さて、本日は、釈尊(お釈迦様の尊称)の御生誕日ですね。御承知のように、お生まれになって、すぐに7歩歩いて、右手で天を
また、釈尊が お生まれになったときに、甘露の雨が降ったとされています。御承知のように、4月8日の
和薬であるゲンノショウコ(現の証拠)は、生薬の一つです。ゲンノショウコの和名は、「(胃腸に)実際に効く証拠」を意味するとのことです。去る10月13日(月)の「
ときに、去る10月15日(水) の『りんごの効用 』のブログ の中段に、
「(前略)医食同源、そして、薬食同源と云われますが、食物はぉ薬であり、特に、生でまるごと食べるりんご(前述のように、すりおろしりんごはいいです。)はぉ薬であると思います。当たり前の食品の中にも、誠に有り難い食べ物が御座います。(後略)」と記させて頂きました。そこで、昨日、一日のおかず(菜食)は、
まず、ホウレンソウの黒胡麻(ごま)和(あ)えで、鉄分(Fe)、カルシウム(Ca)を摂取(と)り、
「(前略)人参(にんじん)は皮を剝(む)かないで調理するとのことでした。(後略)」と記させて頂きました。また、舞茸のことは、去る2月26日(木)の「舞茸」のブログ で言及させて頂きました。更に、玉葱(たまねぎ)の調理法につきましては、去る3月25日(水)の「玉葱(たまねぎ)」のブログ の中段やや下に記させて頂きました。
「(前略)
昆布(こんぶ)やわかめなどの海藻類には、『水溶性食物繊維』であるヘミセルロースが含まれています。(後略)」と記させて頂きまして、食物繊維につきましてぉ伝えさせて頂きました。食物繊維のことは、去る11月20日(木)の「切り干し大根(昨日のおかず)」のブログ
の中段でも記させて頂きました。
更に、キャベツのことは、去る12月20日(土)の「キャベツ」のブログ に記させて頂きました。
ところで、昔からよく、味噌汁は小さい鍋で、おでんやカレーは大きな鍋で作れと言われます。姪が味噌汁は腐り易いと話していました。御承知のように、味噌は麹(こうじ)から作られます。麹というのは、実は麹菌というカビなのです。この麹菌には毒性は全くなく、蛋白(たんぱく)質やデンプンを分解する酵素を持っています。この酵素を利用して、大豆の中に入っている蛋白(たんぱく)質や脂質を分解し、旨味(うまみ)や甘味のもととなるアミノ酸や、やはり旨味や甘味のもととなるグリセリン(英語:glycerine)(示性式 C3H5(OH)3で表される3価のアルコールです。OH基が3つ付いていますね。)を作り出します。勿論、デンプンを分解すれば、糖類になり、甘味のもととなります。
因(ちな)みに、グリセリンは、水に非常に溶けやすく、吸湿性が強いです。その保水性を生かして、化粧品や水彩絵具にもよく使われます。また、医療分野でも用いられます。更に、去る10月05日(日)の「ボランティア・高尾山登山」のブログ と去る1月21日(水)の「ボランティア・高尾山登山・その2」のブログ で、「(前略)18年間、月二回、日曜日に、・・・ボランティアを、このトップの方々(かたがた)二人に委託されて、行(おこな)って参りました。(後略)」とぉ伝え申し上げましたボランティアで、グリセリンを使って、大きなシャボン玉を作って、手の上に乗せて見せたことがあります。シャボン玉液にグリセリンを入れますと、シャボン玉が割れにくく、強くなるのです。シャボン玉が割れるのは、薄い石鹸膜の水(シャボン玉液)が蒸発してしまうからです。そこで、蒸発しにくくなるようにグリセリンのような親水性の高い化合物を混ぜると良いのです。石鹸は界面活性剤です。
また、味噌は、空気を抜いて作られます。これは、嫌気性菌(遊離の酸素の無い状態で、生育、そして、増殖する細菌のこと。)である乳酸菌を、味噌の中で増やすためです。
