お金のブロックの外し方 | ミカリュス ブルガリスの心の薬箱

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辛い恋とはさようなら。自分らしく幸せに生きる処方箋をフランス・パリから綴っています。

こちらの記事の続きです。

 

まだお読みになっていらっしゃらない方は、続きを読む前にこちらの記事からお読みいただれば、わかりやすいと思います。

 

 

クリップ お金のリテラシーの育て方 

 

 

 

この記事の中で、子供の頃に貯蓄の習慣をつけることの大切さについて書きました。

 

 

 

記事の中で『お金のブロック』について少し触れましたので、今回はそのことについてもう少し具体的に、私の考えを書いてみようと思います。

 

 

最近、よく見聞きします『お金のブロック』とは、実際のところ、どのような意味なのでしょうか。

 

 

多くのマネーコーチの方がお金のブロックの外し方に関する記事を書かれていますので、興味のある方は検索していただれば、ご自分に合った良いアイデアが見つかるかもしれません。

 

 

 

でも、今この記事では、私の体感している『お金のブロック』のある人とない人の違いについて、思うところを書いてみますね。

 

 

全くもって、私個人の経験と主観だけで書いておりますので、歩んできた道が違えば考え方や見方が違ってくるのは当然ですので、なるほどと思った部分だけ、参考にしていただければと思います。

 

 

 

 

 

 

世の中には、お金が巡ってくる人といつもお金がないと言っている人がいます。

 

それを分けるのがお金が十分にないという「欠乏の恐れ」だと言われています。

 

 

 

「欠乏の恐れ」があると、どんなに高収入でも、いつかその収入が失われる時が来たらどうしようと不安の中で生きていくことになるようです。

 

反対に収入自体はそれほどではなくても、気持ちに余裕のある暮らしを送っている人たちがいます。

 

そのタイプの人たちは、たとえ一時的にうまくいかない時期があっても、そのうちまたお金が巡ってくるだろうと楽観的でいられるので、結果的に必要な時期に必要なだけのお金に恵まれるようです。

 

彼らは基本的にいつも安定した気持ちで暮らしていて、収入の多寡で生活レベルが急激に変わったりしません。

 

  上矢印

 

ココが重要ポイント

 

 

 

 

 

 

私が勤めていた会社を辞めることを告げたときは、

 

 

会社を辞めてどうするの?

 

どうやって食べていくの?

 

 

と疑問に思った同僚がたくさんいました。

 

 

 

 

 

 

私が、子供を連れてパリに移住するときも

 

 

海外に出て行くなんて不安じゃないの?

 

生活はどうするつもり?

 

 

と心配してくれる人はたくさんいました。

 

 

 

 

 

 

そして、パリに住み始めてからも、少し親しくなると

 

 

どうやって暮らしているの?

 

お金がなくなったどうするの?

 

 

と私の経済事情に興味を持つだけでなく心配くれる人もたくさんいたのです。

 

 

 

 

 

そのように心配してくださったり忠告してくださる方に、全く悪気はなく、純粋に自分の身に置き換えて、『私には怖くて絶対にできない』という気持ちを素直にぶつけてくださったのだと思います。

 

 

 

 

反対に、「お金のブロック」がないタイプの人は、彼ら自身がお金の心配をしていないので、他人の懐事情を心配するということはなく、会社を辞めることにも、海外へ移住することにも、移住してからの生活の手段についても、心配される人はいませんでした。

 

 

 

実際、ブロックのない人たちは、会社勤めを続けていようと独立して事業をされていようと、深い自己信頼感があるからか、誰か他の人がやろうとしていることに対しても、「不安な気持ち」、「心配する気持ち」ではない、もっと前向きなポジティブな気持ちを感じるようでした。

 

 

 

 

 

今、流行りの『引き寄せ』の世界では、

 

お金はないと思うとないし、あると思うとあるのだから、心から十分にあると思って感謝して使っていれば、それが循環して手元にお金が友達を連れて戻ってくる。¥¥¥

 

などと言われていますが、確かにそれは間違ってはいないのですが、実際に現実の生活がカツカツであったり、貯金が全くなかったりすると、ないものをあると思うこと自体、かなりハードルが高いのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

また、

 

お金は生き物だから、貯めこんでいたら腐っていく。

だからどんどん使いましょう。

どんどん使って循環させていくことによって、自分の元に帰ってくるのです。お金お金お金

 

 

というのも、全くもってその通りなのですが、ないものを使うことはできませんし、借金してまで循環さすために使うというのは本末転倒とも言えます。

 

 

 

実際 、地に足のついた生活を送るには、海外旅行に行くのにも、海外留学するにも、将来、マイホームを購入したり子供の学費を払うにも、収入を得てそれを貯めるという基本の行為が必要になると思うのです。

 

