暮らし守る消費税減税こそ 財源示し辰巳氏追及 衆院予算委 責任ある財源論をもつ党でこそ暮しを守る
山添拓さん消費税減税を求めた辰巳コータローさんの質問に「(共産党は)安易に国債発行に頼らない姿勢は本当に立派だと思っている」と石破首相。ならばぜひ具体的に検討を進めるべきだ。法人税減税と富裕層優遇税制を改めるなど公正な税制へ転換し、消費税減税は十分実現できる。 「週刊宮本徹」第23回「時限的な減税」だけでいいのか? 富が溜まっているところには溜まっている。 金が社会を巡るように負担のバランスを変える必要がある。#日本共産党 #週刊宮本徹 #宮本徹 #消費税減税 オリジナルは https://t.co/OoLlU5eFNB pic.twitter.com/qm6UPOc07g— 平八 日本共産党支持/しんぶん赤旗読者 (@heihach23204272) May 13, 2025責任ある財源論をもつ党でこそ、困っている人の暮らしを守れます石破首相も「ほんとうに立派」と辰巳さん、いつもながらキレのあるやり取り。軽快で分かりやすくスカッとするから、つい何度も見てしまう。この方は、国会質疑では本当に水を得た魚のようだなぁと思う。議員が天職みたいな人だ。 消費税減税についての #たつみコータロー の質疑 石破首相もうっかり褒め称えてしまうほどの正論をめちゃくちゃ分かり易く提案してたのでノーカット。#日本共産党 #国会中継 pic.twitter.com/4ISVyHEvF3— 𝐄𝐌𝐈𝐋~噴き上がってる人~ (@emil418) May 12, 2025辰巳孝太郎さん辰巳孝太郎さん予算委員会での質問。消費税減税を迫りました。意外や意外、かみ合った?論戦となりました。 共産党の財源提案に、石破首相が「立派なもの」!? 消費税5%減税を求めた、予算委員会での #辰巳孝太郎 衆院議員の質疑から pic.twitter.com/KAvh6tdvvE— 日本共産党国会議員団近畿ブロック事務所 (@jcpkinki) May 12, 2025 日本共産党は20兆円の財源を示して一律5%の消費税減税を提案している。 石破総理も国債発行に頼らない財源を示した共産党の消費税減税には議論の余地、可能性があると示している。 国民の暮らしを守るため、消費税減税の実現を!#たつみコータロー #日本共産党 #消費税減税 #国会中継 pic.twitter.com/wz6ms2kpJe— おはな (@onique29) May 12, 2025 日本共産党の辰巳孝太郎議員は12日の衆院予算委員会で、消費税減税を要求し、そのための恒久的な財源を具体的に提案しました。 辰巳氏は、消費税の減税や廃止を望む声が、世論調査で78%(JNN)にのぼり、「要求対話」で共産党本部に寄せられた声では「暮らしに不安がある」が9割を占めると指摘。暮らしを守り不安を取り除くため「一番効果的なのが消費税減税だ」と強調しました。 石破茂首相は「社会保障の財源をどうするかなどを話さないで消費税減税だけの話をするのは無責任だ」などと強弁。辰巳氏は、大企業・大金持ち減税の是正などで消費税5%減税のための恒久財源を確保する日本共産党の提案を示しました。 辰巳氏は、物価上昇は食料品だけでなく全品目で起きており、消費税の「食料品非課税」ではなく、平均的勤労者世帯で年12万円の減税となる全品目一律5%にすべきだと指摘。財源策として、通貨安と円安を招き、物価高に拍車をかけかねない国債発行ではなく、2023年度で11・1兆円もの減税となった大企業優遇税制をやめ、所得が1億円を超えると税の負担率が下がる「1億円の壁」の是正、軍事費や無駄の削減、政党助成金の廃止などによる20兆円超の確保を提起しました。 首相は「御党の国債発行に頼らない姿勢は本当に立派だ」とし、「共産党と議論する余地が多分にある」と答弁。辰巳氏が、石破首相の「法人税を下げたことが決して思ったような効果をあげなかった」との国会答弁や、25年度与党税制大綱の「法人税改革は意図した成果を上げてこなかった」「法人税を引き上げる」との方針を挙げ、「(法人税引き上げも含め)財源確保のための議論をするということでいいか」とただすと、首相は「結構だ」と答えました。