先日、こちらの記事で書きましたが、ニューヨークからご家族でパリにバカンスに来られているコモンるみさんと初デート
してきました。
るみさんの包み込むような柔らかな雰囲気に、まるで昔から知ってる旧知の友人と一緒にいるようなリラックスした時間を過ごさせていただきました。
今、この記事を読んでくださっている皆様の中には、るみさんのブログから来てくださった方も大勢いらっしゃると思います。
るみさんを通じて、皆様とお知り合いになれたこと、とても嬉しく思っています。
いいねや読者登録、そしてコメントをくださった皆様、本当にどうもありがとうございました。
るみさんの記事の中で、私が育った家庭での『お金の教育』について書いてくださっているところがあります。
もしかしたら、現在子育て中の方にも参考にしていただけるかもしれませんので、本日は、そのことについて少し詳しくお伝えしてみようと思います。
お金の話はどうしてもデリケートになりますので、この話は今まで誰にもしたことがなかったのです。
かなり親しい友人に聞かれても、うまく答えられなくて、さりげなくお茶を濁すようにしていました。
内緒にしていたのではなくて、それは私にとって当たり前のことだったので、
海外に出て行くなんて不安じゃないの？
生活はどうするつもり？
などと聞かれても、小さい頃から『お金のブロック』のようなものがあまりなかったので、それらの質問にどう答えていいのかわからなかったのです。
でも、さすが、ニューヨークで記者をされていただけあって、るみさんは話を聞き出すのがすごく上手なんです。
おそらく金銭感覚に共通するところがあって、通じあう部分があったのかもしれません。
我が家でのお金の教育といっても、＜毎日小遣い帳をつける＞、＜無駄使いはしない＞などというごく普通のことでした。
小遣い帳は、幼稚園か小学校１年生くらいから毎日つけていたと思います。
可愛いノートに縦線を何本か引いて、日付・収入・支出・何に使ったか・残金について記入していくだけのシンプルなものです。
小さい頃は、母に手伝ってもらってノートを作っていたと思います。
計算はそろばんを習っていたので得意でした。
それからるみさんの記事にありますように
父が『パパさん貯金』というシステムを作って、残ったお小遣いを貯めてくれていました。
父は利子をつけてあげると言って、預けたお金の１０パーセント上乗せして、『パパさん貯金』と書かれた大学ノートに金額を書き込んでくれました。
１０００円預けると１１００円と書いてくれるのです。
子供心に、なんかすごい得した気分で嬉しかったのを覚えています。
お金って使わないで預けると増えるんだということを父は教えたかったのかもしれません。
このパパさん貯金は高校生の頃まで続けたと思います。
また、母からは、お年玉などでまとまった金額をもらった時は、一部（もらった金額の１０パーセントくらい）だけ使ってあとは貯金するように言われていました。
当時は、母方、父方とも祖父母も健在でしたので、親戚一同が大勢集まり、小学生にとっては結構な額のお年玉になりました。
その中のたった１０パーセントといえ、当時の小学生が欲しいおもちゃは買えたのです。
毎年、お年玉で何を買うか考えるのが楽しみでしたので、残りほとんどを貯金することに不満を感じたことはありませんでした。
今の小学生はゲームなど金額の嵩むものが欲しい子が多そうなので、ちょっと難しいかもしれませんね。
その当時、両親に郵便局の定額貯金の金利が７パーセントだから１０年で倍になるからと勧められ、お年玉の残りは私名義の郵便局の口座に貯金していました。
しかも当時は、まだ２０パーセントの源泉分離課税の制度がなかったので、満期時に引かれる税金もなく本当に二倍になって返ってきた古き良き時代でもありました。
実際、１０歳の時に貯金したお金は２０歳の時に満期の通知が来て倍になった金額を受け取ることができました。
毎年、貯金していたので、毎年満期が来て、満期の度にその時に一番良い金利の金融商品に預け替えていました。
そのうちバブルがはじけ、日本経済が停滞してくると金利がどんどん下がっていき、１０年で確実に倍になるという夢のような金融商品はなくなりましたが、公社債投信や一時払い養老保険、郵便局の簡易保険（簡保）など、低金利の時代でも普通預金よりはずっと良い金利がつく商品を見つけて利用していました。
こう書くと貯金ばかりして人生を楽しんでいないように思われるかもしれませんが、バブル全盛期に学生時代を送ったので、身分不相応なお洒落もたくさんしましたし、素敵なレストランでのデート
や海外旅行も楽しんでいました。
そういう意味では大学生の頃はあまり貯蓄はできなかったと思います。
お金を大切に育てることは、小さい頃から当たり前にしてきたことなので、特に意識していなかったのですが、この記事を書きながら両親に対する感謝の気持ちでいっぱいになりました。
小学生の頃から、複利の凄さなどをチャートで説明してくれた父。
一緒に可愛いノートを選んでくれて、手作りの小遣い帳を作ることを教えてくれた母。
普段の会話で、パーセントや何割、単利・複利などの言葉を聞いていたので、算数が大好きになれたのも今思えばラッキーでした。
今回は、子供の頃からのお金のリテラシーの育て方と固定金利の商品でコツコツと確実に貯めることについて書いてみましたが、史上空前の低金利（マイナス金利）の今、大切なお金を減らさないようにするために私が実践していることを、いつかまた書いてみようと思います。
（時代も違いますので、全ての皆様に参考になるとは限りませんのでピンときた部分だけ受け取ってくだされば嬉しいです。）
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