人類に有用な天然の物質 | 神産巣日神(かみむすびのかみ)のブログ

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古来、日本では、「愛」と云う字を使わないで、「産巣日(むすび)」と言いました。「むすび」と云う言葉は、「愛」と云う言葉よりも非常に深遠な意味を含んでいるのです。ときに、神産巣日神は「造化の三神」の内の一柱の神であり、獨神(ひとりがみ)で御座います。唯々感謝。

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 さて、昨日、すなわち、10月10日(土)の「心身一如(しんしんいちにょ)」のブログ の上段に、

「(前略)このスルフォラファンは、フィト・ケミカル(英語: phytochemical)、すなわち、植物中に存在する天然の化学物質の一種です。(後略)」と記させて頂きました。なお、“phyto”とは、ギリシャ語で「植物」という意味です。植物には、様々さまざまな栄養成分がまっていますが、中でも植物が作り出す自己防衛成分のことを()しています。

 人に欠かせない炭水化物、蛋白たんぱく質、脂質、ビタミン(英語:vitamin)、ミネラル(英語:mineral)の5大栄養素に加え、昭和50年前後(1970年代)以降、第6の栄養素として重要視されて来たのが食物繊維です。さらに 同・60年前後(1980年代)に入り、このフィト・ケミカルが発見されたことで、第7の栄養素として話題を呼びました。

 また、去る10月8日(木)の「ノーベル賞」のブログ に、御承知のように、日本人がノーベル医学・生理学賞を受賞したことを言及させて頂きました。受賞者は、自然界にいる微生物が産生する有用な物質(天然物と呼ばれます)を取り出したのです。すなわち、製品化された抗寄生虫薬「イベルメクチン」は、受賞者が発見した土壌細菌が作る抗生物質がもとになりました。微生物を培養する技術は、味噌や納豆などの生産を通じて研究者の間で職人芸のように(つちか)われたそうです。このような天然物化学は、日本の「お家芸」とも言える得意分野とされています。前述の、去る10月8日(木)の「ノーベル賞」のブログ に記させて頂きましたノーベル物理学賞に関しましても、「素粒子物理理論」は日本の「お家芸」とされていますね。(ちな)みに、味噌の生産過程につきましては、去る4月8日(水)の「南瓜かぼちゃ」のブログ の中段以降に記させて頂きました

 前者のスルフォラファンは、植物中に存在する天然物であり、後者は、自然界にいる微生物が産生する天然物で御座ございますね。天然物化学とは、通常は直接生物が産生する物質のみを扱う有機化学の一分野とされています。近年、製薬手法の主流は天然物化学から化学合成に移って来ているとのことですが、今回の受賞で「お家芸」の復活に(はず)みがつくかもしれないと言われています。


 ときに、昨日、一日のおかず(菜食)は、

 まず、タッパー(食品の携帯、そして、保存などに用いるプラスチック製のふた付き密閉容器の通称です。)にめた、枝豆です。(ちな)みに、去る11月6日(木)の「イソフラボン」のブログ でぉ伝え申し上げましたように、枝豆(大豆)にはイソフラボン(フラボノイド[よく御承知のポリ・フェノールと呼ばれる、より大きな化合物のグループの仲間。]の一種)が含まれています。なお、枝豆(大豆)に含まれています、このイソフラボン(英語:isoflavone)、レシチン(英語:lecithin)、そして、サポニン (英語:saponin)につきましては、昨日、すなわち、10月10日(土)の「心身一如(しんしんいちにょ)」のブログ の中段やや上に記させて頂きました。
 おまけに、御承知のように、枝豆と大豆、(もと)は同じものですが、未熟な枝豆からさらに成熟すると、大豆になります。


人類に有用な天然の物質
枝豆



 また、胡瓜(きゅうり)、キャベツ、そして、玉葱たまねぎの白()えです。ちなみに、胡瓜(きゅうり)のことは、去る2月10日(火)の「胡瓜(きゅうり)」のブログ に記させて頂きました。しかも、胡瓜(きゅうり)の語源につきましては、去る7月2日(木)の「野菜天ぷら」のブログ の中段やや上に記させて頂きました。さらに、胡瓜(きゅうり)の持つ酵素につきまして、去る7月13日(月)の「トマト煮」のブログ の上段に記させて頂きました。

