源氏物語イラスト訳【夕顔329】穢らひ忌み
穢らひ忌みたまひしも、一つに満ちぬる夜なれば、おぼつかながらせたまふ御心、わりなくて、内裏の御宿直所に参りたまひなどす。
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【源氏物語イラスト訳】
穢らひ忌みたまひしも、一つに満ちぬる夜なれば、
訳)死の穢れで謹慎していらっしゃった、その忌中明けの日も、病気が回復した日と同日になった夜であるので、
おぼつかながらせたまふ御心、わりなくて、
訳)(父帝が)ご心配あそばされるお心が、どうしようもなくつらくて、
内裏の御宿直所に参りたまひなどす。
訳)宮中のご宿直所に参内なさりなどする。
【古文】
穢らひ忌みたまひしも、一つに満ちぬる夜なれば、おぼつかながらせたまふ御心、わりなくて、内裏の御宿直所に参りたまひなどす。
【訳】
死の穢れで謹慎していらっしゃった、その忌中明けの日も、病気が回復した日と同日になった夜であるので、(父帝が)ご心配あそばされるお心が、どうしようもなくつらくて、宮中のご宿直所に参内なさりなどする。
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■【穢(けが)らひ】
■【忌み】
※【忌(い)む】
■【たまひ】
※【たまふ】
■【し】
■【も】
■【一つに満ちぬる夜】
※【ぬる】
■【なれ】
■【ば】
■【おぼつかながら】
※【おぼつかながる】
■【せたまふ】
※【せ】
※【たまふ】
■【御心】
■【わりなく】
※【わりなし】
■【て】
■【内裏(だいり・うち)】
■【の】
■【御―】
■【宿直所(とのゐどころ)】
■【に】
■【参り】
※【参(まゐ)る】
■【たまひ】
※【たまふ】
■【など】
■【す】
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