論戦ハイライト国債に頼らない姿勢立派衆院予算委 辰巳氏に首相 日本共産党の辰巳孝太郎議員は12日の衆院予算委員会で、法人税の引き上げなどにより恒久財源を確保して消費税の5%への減税に踏み出すべきだと石破茂首相に迫りました。石破首相は「これから先、議論する余地、可能性が多分にある」などと応じました。 辰巳氏は、多くの世論調査で1回限りの給付金よりも消費税減税を望む声が大きく、自民党内からも同様の声が上がっているとし、「まさに潮目の変化だ」と強調。党の要求対話で多数寄せられた「物価が高すぎる。年金だけではやっていけない」「食べ盛りの子どもでもごはんのおかわりは基本禁止」「非正規雇用でいつ解雇されるか分からない」などの暮らしの窮状を訴える声を突きつけ、「政治の一番重要な仕事は国民の暮らしを守ることであり、出口の見えない不安を取り除くことだ。最も効果的な消費税減税に踏み出すべきだ」と主張しました。 石破首相は「消費税の減税だけの話をするのは無責任な議論だ」とし、消費税は社会保障の財源だとする議論に固執しました。 辰巳氏は、食料品の非課税のみでは平均的な世帯の減税額は6万円だが、「物価上昇は食料品だけではない」とし、一律5%にすれば12万円の減税になると指摘。「私たちは国債を発行して財源に充てるとの無責任な提案はしていない」と強調し、法人税の引き上げや「1億円の壁」の是正、軍事費の無駄の削減、政党助成金の廃止で20兆円を超える財源を確保できると提案しました。また、「日経」が家計消費が伸びず企業の内部留保が増え続けてきたのは「消費税の反対側で法人税の減税が行われてきたからだ」と書いていると指摘しました。 辰巳 恒久財源を確保し消費税を減税する議論をしようではないか。 首相 御党の安易に国債発行に頼らない姿勢は本当に立派だ。志位(和夫)議長のそういう発言は、ある意味感動をもって拝聴した。内部留保をどうするか、法人税をどう考えるか、税制のあり方をきちんと議論することはさせていただきたい。 辰巳氏は「1年や2年の減税では国民の不安は解消されない」と述べ、一時的な減税にとどまらず廃止すべきだとし、「そのためには国債(借金)に頼らない恒久的な財源が必要だ」と主張。一律の5%への減税だからこそ複数税率の存在を口実に導入されたインボイスの廃止もできると指摘しました。 辰巳 首相自身が法人税引き下げが思ったような効果を上げなかったと言っていた。与党の税制改革大綱でもそれを認めている。これも含めて財源確保のために議論するのか。 首相 結構だ。ただ、それが消費税を全部やめようという話には直接結びつかない。 辰巳氏は「国民の暮らしを守るために消費税の5%への減税をやるべきだ」と訴えました。石破首相、共産を「立派」と異例の評価 消費減税の財源巡り「協調」 石破茂首相は12日の衆院予算委員会で、消費減税の財源論を巡り、共産党を「安易に国債発行に頼らない姿勢は本当に立派だと思っている」と持ち上げる場面があった。第2次石破内閣では、共産を「現在も破壊活動防止法に基づく調査対象団体である」とする答弁書を昨年12月に閣議決定しており、現職の首相が共産を「評価」するのは極めて異例だ。 共産の辰巳孝太郎氏の質問に答えた。共産は消費減税を求めているが、辰巳氏は国債発行はインフレを招く恐れがあるとして「国債発行して財源に充てる無責任な提案はしない」と強調。法人税率の引き上げなどを財源に充てるとした。 共産以外の野党内では消費減税の財源を国債で賄うべきだとの意見もあるが、首相はこうした減税論をけん制しており、首相と共産が「協調」した瞬間だった。 首相は志位和夫議長が同様の発言をしていることにも触れ、「ある意味、感動を持って拝聴している」と言及。共産が掲げる防衛費削減などには「賛同しないが、税制のあり方をきちんと議論するということはぜひしたい。議論する余地、可能性が多分にある」と褒め上げた。【小田中大】