成28年4月6日)
徳満駅(平成28年4月6日)
兜沼駅(平成28年4月6日)
勇知駅(平成28年4月6日)
抜海駅(平成28年4月6日)
南稚内駅(平成28年4月6日)
稚内駅(平成28年4月6日)


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