2018年12月某日。
この日の最高気温は0度。積雪量は約160cm。
冬場は1日中氷点下ということが多い酸ヶ湯にしては暖かく、
雪も降っていなかったので周辺散策に出かけることにした。
駐車場を出て、八甲田ホテル方面へ。
目的地は、酸ヶ湯温泉旅館から500メートルほど離れたところにある「地獄沼」。
雪壁に、誰かが登った形跡が。
ふみふみして大丈夫そうだったので登ってみると…
酸ヶ湯温泉の建物を見下ろすことができた。
酸ヶ湯薬師神社の鳥居。冬場は雪で埋まってしまう。
除雪された道を更に進む。
時折露出している山肌からは湯気が立ちのぼっていた。
しばらく進むと下り坂に。
この景色、本当に素敵だったのだけれど、写真ではうまく伝わらないのが残念。
しばらく歩くと、左手の雪壁に人が登った形跡があった。
雪を踏み固めながら慎重に登ってみると…
そこが地獄沼だった。
水墨画の中に迷いこんだのではないかと錯覚する景色。
「地獄沼」と呼ばれるこの沼、かつての爆裂火口跡に、近くから湧き出る温泉水がたまったもの。
噴気口からは、硫黄を含んだガスや温泉が噴出している。
酸ヶ湯温泉から地獄沼までは、往復で約1キロ。
ちょうどいい距離のおさんぽコース。
※道路脇の雪の壁は、誰かが登った形跡があっても安易に上るのは危ない。
登れそうだと思って進むと、途中で埋まる可能性があるので、雪に慣れている人でも注意が必要。
通りがかった老夫婦のおじいちゃんが、私が登っていた雪壁に登ろうとして、途中で膝まで埋まって諦めていた。
私が踏み固めた道の制限体重は私までなのに、なぜいけると思ったのか…。
積もったばかりのふわふわの雪に埋まるのと違い、ある程度固まった雪の場合、両足が膝上まで埋まるとなかなか自力での脱出が難しくなる。
(子供の頃に何度も埋まった。頭まで埋まったこともあれば、長靴が春まで戻ってこなかったこともある。)
これでやっと酸ヶ湯記録を一通りアップ完了。
次回からは、2018年秋の京都広島旅行記。
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・1号館(改修中)
ぽちっとな( ˘ω˘)
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