かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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「クレンジングは肌に負担になるから石けん洗顔だけにしている」

 

 

という方が結構多いという話を聞きます。

 

昔から「クレンジング=肌に悪い」と言われてきたので、

 

最近では『石けんだけで落とせるメイクコスメ』というものも多く出回っていますよね。

 

 

 

ただしこれは「クレンジングオイル」というものをあまり詳しく知らない人が吹聴した都市伝説のようなもので、

 

実際には必ずしも石けん洗顔だけの方がクレンジングするよりも肌に負担が少ないとは言い切れない場合があります。

 

 

本日はこの話題について少し整理してみましょう。

 

 

 

◎洗顔とクレンジングの肌への負担ランキング

 

 

「洗顔やクレンジングが肌に負担になる」

 

というのは紛れもない事実で、これまでもかずのすけは同様の主張を幾度となく繰り返してきましたね。

 

スライドで解説! “オフスキンケア” の基本的な考え方

 

ただ、「洗顔」と「クレンジング」…比べたときの肌への負担はどっちの方が大きいのか?

 

これについてはあまり詳しく説明してこなかったように思います。

 

 

 

この理由としては、基本的に洗顔とクレンジングは成分や使途が全然違っているため根本的に『比較』することは出来ない、というものだからです。

 

 

 

ただし、あくまで僕の個人的な感覚に従ってそこにランク付けをするのであれば…

 

以下のような並びになると思われます。

(ちなみにクレンジングはオイルタイプのみしか書いてません)

 

 

もちろん洗顔法や細かい成分の違いで多少の上下の変動は見込まれますが、

 

大体こんな感じをイメージしていただければ良いと思います。

 

(ちなみに一番下でも洗顔する以上負担は「0」にはなりません。)

 

 

 

◎そもそも洗顔時の負担はどうして生まれているのか?

 

 

洗顔およびクレンジングで肌への負担が発生してしまうのは、主に3つの要因があります。

 

 

それは『脱脂』、『静電気』、『摩擦』の3つです。

(あとは石けんにおいてのみ『アルカリ』という要素があります。

 

原因は【静電気】!? 界面活性剤が肌に刺激になる理由。

 

なぜ「皮膚刺激」が生まれるのか(上級者向け)

 

 

 

例えば「ラウリル硫酸Na」という界面活性剤は、今ある洗剤としての界面活性剤の中では最も良くない品質のものです。

 

理由としては「非常に高い脱脂力」「強力な帯電性(静電気が強い)」を持っているからです。

 

 

さらに洗顔剤として使用する場合は、必ず「摩擦」を加えることになるため、

 

上記に挙げた要素をすべて揃えてしまっているわけですね。

 

 

だから最も肌への負担が大きいのは「ラウリル硫酸系の洗顔」ということになります。

 

 

 

また、『ミネラルオイル系クレンジング』などは、

 

ミネラルオイルといえば「超強力な脱脂力」という特性があります。

 

脱脂力という点だけみればラウリル硫酸等より圧倒的に上です。

 

オイルの中でも飛びぬけて脱脂力が高いです。

 

 

ただし、このタイプのクレンジングは使用する界面活性剤が「非イオン系(静電気を持たない)」のものですから、静電気はありませんし、

 

摩擦についてもオイル系のクレンジングは摩擦をかなり軽減できるため、この点も問題ではありません。

 

 

ただ脱脂能力があまりに高いため、やはり上位2番くらいには入ってしまうなぁ…という感じですね^^;

 

もちろん洗顔の方法や細かい成分の違いでこの上位二つは上下が入れ替わることもあるでしょう。

 

 

何にせよやはりラウリル硫酸系洗顔料とミネラルオイル系クレンジング剤は敏感肌ならまず避けたいところですね。

 

 

 

 

 

◎「石けん洗顔」は意外と肌に負担が大きい!

 

 

次に『石けん』ですが、、なんとここに挙げた中では上位三番目くらいには負担が大きいということになってしまいます。

 

(ラウレス硫酸Na、オレフィンスルホン酸Naなどが入ると、大体同じくらいかそれよりは石けんの方がマシな感じです。これも微妙な成分の違いで上下します。)

 

 

 

というのも、石けんというとまず「アルカリ性」という他には無い大きなマイナス要素があります。

 

 

単純な洗剤としての帯電性は意外と低いのですが、アルカリ性になるとマイナスの静電気を帯びやすくなってしまうのでこの点でマイナス。

 

また人の「皮脂」は弱酸性なので、アルカリ性の石けんは皮脂の洗浄にとても長けています。

 

良く言えば生活汚れに強いということになりますが、悪く言えば皮脂に対する脱脂力がとても高いということになります。

 

また「洗顔」なので摩擦が必要になる点もマイナス。

 