 ならびに、キャベツのことは、去る12月20日(土)の「キャベツ」のブログ に記させて頂きました。および、玉葱たまねぎの調理法につきましては、去る3月25日(水)の「玉葱たまねぎ」のブログ の中段やや下に記させて頂きました。なお、玉葱たまねぎに含まれるクェルセチン(英語: quercetin)は、前述のイソフラボンと同様にフラボノイドの一種であり、上記のフィト・ケミカルです。強い抗酸化作用があります。クェルセチンはビタミンPの一種と言われることもあります。但し、日本ビタミン学会は、ビタミンPをビタミン様物質として規定しています。つまり、ビタミンPはビタミンではないということを言っています。

 生理的なことを記させて頂きますと、血液中の一酸化窒素(化学式:NO)の指令で血管が拡張するのですが、ここに活性酸素が多いと一酸化窒素の働きを妨げ、動脈硬化を引き起こすとされています。ところが、このクェルセチンは、前述のように、活性酸素を中和する抗酸化作用があります。それで、一酸化窒素の正常な働きをうながし、血管の柔軟性を保ち、血管をしなやかにしてくれるとされています。そのクェルセチンがあらゆる食材の中でもっとも多く含まれているのが、玉葱たまねぎとのことです。玉葱たまねぎのクェルセチンを増やす上では、玉ねぎを約1週間日光に当てておくと、クェルセチンの量が約4倍近く増えるそうです。皮をいてすようにすることがポイント(英語:point)とのことです。クェルセチンは水溶性の成分であるため、油で調理し、溶け出さないようにすることが大切ということになりますね。クェルセチンを無駄なく摂取ためには、油でげるのが一番とのことです。一酸化窒素にちなませて頂きますと、御承知のように、光化学スモッグ(英語:photochemical smog)や酸性雨の成因に関連しています。その一酸化窒素の生物機能は、昭和60年前後(1980年代)において驚くべき発見とされました。

 おまけに、去る11月24日(月)の「抗酸化物質」のブログ に、様々さまざまな抗酸化物質を記させて頂きました。

 そのうえ、白()えのことは、去る2月7日(土)の「白()え」のブログ で記させて頂きました。


人類に有用な天然の物質
()



 そして、いんげんの黒胡麻ごま()えです。ちなみに、いんげんには、前述の枝豆の約3倍の食物繊維が含まれているとされています。なお、食物繊維のことは、去る11月20日(木)の「切りし大根」のブロ に記させて頂きました。および、去る11月17日(月)の「黒胡麻ごま」のブログ でもぉ伝え申し上げましたように、隠元いんげん禅師がいんげん豆をもたらしたとされています。
 ならびに、去る11月14日(金) のビオチン(ビタミンB7)ブログ や前述の、 去る11月17日(月)の「黒胡麻ごま」のブログ の冒頭でも記させて頂きましたが、胡麻ごまの中でも、黒胡麻ごまはいいとされています。さらに、黒胡麻ごまには、去る4月1日(水)の「アントシアニン」のブログ に記させて頂きましたように、アントシアニン(英語: anthocyanin)が含まれています。このアントシアニンも、ポリ・フェノール(抗酸化物質)の代表と言われる(ほど) 最も種類が多い前述のフラボノイドの仲間であり、上記のフィト・ケミカルです。



人類に有用な天然の物質
いんげんの黒胡麻ごま()



 および、南瓜かぼちゃ団子(だんご)です。この中から少しです。ちなみに、南瓜かぼちゃのことは、去る4月16日(木)の「酢漬け」のブログ の中段やや上に記させて頂きました。



人類に有用な天然の物質
南瓜かぼちゃ団子(だんご)



 最後に、昆布こんぶ椎茸しいたけのダシによります、大根、さつま芋、そして、ねぎの味噌汁です。ちなみに、昆布こんぶのことは、去る10月24日(金)の「すこやかに生活をして頂くために」のブログ の中段に記させて頂きました。また、去る3月22日(日)の「わかめ」のブログ の中段に、
「(前略) 昆布こんぶやわかめなどの海藻かいそう類には、『水溶性食物繊維』であるヘミセルロースが含まれています。(後略)」と記させて頂きまして、食物繊維につきましてぉ伝えさせて頂きました。さらに、食物繊維のことは、前述の、去る11月20日(木)の「切りし大根(昨日のおかず)」のブログ の中段でも記させて頂きました。

 および、さつま芋のことは、前述の、去る10月16日(木) の「身土不二しんどふじ」のブログ に記させて頂きました。ならびに、去る2月26日(木)の「舞茸まいたけ」のブログ の上段に、

