毎月1日は恒例の「シネマDEクイズ」。記憶力と判断力と少しの運でクイズを楽しみませんか?今回は「多数派、少数派」を予想する投票型クイズです

 

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シネマDEクイズ/第87回

「たたかう女性の映画といえば」

(洋画限定)

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今回の「シネマDEクイズ」は毎度お馴染みの「投票型クイズ」です。この「投票型クイズ」は、通常のクイズと違って前もって答えがありません。みなさんの投票で答えが決まります!今回のテーマは「たたかうう女性の映画といえば?」です。「映画名」ですよ!

 

「たたかう」とは、単純に武力を用いて相手と「戦う」だけでなく、互いの技量を争ったり、病気や苦痛を乗り越えるためにも「闘い」ます。したがって、ジャンルもアクションだけでなく、ヒューマンドラマ、コメディ、ラブストーリーなど多岐にわたると思います。その中であたなが思う「たたかうう女性の映画」(洋画限定で邦画、アニメは不可)を投票で、「トップ」「NO2」「ブービー」を予想してください。答えはすべての投票の中から「トップ」「NO2」「ブービー」の票数で決定します

 

 

クイズの方式は「トップ」「NO.2」「ブービー」を当てる3連単式ですので、「トップ○○」「NO2△△」「ブービー□□」の記載でお願いします。なお単発予想(たとえば、トップだけ、ブービーだけも)も受け付けますので、できるだけたくさんの参加をお待ちしています。期間中であれば何度修正してもかまいません。

 

<問題>

トップを予想

「たたかう女性の映画(洋画)と言えば?」で「一番投票が多い映画は?

●NO2を予想

「たたかう女性の映画(洋画)と言えば?」で「二番目に投票が多い映画は?

ブービーの予想

「たたかう女性の映画(洋画)と言えば?」で「二票だけ投票される映画は?

 

総投票の中から「トップ~NO2~ブービー」を決定します。

「トップ」「NO.2」「ブービー」の3作品を当てた人は「パーフェクト」トップとブービーを当てた人は「準正解」、「ブービー」を当てた人は「ブービー正解」とします。ブービー正解が一番難しいのではないでしょうか

 

<注意点>

「ブービー」とは、自分の投票と他に1票だけ投票される、つまり2票投票された作品とします(最少投票ではありません)

*家族、友人などの代理投票もどうぞ!

*たくさんの候補を記載していただいても問題ありませんが一人一答です「最終的な答え」は、しっかり明記してください

*映画の題名は副題まで「正確」にお願いします。シリーズ名ではなく「映画名」です

 

もちろんクイズですから「正解」をすることも大事ですが、これを機会にさまざまな映画を思い出して楽しんでください!思い出などあれば是非どうぞ!

 

◆締め切り/4.5の20時

◆発表/4.6の0時過ぎ予定

 

ワンダも「ワンダの公募三昧」より一番に事前投票する予定です。たくさんの投票をお待ちしております!

 

*回答はコメントでどうぞ!コメントは企画の性質上、正解発表まで承認を遅らせていただきます

*名前を出したくない方はメッセージでどうぞ!

*この企画に限り個別の返信はいたしません

 

今日の映画を初めて見たのは高校2年の夏休みと記憶しています。夏の高校野球甲子園大会地区予選も4回戦で敗れ、つかの間の夏休みの東京下町の名画座のオールナイトでした。ヒッチコック大会と銘打ち「鳥」「サイコ」「めまい」の超豪華版の3本立てでした。その後テレビ、レンタルで何度も再見しておりDVDも購入しています。そう言えば95年のブルース・ウィルス主演の「12モンキーズ」の中で、映画館でこの映画を見ているシーンがありました

 

 

 

 

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~ヒッチコック特集~/第9弾

「めまい」

1958年/アメリカ(128分)

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サスペンスの神様と呼ばれるヒッチコック監督の”最高傑作”の呼び声の高い作品!

 

 監督

アルフレッド・ヒッチコック

 音楽

バーナード・ハーマン

 キャスト

ジェームズ・スチュワート

 /ジョン・ファガーソン
キム・ノヴァク
 /マデリン・エルスター(ジュディ・バートン)
バーバラ・ベル・ゲデス

 /マジョリー・ウッド

トム・ヘルモア

 /ギャヴィン・エルスター

ヘンリー・ジョーンズ

 /検視官

 

主演は、フランク・キャプラ監督の「スミス都へ行く」「素晴らしき哉、人生」そして同じヒッチコックの「裏窓」「ロープ」、さらに「リバティ・バランスを射った男」「西部開拓史」などハリウッドを代表する俳優のジェームズ・スチュワート。相手役には「愛情物語」「ピクニック」の美人女優キム・ノヴァク。他には「5つの銅貨」のバーバラ・ベル・ゲデスが出演しています

