身土不二（今日のおかず）

　今日、一日のおかず（菜食）は、

　まず、ホウレンソウの胡麻《ごま》和《あ》えで、鉄分（Fe)、カルシウム（Ca)を摂取《と》ります。また、胡麻《ごま》の中でも、黒胡麻《ごま》はいいとされています。(^O^)

ホウレンソウの胡麻《ごま》和《あ》え

人参、大根、そして、お揚《あ》げの煮物

　そして、人参、大根、そして、お揚《あ》げの煮物とがんもどきです。

がんもどき

　それから、人参、ピーマン、きゃべつ、しめじ、そして、玉葱《たまねぎ》の炒《いた》め物です。

人参、ピーマン、きゃべつ、しめじ、そして、玉葱《たまねぎ》の炒《いた》め物

　最後に、昆布《こんぶ》と椎茸《しいたけ》のダシによります、小松菜、わかめ、葱(ねぎ)、そして、お揚《あ》げの味噌汁です。因《ちな》みに、仏教書にも書かれていて、「身土不二《しんどふじ》」、すなわち、身体と土壌とは二つ(ふたつ)にあらず、という考え方《かた》があります。「身土不二《しんどふじ》」を説明するだけでも、一冊の本になりますが、簡単にぉ伝え申しますと、その土地に住むにあたっては、その土地で採《と》れた野菜を摂取《と》るのがいい、とする考え方であります。例(たと)えば、熱帯で採《と》れた果物（バナナ、パパイヤ、マンゴ、ドリアン、そして、パイナップル等）は、すべて身体を冷やします。その反対に、寒い所で栽培される蕎麦(そば)は身体を温めます。

　日本人は水分を摂取《と》って、身体を乾燥から防ぎますが、コーヒーを飲む某・内科医によりますと、乾燥地帯の人々は、脂肪分を摂取《と》って、身体を乾燥から防ぐとのことであります。コーヒーは熱帯でも比較的乾燥した地域（コーヒーの原産地はエチオピアと言われていますが、例(たと)えば、キリマンジェロ、コロンビア、そして、ハワイ島のコナ地区）で採《と》れます。菜食者はカフェインを摂取《と》りませんので、飲みませんが、コーヒーは余分に摂取《と》った脂肪分を流すために飲まれるとのことなので御座《ござ》いますね。丁度、中国では、青梗菜《ちんげんさい》にしても、マッシュルームにしても、油炒《いた》めをして、大量の油を摂取《と》りますが、中国茶を沢山《たくさん》飲んで、その油を流しているのと同じに思えます。

　その土地で、生活するためには、その土地で採《と》れた物を摂取《と》ることが適しているという、合目的といいますか、目的に適《かな》っている、と思われる働きがあるように思われます。

　小松菜は、東京都江戸川区小松川周辺が原産地です。関東に住むので御座いましたら、例(たと)えば、群馬のこんにゃく芋、栃木の夕顔（御承知のように、干瓢《かんぴょう》の原料。）、千葉の落花生（知人の福岡の方でも、千葉の落花生を購入しているとのことです。）、埼玉県川越のさつま芋、同県深谷の葱(ねぎ)、そして、東京都谷中の生姜《しょうが》といった地場野菜を摂取《と》ることがいいとされます。

落花生

　関東の方々(かたがた)は充分に御承知のことであらせられますように、関東では、お雑煮に小松菜を入れますね。クライアント（英語：cliennt）で、小松菜は癖があると言う方《かた》がいましたが、そうぉ思いになられなければ、鉄分を摂取《と》るのには、ホウレンソウよりも、小松菜の方《ほう》がいいとされています。

　因《ちな》みに、仮に、尿管結石のぉ方《かた》は、食事療法と致しましては、蓚酸《しゅうさん》を含む食品(例えば、ホウレンソウ他《ほか》)を控えることであるとされています。

　蓚酸《しゅうさん》カルシウムは溶解度が極めて低い、すなわち、溶けませんので、これが石になります。
　但し、召し上がりますときには、どろどろになるくらい迄、充分に加熱をし、豆腐や小魚などのメニュー（カルシウム食品）を加えるといいとされています。
　蓚酸《しゅうさん》カルシウムが原因なのに、蓚酸《しゅうさん》を含む食品と共にカルシウム食品を摂取《と》るということは、一見、逆説（英語：paradox《パラドックス》）的にぉ思いになられるかもしれませんが、両者を摂取《と》りますと、消化管内で、蓚酸《しゅうさん》カルシウムが形成され、蓚酸《しゅうさん》の吸収は抑えられ、便として排出されます。

　すなわち、消化管内で、蓚酸《しゅうさん》の状態ですと、吸収が増加しますが、蓚酸《しゅうさん》カルシウムの状態ですと、吸収が抑制されるので御座《ござ》います。

　一昨昨日、すなわち、10月13日(月) の「芥子《ケシ》の花ー脳内麻薬」のブログで、「以前、（東京都薬用植物園に、）母校の医学部の男子学生の方《かた》を招待したことが御座います。」とぉ伝え申し上げました。４年前の５月１０日のときに、この東京都薬用植物園で、郷里が新潟の方《かた》によりますと、郷里の里山では、「かたばみ」を食《は》んだことがあった、との旨《むね》を伺いましたので、「かたばみ」には蓚酸《しゅうさん》が含まれていることを伝えたことが御座《ござ》いました。勿論、食べにくいです。

　ときに、学部生の頃、去る10月09日(木) の「笑いと菜食療法ー菜食に導かれた過程ー小乗《しょうじょう》から大乗《だいじょう》へ」のブログでぉ伝え申し上げました臨床実習で、母校の第一内科主任教授によりますと、尿管結石には、ビール（利尿効果があります）を飲んでピョンピョン跳《は》ねたらいい、とのことでありました。

　同居している両親は、と訊《き》かれますので、お伝え申し上げますが、両親は何でも食べます。

　前述の去る10月09日(木)のブログに記させて頂きました過程があり、誠に有り難いことに、母親の理解を得て、菜食にさせて頂いております。あと、これらのおかずに、玄米御飯です。唯々感謝。(^-^)

　小松菜、わかめ、葱(ねぎ)、そして、お揚《あ》げの味噌汁

玄米御飯