 

 

お金を貯めるということは、お金を他人のために使わず、守銭奴になるということではありません。

 

 

 

ディズニーの映画に出てきたスクルージおじさんのように、お金を数えて暮らすということでは決してないのです。

 

 

 

 

 

私たちが銀行に預金をしたからといって、そのお金が名前の書かれた壺に入れられて保管されているわけではありませんよね。

 

 

私たちが預けたお金は有効活用されて、住宅ローンや事業資金など、お金が必要な人のために使われています。

 

 

 

また貯金をして利子を得ることにより、国や地方自治体に税金を払うことになり、その税金は、各種手当や困っている人のための福祉資金などや、国や地方の公共事業のために使われます。

 

 

利子所得は、原則として、その支払を受ける際、利子所得の金額に一律15.315%(他に地方税5%)の税率を乗じて算出した所得税・復興特別所得税が源泉徴収され、これにより納税が完結する源泉分離課税の対象とされています。

    (国税庁のホームページより)

 

 

 

 

 

貯めこんでばかりで使わないと経済が停滞するという理論は、ある意味では正しいと言えますので、応援したい良質な製品やサービスを提供している会社の製品を購入したり、チャリティーに協力したり、その時点での収入に見合ったできることをしていくのはとても良いことだと思っています。

 

でも何よりも一番大切なことは、まず自分自身がしっかりと自立した生活を送れるように、個人の生活の基盤を整えることだと思うのです。

 

 

 

 

これは、人間関係にも当てはまることで、自分を犠牲にして誰かに尽くすことで、自分の中にない何かを求めていると、どんどん身も心も枯渇していきます。

 

そして、無意識に相手からの見返りを求め、それが得られないと怒ってみたり悲しんでみたりすることで、相手を虚しい無気力感に追い込むことになりがちです。

 

特に男女関係でのトラブルの多くは、どちらかがどちらかに依存することで二人のバランスが崩れてしまうことから起こると思うのです。

 

 

 

依存することと頼るということは全く違う別のことです。

 

 

 

お互いがお互いを大切に思っているカップルが、苦しいときに共に協力し合い、頼り頼られながら人生の荒波を乗り越えていくのは言うまでもないことです。

 

 

 

 

 

満たされていない女性が誰かに幸せにしてもらおうと、手ぐすね引いて待っている姿に魅力を感じる男性はあまりいないと思います。

 

 

お金に関しても同じで、使ってあげたらお友達を連れて帰ってくれると期待されても、お金さんにとっては、はた迷惑な話で、それよりもまずは自分自身とお金との信頼関係を築くのが大切だと思うのですがいかがでしょうか。

 

 

 

その信頼関係がきちんと構築できたときこそ、「お金のブロック」が外れ、本当の夢のためにお金を使うことが怖くなくなるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

<おまけ>

 

前回の記事に出てきた「パパさん貯金」には、実はこんな裏話があります。

 

父は、私がお金を預ける度に10パーセントの利子を上乗せして、大学ノートで作った通帳に書き込んでくれていました。

 

 

そして父は、そのお金を当時11パーセントくらい(正確な金利は覚えていないのですが、当時一番有利と言われていた郵便局の定額預金よりもずっと有利な金利。)の金融商品で回していたのです。

 

 

最初に10パーセントの金利を上乗せしてくれるという父のアイデアに、小学生だった私は、すごい得した気分でせっせとお小遣いを預けていたのですが、中学生くらいの頃だったでしょうか。

 

ある日突然、そのカラクリに気づいたのです。

 

年利11パーセントの複利で回したら10年後にいくらになっているでしょうか。

 

複利周期を半年として計算するとその額はほぼ3倍になるのです。

 

1万円預けて千円上乗せしてもらって喜んでいた私ですが、それに気づいてからは、「パパさん貯金」は短期の貯金と割り切って、数ヶ月か長くても1年以内に引き出すようにすることにしました。

 

 

短期で運用するほうが得だったからです。

 

父は、バレたかと苦笑いしていましたが、お金が必要だと言うとすぐに預けたお金に10パーセント上乗せした金額を返してくれました。

 

そしてしばらくしてまた預けると、また10パーセントの金利を上乗せしてノートに書いてくれました。

 

 

 

父は私に、表に見える金利に騙されてはいけない、最終的に受け取る金額に影響する利回りを見ないといけないということを教えたかったのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

日曜日の朝、いつも行くマルシェとは違う少し家から遠いマルシェまで行ってきました。

 

 

1月のフランスの風物詩「ガレット・デ・ロワ」。

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歩いて20分ほどなのですが、上り坂なのでけっこう息が切れます。

 

健康のためのウォーキングを続けていますが、いつも平坦な道ばかり歩いているので、これからは坂道も歩いてしっかり体力をつけようと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

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