 

よってこの石けんという洗顔剤は意外と肌への負担が大きいのです。

 

 

 

 

ちなみに『エステルオイル系クレンジング』は

 

クレンジングオイルの種類分けと成分表示の読み方

 

ミネラルオイル系よりはかなり脱脂力がマシになるのですが、

 

それでも結構脂を奪ってしまうので・・・、、

 

まぁ石けんとどっこいどっこいかなぁというところです;

 

 

 

◎敏感肌なら油脂クレンジングやアミノ酸系洗顔などがオススメ

 

 

ここからはかなり低刺激な内容ですね。

 

 

『カルボン酸系洗顔(酸性石けん)』や『アミノ酸系洗顔』は脱脂力と帯電性を弱めた洗顔剤です。

(酸性石けんの方が脱脂力は高い)

 

洗顔なので摩擦は仕方ないですが、その他の点が低刺激ですね。

 

 

あと『油脂系クレンジング』は、

 

脱脂力についてはオイルクレンジングなのであるといえばあるのですが、

 

そもそもそのオイル自体が肌の皮脂と同質のものなので

 

逆に油分の補給になっちゃたりする側面があります。

 

 

 

そういう意味で皮脂に対する脱脂力はあまり高くありません。

(石けんなどより断然弱い)

 

またクレンジングオイルは静電気を持たないし、オイルなので摩擦も軽減されています。

 

 

よって3要素のすべてが低刺激なのでこの位置になりますね。

 

場合によってはアミノ酸系とどっこいかな~という気もしますが、

 

メイクに対する洗浄力はしっかりとあるのでとても便利です。

 

 

 

とにかく低刺激に洗いたい!

 

という場合は、脱脂力はほとんどなく、帯電性も殆どない、あるのはちょっとした摩擦だけ…、

 

という両性イオン系(コカミドプロピルベタイン等)の洗顔ですね。

 

ただこれは洗浄力が低すぎるので・・・使いこなせる人は中々居ないと思います(^_^;)

 

 

 

 

◎石けん洗顔はミネラルオイル系クレンジングと比較すればマシ、というだけ

 

 

 

というわけで冒頭の話に戻しますが、

 

クレンジングが肌に悪いから石けんだけで…、、というのは

 

あくまでミネラルオイル系のクレンジングに対してだけ言える話なのです。

(もしくはエステル系と石けんのW洗顔もかなり負担が大きいです…)

 

 

まぁ市場のクレンジングってミネラルオイル系が大半なので、

 

そういうロジックになっても仕方はないかなぁと思う部分もありますが…苦笑

 

 

例えばちょっと奮発して油脂系のクレンジングを揃えれば

 

そこそこしっかり目のメイクだった安心して落とせますし肌への負担もより少ないという話になります。

 

(あんまりガッツリしたメイクにはミネラルオイルとかでなければ中々対応出来ないですけどね…;)

 

 

 

 

ちなみにここだけの話、

 

「石けんで落とせるメイク」

 

を有難がる人は結構多いですが

 

 

実際には石けんというのは上でも説明した通りそこそこ洗浄力の高い洗浄剤です。

 

このくらいの洗浄力があれば、大抵の薄化粧くらいなら落とせてしまいます。

 

 

「石けんで落とせるメイク」というのはメイクそのものが凄いというよりは

 

実は中身自体は普通のメイク用品とさして変わらないものをそのように言って売っているだけでして、

 

それでメイクを落とす際の肌ダメージを抑制しているか?というと、

 

それはかなり微妙だと思います。

 

 

 

この場合普通のメイクをして油脂系クレンジングなどを使ったほうが圧倒的に低刺激です。

 

 

 

◎石けんをクレンジング代わりにするのは絶対NG!

 

 

またクレンジング剤が肌に負担!というイメージで固まってしまっていると

 

普通のメイクを落とすのにクレンジングを使用せず石けんだけで

 

という風にやる方も居られるそうです。

 

 

しかしこれはメイク落としとして大変非効率ですし肌への負担も大きくなるのでやめたほうがいいです。

 

 

 

クレンジングはメイク汚れを落とすのに特化した基剤や界面活性剤を配合していますが、

 

石けんはそうではないため不得意の汚れを落とすとなると落ちは悪いし摩擦も強くなり、

 

さらにその後に落ちが悪いからとW洗顔をしようものならお肌に対して大変な二重苦を与えているということになります。

 

 

そんなことをするくらいならば、

 

ミネラルオイル系でも短時間に素早く落とすなどの工夫をした方がよほど賢明です。

(無論、油脂系とかを使うに越したことはありませんが。)

 

 

 

その洗剤が得意としない汚れを無理やり落とすことは、

 

肌への負担の緩和には一切なりませんので注意が必要です。

 



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