「(前略)さつま芋も皮をかずに頂きます。こうすれば、さつま芋の皮に含まれているアントシアニンというポリ・フェノール(抗酸化物質)を摂取ることが出来ますね。(後略)」と記させて頂きました。しかも、アントシアニンのことは、前述の、 去る4月1日(水)の「アントシアニン」のブログ に記させて頂きました。なお、抗酸化物質のことは、前述の、去る11月24日(月)の「抗酸化物質」のブログ に記させて頂きました。

 そして、去る昨年の10月9日(木)の「笑いと菜食療法ー菜食に導かれた過程ー小乗しょうじょうから大乗だいじょうへ」のブログ の中段に詳細に記させて頂きましたように、ねぎにはアリシン(硫化りゅうかアリル)(英語:allicinアリシン)が含まれています。

 ところで、昔から言われている味噌汁のことを発展させた話につきましては、去る4月8日(水)の「南瓜かぼちゃ」のブログ の中段以降に記させて頂きました。それから、去る7月11日(土)の「日本人の魂の食べ物」のブログ の中段やや下に、

「(前略)去る6月29日(月)の『微笑ほほえみ』のブログ の中段やや下に、『味噌汁は、日本人のたましいの食べ物ですね。』と記させて頂きました。(後略)」と記させて頂きました。そのうえ、去る8月23日(日)の「アスコルビナーゼ」のブログ の下段やや上に、味噌汁である「御御御付(おみおつけ)」のことにつきまして、

「(前略)『御』が3つも付くのですから、誠に有り難い食べ物ですね。(後略)」と記させて頂きました。



人類に有用な天然の物質
味噌汁



 同居している両親は、と以前、かれましたので、お伝え申し上げましたが、両親は何でも食べます。

 前述の、去る昨年の10月9日(木)の「笑いと菜食療法ー菜食に導かれた過程ー小乗しょうじょうから大乗だいじょうへ」のブログ に記させて頂きました過程があり、誠に有り難いことに、母親の理解を得て、菜食にさせて頂いております。


 あと、これらのおかずに、玄米御飯で御座います。玄米も、庶民しょみん的にスーパー・マーケットで購入して来ます。

 御承知のように、玄米のぬかには、去る11月10日(月)の「らっきょう」のブログ でぉ伝え申し上げましたように、糖質からエネルギーをつくり出すときに役立つとされているビタミンB1(チアミン)が含まれています。ビタミンB1(チアミン)のことは、去る3月30日(月)の「脳の神経細胞の新生」のブログ の上段から中段にけてでも記させて頂きました。

 また、らっきょうには、キャベツの約50倍の、前述の「水溶性食物繊維」が含まれています。キャベツのことは、前述の、去る12月20日(土)の「キャベツ」のブログ に記させて頂きました。さらに、らっきょうには、ビタミンB1の吸収を助ける、「アリシン(硫化りゅうかアリル)(英語:allicinアリシン)」という成分が多く含まれています。(ちな)みに、「アリシン(硫化(りゅうか)アリル)」は、ねぎ類に共通して含まれています。玉葱たまねぎに含まれている、血液をサラサラにする効能があるとされる「アリシン(硫化りゅうかアリル)」を効果的に摂取るための調理法は、前述の、去る3月25日(水)の「玉葱たまねぎ」のブログ に記させて頂きました。なお、玉葱たまねぎに多く含まれるフラボノール(英語:flavonol)にも、血液をサラサラにする働きがあるとされています。このフラボノールは、前述のフラボノイド (英語:flavonoid)の一種であり、やはり上記のフィト・ケミカルです。

 それから、玄米には、ビタミンE、食物繊維、そして、K(カリウム)が含まれています。(ちな)みに、K(カリウム)のことは、去る1月9日(金)の「茄子なす」のブログ に記させて頂きました。また、玄米のような穀類に含まれている食物繊維は、「不溶性食物繊維」です。前述の「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」のことにつきましては、前述の、去る3月22日(日)の「わかめ」のブログ の中段に記させて頂きました。



おかず7・10月24日(金)
玄米御飯



 玄米の食べかたにつきましては、前述の、去る11月17日(月)の「黒胡麻(ごま)」のブログ で記させて頂きました。また、玄米のかたにつきましては、去る11月26日(水)の「ふき」のブログ に記させて頂きました。


 本日も、最後(まで)ぉ読み頂き、誠にありがとうございました。唯々感謝。(^-^)