Toni's Boys

エンジェルの車に爆弾が仕掛けられた。危うく命拾い。
今回はトニー・ブレイク(バーバラ・スタンウィック)が指揮する三人のイケメンティームに協力を仰ぐ。
三人のエンジェルが捕らえられた。それぞれが特殊な能力を持ったイケメンティームが救出に向かう。


■ はじめに

本作はチャーリー探偵事務所の三人のエンジェルが活躍するテレヴィシリーズ。今回は1980/4/2放送分。

エンジェルは時期によって異なる。今回は次の通り。所長のチャーリーはいつも電話でのみ登場。
ケリー・ギャレット(ジャクリーン・スミス)
クリス・マンロー(シェリル・ラッド)
ティファニー・ウェルズ(シェリー・ハック)

今回のゲスト。
アントニア・ブレイク(バーバラ・スタンウィック) トニー
コットン・ハーパー(ステファン・ショートリッジ) ロデオの名人
マット・パリッシュ(ブルース・バウアー) 変装の名人
ボブ・シーグレン(本人) 棒高跳び選手

敵役
マイケル・ドラノ(ロバート・ロッジア)
アン・ムーア(?) モデル・エージェンシーの受付
その他
 


■ あらすじ

◆ 爆弾が仕掛けられた

ティファニーはケリーの誕生日のプレゼントを持って車で出かける。ちょっと停車して車を離れた隙にプレゼントがすり替えられた。

ケリーの家に到着。他の荷物もあったので、先にそれを持って中に入った。そのタイミングで車に置いてあったプレゼントが爆発した。車はコナゴナ。しかし三人は無事。

犯人はマイケル・ドラノ一味である。

◆ トニーに依頼する

エンジェルたち自身がターゲットとなったことで、チャーリーは、同じ探偵仲間のアントニア・ブレイク(トニー)に協力を依頼する。

三人はトニーの屋敷を訪れた。そもそも三人はトニーのことは知らないので「トニーって誰なの?」と話している。

トニーが部下三人を引き連れて現れた。コットン・ハーパーはロデオの名人、マット・パリッシュは変装の名人、ボブ・シーグレンは棒高跳び選手。

これらの特技が探偵業務とどのように関係があるのかは不明だが、ともかく三人ともイケメンである。

それぞれエンジェルとイケメンが一人ずつペアになって行動することになる。エンジェルには自負心があるので、相手を巻こうとするが、失敗する。

◆ ティファニーが捕らえられた

一方ドラノは爆破作戦が失敗したので、さらに作戦を練っている。

トニーたちは、いろいろな情報からドラノ一味が怪しいと割り出した。分担してドラノの行方を追求することになる。

クリスとボブはあるクラブへ。ボウイを募集している。面接した女性に「脱いでみて」と言われてボブはシャツを脱いだ。「いい体ね」と言われたが、特に収穫なし。

参考に見せてもらったイヴェントでは、宇宙服を着た男性が何かしら動きが激しいダンスをした後、宇宙服の上半身を脱ぎ捨てた。クリスはニタニタして「いいわね」。ボブは「男のストリッパーだ」。

ケリーとコットンは牧場へ行った。女性が馬の世話をしている。馬が得意なコットンはその女性にいろいろ質問する。今度はコットンがニタニタ。女性も意味ありげな笑い。ケリーは不審な顔つき。しかし何も成果はない。

