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【体験記】白内障だったんです。#10
七月になった。
白内障の手術を終えて2カ月になる。
前回の定期検査では後発白内障の気配があるという。
左目にやや濁りがあるのだそうだ。
これは術後の後遺症のようなもので、レーザーを濁りに照射すれば二、三分できれいに戻るという。
後発白内障は早い人で数週間、数年かかって徐々に進行する人もいるが、そのものが発症しない人もいるそうだ。
細胞分裂の早い、若い人ほど発症する確率は高くなるという。
「若い証拠ですね」
医師はそう笑った。
後発白内障そのものは認められるが、まだ治療はしていない。
視力が落ちていないこともあるし、慌てる必要もなさそうだったから日を改めることにしたのだ。
このことを……白内障になっていたこと……記事にしようと思ったのは、同じことに悩む人がいるのではないかという思いだった。
白内障は決して高齢の方の病気ではない。個人差はあれ、30代前半で発症する人もいるのだ。
年齢はわからないけれど、白内障に悩む人からアクションを貰えたのは本当に嬉しいことでした。
僕は幸運にも偶然にも、先進医療特約のある保険に加入していたので多焦点人工レンズを挿れることができ、パソコンや読書など、特別な場合を除き、裸眼で生活できるようになった。
子供のときから近視だった僕にとって、裸眼での生活はまるで夢だ。
白内障は年齢こそそれぞれだが、ほとんどの人が発症する。僕はそれが早かったのだ。
誰しもいつ、白内障になるかわからない。
もしかしたら1年後に手術を考えている人もいるかもしれない。
いまの僕は言える。白内障は治ります。そして、手術もちっとも怖くない。痛みもない。
これから先、白内障のリスクとその対策を考える方は選択肢のひとつとして、先進医療特約のある保険を考えてみられたらどうでしょうか。
……保険のセールスではないんですが、裸眼生活というのはそれくらい価値のあるものだと思う。
視界は変わる。すると未来そのものが変わってゆく。
そもそもが誤診から始まった長い一年になった。僕は失明を恐れるまで苦悩したのだ。
私たちヒトは情報の70〜80パーセントを視覚から得るとされている。見える世界が変わると生き方さえ変わる。そんなふうに思う。
【おわり……(また追記事項があれば書きます)】
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