緒方洪庵の適塾。が思い浮かぶけど・・・
忘れちゃいけない、ポンペ&松本良順!
この二人によって、日本医学は一変する。
本当はドイツ人だったシーボルトが
帰国してから30年後の、安政4年(1857)
勝海舟が主宰する長崎海軍伝習所に来た
28才の海軍軍医ポンペ。 そして、
26才の幕府御医師、松本良順。
この若いコンビが幕府の目を盗みつつ・・?
興した学問所と病院は、徳川260年の
身分制度を崩す存在であり、幕府制度の
26才の幕府御医師、松本良順。
この若いコンビが幕府の目を盗みつつ・・?
興した学問所と病院は、徳川260年の
身分制度を崩す存在であり、幕府制度の
根幹を揺るがす、まさに志士活動のよう!
突出した存在だったか・・想像できるなぁ。
特に諸藩に比べて幕府の遅れ具合は酷い。
将軍の御医師は漢方で無ければならず、
長崎で学ぶ幕臣は一人もいなかったんだ。
だから良順の長崎行きには、漢方医のドン
多紀楽真院が、将軍の命を持ち出してまで
特に諸藩に比べて幕府の遅れ具合は酷い。
将軍の御医師は漢方で無ければならず、
長崎で学ぶ幕臣は一人もいなかったんだ。
だから良順の長崎行きには、漢方医のドン
多紀楽真院が、将軍の命を持ち出してまで
松本良順。司馬さんいわく、「海賊面」 (^^;
そして何より、言葉の通じない東洋人に
対する、ポンペの情熱がスゴかった!
物理化学、解剖、組織、生理、病理、調剤
内科・外科・眼科・法医・産科まで、全ての
医学大学課程を一人で全部、講義する。
そして何より、言葉の通じない東洋人に
対する、ポンペの情熱がスゴかった!
物理化学、解剖、組織、生理、病理、調剤
内科・外科・眼科・法医・産科まで、全ての
医学大学課程を一人で全部、講義する。
ヨハネス・ポンペ・ファン・メーデルフォールト
「医者はよるべなき病者の友」 滞日は5年。
適塾の緒方洪庵は、この開講を聞くと
「これで手探りの蘭方医学の時代は終わる」
と、自らの嫡子も、塾頭の長与専斎も
ポンペの学校に入れた。流石だなぁ。
といっても、、ポンペの言葉を理解できる
適塾の緒方洪庵は、この開講を聞くと
「これで手探りの蘭方医学の時代は終わる」
と、自らの嫡子も、塾頭の長与専斎も
ポンペの学校に入れた。流石だなぁ。
といっても、、ポンペの言葉を理解できる
文久元年(1862)、日本初西洋式の病院も
建てた。身分差なしの診療、貧民は無料。
これ即ち、身分制によって成り立つ
江戸体制の強烈な否定であり、
将軍の御脈をとる奥医師が、たすき掛けで
貧民の治療をする姿は、奇異ですらある。
「世の中は変わる!」皆、そう思ったんだ。
小島養生所→精得館は、現長崎医学大学。
長崎を離れた後は、慶喜の主治医をしたり
将軍家茂に好かれて病床に近侍、良順が
いないと、眠らないほど頼りにされる。
新撰組とのエピソードも微笑ましいよ。
坂本龍馬が勝海舟を斬りに行って
弟子になった、、てのは有名だけど、
近藤勇も松本良順を斬りに行き、、なんと
惚れ込んで、義兄弟になっちゃった(*^^*)
司馬さんいわく、良順は、多少
「おっちょこちょい」な、愛すべき「大愚者」。
侠気にあふれ、勝海舟よりちょこっと
単細胞なので、その点、新撰組とは波長が
合ったと思われる。 ヽ(^。^)ノ
以後、新撰組の相談役となり、宿舎の
衛生管理から傷の手当て、資金の手助け・・
土方歳三とは会津まで行動を共にしたし、
明治後は永倉新八の世話もしている。
単細胞なので、その点、新撰組とは波長が
合ったと思われる。 ヽ(^。^)ノ
以後、新撰組の相談役となり、宿舎の
衛生管理から傷の手当て、資金の手助け・・
土方歳三とは会津まで行動を共にしたし、
明治後は永倉新八の世話もしている。
北区滝野川の寿徳寺に良順と永倉新八が
近藤勇らの供養塔をつくった。
幕府瓦解時には、遊郭の梅毒検査をやったり
幕府瓦解時には、遊郭の梅毒検査をやったり
将軍慶喜に直接訴えて、「えた」の
身分制度を撤回させた。これスゴい事!!
良順先生は徹頭徹尾、庶民の味方なのだー
この、型破りの爽やかさ&潔さは、
実父・佐藤泰然から受け継いだもの。
家族、養子、友人、弟子を、境界線なく
まぜこぜに愛し、実子は養子に出し、弟子を
身分制度を撤回させた。これスゴい事!!
良順先生は徹頭徹尾、庶民の味方なのだー
この、型破りの爽やかさ&潔さは、
実父・佐藤泰然から受け継いだもの。
家族、養子、友人、弟子を、境界線なく
まぜこぜに愛し、実子は養子に出し、弟子を
佐藤尚中(養子で継承者)、林董(三男)、
林洞海(婿)、関寛斎(順天堂一の秀才)、
山内六三郎(甥)etc....ナイスガイばかりの
「佐倉順天堂ファミリー」はとっても素敵♡
箱根駅伝は来年から順大を応援しよっかな。
順天堂を継いだ養子の佐藤尚中(山口舜海)
もう一人、良順が愛し、司馬さんも
良順以上の主役として描いているのが、
佐渡の伊之助こと、司馬凌海。
超人的な記憶力で、蘭、独、英、中、
ラテン語までなぜかマスターし、通訳として
良順を支えるけれど、社会的不適合者で
ポンペに破門される、、という、
ほぼ南方熊楠チックな異能、いや異脳の持主。
こういう人って、やっぱいるんだなぁ。。
もしかすると、実は空海もこの手の人種
だったんじゃあないか、、と私は
密かにニラんでいる。ふっふっふ。
こういう人って、やっぱいるんだなぁ。。
もしかすると、実は空海もこの手の人種
だったんじゃあないか、、と私は
密かにニラんでいる。ふっふっふ。