ティファニーとマットはロッチェル・モデル・エージェンシーへ。受付の女性は下を向いたまま「今日は、受付は終わったのよ」と言う。

しかしティファニーを見て「ちょっと待って」と言う。マットは「帰って」と外に出された。注、二人は同時に入ったが、無関係を装ったため。

女性はティファニーに書類を渡して「書いてちょうだい」と言って奥の部屋に入った。ドラノに電話をかけた。

戻ってきてティファニーに拳銃を突き付けた。補足。最初に爆弾を仕掛けられたのはティファニーなので、ティファニーの素性はばれていたものと思われる。

ドラノはティファニーをあるワイナリーに連れていく。

◆ ワインショーに行く

トニーの屋敷で対策を考えた。ともかくティファニーが捕らえられている場所が不明である。集められた情報を検討する。

トニーたちはフィオーノ・ワイン会社のワインショーが行われることを掴んだ。トニーは「上等な服を着ていくのよ」と檄を飛ばした。

会場に入った。ドラノもいてトニーたちを出迎えた。ドラノが怪しいとは思っているが、まだ証拠はない。

ケリーとクリスは控室に忍び込んだ。ショーに出演する女性と交代してもらった。

ボブとケリーとクリスがワインを持って、みんなの前に登場した。三人は会場を見渡しながら、いろいろチェックする。

しかしドラノも気が付いたようである。ドラノが席を立って、部下にひそひそと話した。それを見て、トニーは確信した。

しかしマットが捕まえられた。

ここでトニーが怒ったふりをしてテーブルをひっくり返した。それから大乱闘。

コットン、マット、ボブが大活躍したのは当然だが、トニーもワインのビンを振り上げて頭を殴ったりして大活躍。

だがしかし、ケリーとクリスが拳銃を突き付けられた。出口から連れ出された。

◆ ワイナリーの決戦

トニーはチャーリーに状況報告。「三つの方角から襲撃する」と言っている。

マット、コットン、ボブはワイナリーへ向かう。

マットは髭をつけて変装する。ワインを売り込みに来た風にして「ドラノ氏に会いたい」と入り込んだ。

ボブは車のトランクにあった棒を継ぎ足して棒高跳びの棒を作る。高圧電流が通されている柵を跳び越えて中に侵入した。

エンジェルの三人は、レンガ造りの部屋に閉じ込められていて、三人並んで縛り付けられている。それでもドラノに憎まれ口を叩いている。

マットとドラノが会った。ワインを出して見せる。マットは拳銃を出したが、ドラノの部下に取り押さえられた。

しかし部下に連れ去られようとしたときに反撃。部下との殴り合いになった。ここにボブが飛び込んできて、二人で部下を制圧。

一方、ドラノは飛行機に向かって走った。逃げるつもりである。マットとボブは追いかけたが追いつけない。

ドラノは飛行機に乗った。走っていく。ここで馬に乗ったコットンが現れた。

コットンは馬を走らせて飛行機に迫る。ロープを投げて尾翼を捕まえた。尾翼が破壊された飛行機は離陸できずにひっくり返った。

◆ ラスト

事件が解決して、トニーの屋敷に集まった。

エンジェルたちは、そもそもチャーリーと会ったことがない。トニーにチャーリーがどのような人かを説明してもらった。
 


■ 出演作

バーバラ・スタンウィック
(1933)女囚の意気地/Ladies They Talk About
(1937)ステラ・ダラス/Stella Dallas
(1939)大平原/Union Pacific
(1941)群衆/Meet John Doe
(1941)レディ・イヴ/The Lady Eve
(1944)深夜の告白/Double Indemnity
(1945)クリスマス・イン・コネチカット/CHRISTMAS IN CONNECTICUT
(1946/呪いの血/マーサの奇妙な愛情/The strange love of Marth Ivers
(1947)いのち短し/The Other Love
(1948)私は殺される/SORRY, WRONG NUMBER
(1947)恐怖の叫び/Cry Wolf
(1957)四十挺の拳銃/Forty Guns
(1940)思い出のクリスマス/Remember the Night
(1956)マーヴェリックの女王/烙印なき男/The Maverick Queen
(1955)ビルマの逃亡劇/Escape To Burma
(1953)人妻の危機/Jeopardy
(1941)新妻はお医者さま/You Belong to Me
(1939)大平原/Union Pacific
(1957)荒野の追跡/TROOPER HOOK
(1950)テルマ・ジョーダン事件:情事の代償/The File on Thelma Jordon
(1937)脅すギャングと助けるギャング/Internes Can't Take Money
(1947)二番目の妻/The Two Mrs. Carrolls
(1942)三人姉妹/The Gay Sisters
(1953)吹き荒ぶ風/Blowing Wild
(1964)ナイト・ウォーカー:夜歩く者/The Night Walker
(1954)バッファロー渓谷の戦い:牛飼いの女王/Cattle Queen of Montana
(1935)娘無軌道旅行/Red Salute