 

本作は、主人公が犯罪に巻き込まれるというヒッチコックお得意の「巻き込まれ型サスペンス」ではあるのですが、かなりラブストーリーの要素が強い作品です

 

 

▲ジェームズ・スチュワート/ファガーソン

▲キム・ノヴァク/マデリン(ジュディ)

▲バーバラ・ベル・ゲデス/マジョリー・ウッド

 

サンフランシスコが舞台_

捜査中に、自分を助けようとした同僚が誤って転落死したことにショックを受け、高所恐怖症になってしまった元刑事のジョン・ファーガソン(ジェームズ・スチュワート)。ある日、学生時代からの友人のエルスター(トム・ヘルモア)に頼まれ、近ごろ奇妙な行動が目立つ妻のマデリン(キム・ノヴァク)の尾行を頼まれる。そして、彼女が曾祖母カルロッタ・バルデスの霊に憑りつかれていることを突き止めた。そんな時、マデリンは彼の目の前でロサンゼルスの海に身を投げる。間一髪彼女を救ったファーガソンは、冷たくも魅惑的なマデリンに心を奪われていく。そんな時、彼女は教会から飛び降り自殺をしてしまう。傷心の中、偶然ファーガソンは彼女と瓜ふたつの女ジュディ(キム・ノヴァク)を見かけたのだが・・・
 

自身の作品に出るヒッチコックはお馴染みですが、今回は造船所の前を通り過ぎる通行人としてカメオ出演しています

 

▲ソール・バスのタイトルバック

▲007シリーズのタイトルバック

  ソール・バスのタイトルバック

 

赤褐色の画面を背景に、バーナード・ハーマンによる不穏な音楽。そしてキム・ノヴァックの唇や眼をアップにした映像の不気味なタイトルバックはソール・バスによるものです。このタイトルバックの数分間を見ただけで、作品のクオリティの高さを感じると同時に、一瞬で不安に煽られます。ソール・バスは、本作のほかに「サイコ」「北北西に進路を取れ」でもヒッチコックと組んでおり、ほかにもオットー・プレミンジャーの「悲しみよこんにちは」「ウエストサイド物語」「七年目の浮気」など数多くのタイトルバックを担当しています。ソール・バスと並んで有名なのが、天才グラフィックデザイナーのモーリス・ビンダーで、彼は映画「007シリーズ」においての冒頭の映像が有名です(上記画像)。スクリーンの中を歩いて横切るジェームズ・ボンドが、こちらに向かって銃を撃つと、上方から血が流れ落ちるガンバレルシークエンスは見たことがあるのではないでしょうか。かつてタイトルバックは、文字通り制作スタッフやキャストを単に紹介していただけでしたが、彼らのような映像デザイナーによって数分間の映画の顔として、音楽とともに進化してきた印象です。この映画でのソール・バスのタイトルバックは音楽と相まって「めまい」という作品の世界観を見事に表現しています

 

 

 

 

 

  ヒッチコックの演出

 

この映画は、サスペンスというジャンルを超えて、いまだにベスト100選などに挙げられており、ヒッチコック作品の中でもベストワンに推す人も多い名作です

 

ヒッチコックだけにミステリー要素もあるものの、醍醐味であるトリックなどは途中であっさりネタバレされるので、謎解きを期待すると少しがっかりするかもしれません。それでも、肖像画の前でたたずむマデリンのブロンドの髪の渦巻きや、彼女を追う階段のらせんなど随所に視覚的、心理的な仕掛け、つまり「めまい」を想像させます。他にも主人公の心情を読んだシーンなど凝った演出は見逃せません。あのスピルバーグやスコセッシらが演出を参考にしたというように、この映画でのヒッチコックの演出は高度な技法を使っているにも関わらず、技術だけに頼っているのではなく観客に寄り添った分かり易い演出です。つまり技術面というより心理面に訴えた演出で、だからこそ何度みてもハラハラさせられます。代表的なシーンが、高所恐怖症の主人公が、螺旋状になった階段の上から下を見下ろした時に急激に起こすめまいを起こすシーンです。見つめている先を急にズームすることで、主人公だけでなく見ている側もめまいを起こした錯覚を起こすドリーズームは見事で、この映画のあと多くの映画で使われています。わたしたちがさまざまなドラマや映画で何気なく見ている演出の多くは、ヒッチコックが手掛けたもので、それが本作を名作と位置づける要因のひとつでもあります

 

 

  三大傑作映画のひとつ!?

