2015年5月に始めた「ワンダの映画三昧」も、この5月で丸11年を迎えました!ありがとうございます!
「ワンダの映画三昧」では、過去自分が見てきた映画の中でその日の気分でランダムに選びレビューしてきました。通常の映画レビューだけでなく「思い出の映画音楽」や「記憶の中の映画」や「ちょっとイイ映画のセリフ」そして「シネマDEクイズ」などいろいろな視点から映画の楽しさを語り合ってきました。おかげさまで丸11年を迎えました。ありがとうございます。「ワンダの映画三昧」はまだまだ続きます。これからもよろしくお願いします!

昨年は昭和100年という区切りの年と「ブログ10周年特別企画」として~あなたが選ぶ昭和映画(邦画)総選挙~を開催させていただき多くの皆さんに参加していただきました。過去には「あなたが選ぶ美人女優は?」「あなたが選ぶ美男俳優は?」「映画音楽総選挙」などいろいろ企画させていただきました。そしていつかは「マイベスト映画」の企画をやりたいと考えています。その時はよろしくお願いします!
★★映画なんでもベストて~ん★★
今日は大好きな「法廷映画」にスポットライトを当ててみました。法廷映画とは、裁判所を舞台に裁判の過程や弁護士、検察、裁判官、被告人、陪審員など広く描かれており、昔は刑事、犯罪というカテゴリーの中でしたが、今ではしっかりジャンルとして確立されています。実在事件を基にした社会派作品から、謎解き要素の強いミステリーまで幅広いタイプがあります。今回は「映画なんでもベストて~ん」のコーナーの中でランダムの10作品取りあげました。なるべく幅広い年代と広いジャンルから取りあげていますが、決してベスト10ではありません。観る映画に迷ったときなどに参考にどうぞ!
法廷シーンが印象的な映画
▲十二人の怒れる男/1957年(モノクロ)
まず、法廷映画と聞いてこの映画を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?。「セルピコ」「オリエント急行殺人事件」などのシドニー・ルメット監督の初監督作品!父親殺しの少年に有罪が確実視される中、たった一人の「無罪」意見から、議論が二転三転していく12人の陪審員の様子を描いた法廷サスペンスの金字塔でもあり、父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、陪審員が評決に至るまでの様子を描いた、密室劇の最高傑作でもあります。出演はヘンリー・フォンダを筆頭にリー・J・コップ、エド・ベグリー、ジャック・ウォーデンなど個性派が顔を揃えています。脚本の面白さと演技力があればお金をかけなくても面白い映画が出来るという見本のような映画です。70年近く前のモノクロ映画ですがまったく色褪せない名作でかならず見るべき一本です
▲アラバマ物語/1962年(モノクロ)
1930年代、人種差別が渦巻くアメリカ南部。正義を信じる弁護士の父と、その姿を見つめる娘の忘れがたき夏の物語です。グレゴリー・ペック演じる父親であり弁護士であるアティカス・フィンチが最高にすばらしく、アメリカ映画の歴代ヒーローに、「インディージョーンズ」や「ジェームズボンド」らを押さえ堂々1位に選ばれています。人種差別という重いテーマを扱いながらも、この作品は単なる法廷ドラマにとどまらず、子供の視点から見た大人の世界を、純粋無垢な目を通して偏見と不正がより克明に写し出されており、よりノスタルジックに描かれている名作です。いつまでも色褪せない差別問題を取り上げながらメッセージ性は前面に出さず、淡々とした客観的な描写が多い本作ですが、それがアメリカ史上非常に重要な映画とされる由縁かもしれません。大勢の黒人の傍聴人(黒人は2階しか許されていなかった)が、グレゴリー・ペック演じる弁護士アティカスが法廷を出るのを起立して見送るシーンは胸が熱くなります。ちなみに「ゴッドファーザー」などの渋い演技のロバート・ディバルのデビュー作でもあります
▲クレイマー、クレイマー/1979年
原題は「クレイマー(原告)対クレイマー(被告)の裁判」の意味で同じ名前の人が争っている裁判、つまり離婚裁判を題材にした物語です。自立を求めて5歳の息子を残して家を出た母と、取り残された父と息子に起こる様々な物語を描いたヒューマンドラマ。主演は「真夜中のカーボーイ」「レインマン」「卒業」などのダスティン・ホフマンと「プラダを着た悪魔」「ディアハンター」「マディソン郡の橋」などのメリル・ストリープの名優二人で見応えがあります。どちらも子どもを愛しているのがわかるので裁判シーンは少し辛いです。なんといってもフレンチトーストのシーンは泣けます。この映画は「食べ物と映画」のコーナーでレビューしています
▲いとこのビニー/1992年
法廷経験ゼロの型破り弁護士が、保守的な南部の町で無実を叫ぶ、前代未聞の逆転劇が始まる痛快法廷コメディ。出演は「グッドフェローズ」「ホームアローン」のジョー・ペシ、「レスラー」「スパイダーマン」などのマリサ・トメイ。出来すぎ感はありますが、テンポがいい良作で休日にのんびり見たい映画です。意外と知らない人が多いようなので「マイナー映画紹介」のコーナーにするか迷いました。是非どうぞ!