更に、前述のように、麹はカビの一種であるために抗生物質の一種を作っていると言われています。
それから、前述のように、アルコールも作られますが、作られるアルコールでは足りないので、保存料や酒精という名でアルコール添加が、多くの味噌になされています。因(ちな)みに、御承知のように、医療の現場では、アルコール綿のことを酒精綿と言います。
以上のように、味噌には塩、乳酸 、抗生物質、そして、アルコールなどが含まれており、ちょっとやそっとのことでは腐らないようになっています。
ところが、枯草菌(納豆菌の仲間)は煮ても、塩漬けにされても、乳酸につけられても、アルコ-ル漬けにされても大丈夫なのです。
味噌汁にしますと、塩分、乳酸、そして、アルコールなどは味噌のときよりも大幅に濃度が落ちますので、味噌汁に放たれた枯草菌や納豆菌が増殖します。これらの菌は、熱に強い耐熱菌です。これらの耐熱菌が、味噌汁の中身を分解し始めます。よって、アンモニア臭のような饐(す)えた臭いを醸(かも)し出すことになるのです。
昔の人々は経験的に知っていたのでしょうね。味噌汁は、すぐに臭いがおかしくなる、性状がおかしくなるなどの腐敗の状態を示しました。
以上のことにより、味噌汁は小さい鍋で作れと言われたのでしょう。
また、奈良時代、遣唐使が中国から豆腐の作り方を日本に持ち帰ったということが豆腐伝来説として有力とされています。その伝来した際、豆腐と納豆の名称が逆になって伝わったとのことです。考えてみますと、納豆の製法である「豆を(納豆菌で)腐らす」のは正(まさ)しく納豆であり、豆腐の製法である「豆を(型に)納(おさ)める」のは正しく豆腐でありますね。
同居している両親は、と以前、訊(き)かれましたので、お伝え申し上げましたが、両親は何でも食べます。
前述の、去る10月09日(木)の「笑いと菜食療法ー菜食に導かれた過程ー小乗(しょうじょう)から大乗(だいじょう)へ」のブログ に記させて頂きました過程があり、誠に有り難いことに、母親の理解を得て、菜食にさせて頂いております。
あと、これらのおかずに、玄米御飯で御座います。玄米も、庶民的にスーパー・マーケットで購入して来ます。
御承知のように、玄米の糠(ぬか)には、去る11月10日(月)の「らっきょう」のブログ でぉ伝え申し上げましたように、糖質からエネルギーをつくり出すときに役立つとされているビタミンB1(チアミン)が含まれています。ビタミンB1(チアミン)のことは、去る3月30日(月)の「脳の神経細胞の新生」のブログ の上段から中段に掛(か)けてでも記させて頂きました。
また、らっきょうには、キャベツの約50倍の、前述の「水溶性食物繊維」が含まれています。キャベツのことは、前述の、去る12月20日(土)の「キャベツ」のブログ
に記させて頂きました。 更に、らっきょうには、ビタミンB1の吸収を助ける、「アリシン(硫化アリル)(allicin)」という成分が多く含まれています。
それから、玄米には、ビタミンE、食物繊維、そして、K(カリウム)が含まれています。因(ちな)みに、K(カリウム)のことは、去る1月9日(金)の「茄子(なす)」のブログ
に記させて頂きました。また、玄米のような穀類に含まれている食物繊維は、「不溶性食物繊維」です。前述の「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」のことにつきましては、前述の、去る3月22日(日)の「わかめ」のブログ
の中段に記させて頂きました。
玄米の食べ方(かた)につきましては、前述の、去る11月17日(月)の「黒胡麻(ごま)」のブログ で記させて頂きました。また、玄米の炊(た)き方(かた)につきましては、去る11月26日(水)の「フキ(蕗)」のブログ に記させて頂きました。唯々感謝。(^-^)