▲ニュールンベルグ裁判/1961年
ナチスの罪は誰が裁くのか?第二次大戦後、ドイツで開かれたニュルンベルグ裁判を基に作られた法廷ドラマで、正義と人間の尊厳を問う、社会派ドラマの金字塔!監督は「手錠のままの脱獄」「ケイン号の叛乱」「渚にて」「招かざる客」などの社会派の巨匠スタンリー・クレイマー。出演はスペンサー・トレイシーをはじめバート・ランカスター、リチャード・ウィドマーク、ジュディ・ガーランド、モンゴメリー・クリフトらの超豪華すぎる俳優陣が出演しています。本来なら堅苦しい軍事裁判の様子も、双方分かり易い論説の攻防で3時間の大作にもかかわらず長さを全く感じさせません。俳優陣の魂のぶつかり合いが凄まじく、正義とは何かを深く考えさせられる傑作です
▲父の祈りを/1993年
英国の司法界史上最大の汚点とされるギルフォードパブ爆破事件を元にした作品。1970年代、北アイルランド紛争の嵐の中、IRA爆弾テロの濡れ衣を着せられた青年が無実を信じる父と共に、獄中から国家権力に挑む15年間の長い戦いを描いた社会派ヒューマンドラマ。歴史的な背景や事件自体を知らなくても入り込めます。主演の「ラスト・オブ・モヒカン」のダニエル・デイ=ルイスがめちゃめちゃいいです。この作品は、ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞しており、アカデミー賞にもノミネートされました。地味な映画でテレビではまず見られないと思いますが、機会があったら是非!
▲真実の行方/1996年
ウイリアム・ディールの同名小説を基に、「オーロラの彼方へ」のグレゴリー・ホブリットが監督した法廷スリラー映画。法廷で繰り広げられる心理戦の果てに、誰もが予想しなかった驚愕の真実が待ち受けます。いわゆるどんでん返し映画ですが、なかなか見応えがあります。リチャード・ギア、ローラ・リニー、ジョン・マホーニーなど馴染みの出演者の中で、この映画がデビューで犯人役?のエドワード・ノートンの怪演に驚かされました
「スタンド・バイ・ミー」「ミザリー」などのロブ・ライナー監督作品。軍法会議に隠された不都合な真実を若き弁護士たちが、巨大な権力に正義の刃を突きつける法廷サスペンス。
若き日のトム・クルーズやデミ・ムーア、さらにジャック・ニコルソン、キーファー・サザーランド、ケヴィン・ベーコンらの豪華メンバーが出演している話題作です。豪華メンバーに目が行きがちですが内容もしっかりしていて軍法会議のシーンも見応えがあります。第94回の「シネマDEクイズ」で難問画像クイズで出題させてもらいました
ラストのやりとりがいいです
「ドーソン、名誉に軍服は必要ないぞ!」
「きをつけ、上官殿に敬礼!」
▲ケイン号の叛乱/1954年
第二次世界大戦の太平洋戦域を舞台に、アメリカ海軍の駆逐艦ケイン号で起こった反乱の模様と、その正否を問う軍事裁判の行方をサスペンスフルに描いた軍事ドラマの傑作。ハンフリー・ポガートをはじめ、フレッド・マクマレイ、ホセ・フェラー、ヴァン・ジョンソン、リー・マーヴィンなど個性派俳優陣が顔を揃えます。ハードボイルドが持ち味のハンフリー・ポガートのダメ艦長ぶりが巧みで一度は見ておくべき作品です
いかがだったでしょうか?まだまだたくさんあり、第2弾も予定しています。ワンダが観ていない映画は入れておりません
今回紹介した映画の思い出や、オススメの法廷映画があったら教えてください!




