 

古い洋画ファンならご存じでしょうが、かつて「映画史における三大傑作映画」と呼ばれた映画があります。一つ目が、オーソン・ウェルズの社会派ドラマ「市民ケーン」、二つめがハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンのラブロマンス「カサブランカ」、そして、サスペンスの最高傑作と言われるヒッチコックの「めまい」です。この映画は、以前に英国映画協会が行ったアンケートでも歴代映画1位に推された作品で、三大傑作映画というのもあながちオーバーに聞こえません。世代を超えてジャンルを代表する映画に間違いないと思います。時代と共に評価が変わっていく映画がある中、揺るぎない評価で絶対に見るべき1本だと思います

 

最近のサスペンスは秀作が多いです。ただ、あまりにもリアルさを求め過ぎて分かりにくくなったり、次から次へ映像を求め過ぎるため息苦しい作品が多い印象です。特にサスペンスは見せること、聞かせること、そして裏切りが重要なポイントです。このあたりのバランスがヒッチコック作品は絶妙で、それは光を際立たせるために影を見せるのと似ています。今から60年近く前の映画ですから画像が古いのは否めませんが、いたるところに伏線を張り巡らせ、心理的に追い込んでいく怖さはさすがです。バーナード・ハーマンの音楽、視覚効果のカメラ、色彩、加えてジェームズ・スチュワートとキム・ノヴァクによってきわめて前衛的なサスペンス作品となりました。それが、今もってサスペンスの最高傑作と呼ばれる所以です

 

 

 



  ミステリアスで甘美なキム・ノヴァク

 

真面目で神経質なジェームズ・スチュワートに比べ、キム・ノヴァクはミステリアスで甘美で美しい!公開時、彼女はなんと25才で「愛情物語」では23才の若さでした。もちろん時代と言ってしまえばそれまでですが、この時すでに完成された美しさです。もともとこの映画はヒッチコックお気に入りのヴェラ・マイルズの予定だったそうです。それが彼女の妊娠がわかり急きょ変更したいきさつがあります。ヒッチコックの求める清楚で聡明なヒロイン像ということで「間違えられた男」「リバティ・バランスを射った男」のヴィラ・マイルズだったようですが、結論としてはキム・ノヴァクで大正解だったと思います。ヒッチコックとしては、この映画のことを「失敗作だ、わたしの映画ではない」と後に語っていますが、それはキム・ノヴァクによってかなりイメージと違う映画になったことを指します。それほど彼女の魅力に憑かれた映画であったと思います。少し言い方が悪いかもしれませんが、この映画のキム・ノヴァクを見ていると、最近の女優さんは安っぽく見えてしまいます

 

さらに圧倒されるのは、彼女のプラチナブロンドの髪型とファッションです。同じスーツ姿でもマリリン・モンローだとどこかエロティックに感じ、オードリー・ヘプバーンだとエレガンスに感じます。劇中でのキム・ノヴァクのグレーのタイトスーツは、無駄をそぎ落として官能的にもゴージャスにも見えてきます。映画の中で、失意のファガーソン(ジェームズ・スチュワート)が、死んだはずの彼女にそっくりな女性にマデリンと同じ髪型にさせ、同じようなタイトスーツを着せるシーンが印象的でした

 

ミステリアスで甘美なキム・ノヴァクはこの時なんと25歳!あまりにもこの映画のイメージが強すぎたのか、この映画以降は出演作に恵まれなかった印象です

 

  もう一人のヒロイン

 

この映画で不思議な立ち位置なのが、ファガーソンの元婚約者役のバーバラ・ベル・ゲデスです。特徴的な眼鏡美人で彼の良き相談相手です。彼がマデリンに恋していても静かに見守っていて、ファガーソンが心療医院に入院後も、“私がお母さんよ”と言って一途に愛する姿を見せてくれています。神経が衰弱してしまったスコティの病気が深刻だと医者に言われて彼女は放ったひと言

「あの人の心は、もうモーツァルトなんかでは癒せません」

肩を落として病院を去る彼女のうしろ姿が印象的でした。彼女の存在だけが、この「めまい」の中で救いだった気がします

 

先ほど、この眼鏡の美人バーバラ・ベル・ゲデスを不思議な立ち位置と書きましたが、実が彼女の存在が大きな意味があると思っています。バーバラ・ベル・ゲデスは名作「5つの銅貨」にも出演している美人女優です。そんな美人に眼鏡をかけさせた理由は、彼女がデザイナーという職業にもありますがもっと大きな理由があるのではないかと考えています。というのもヒッチコックは「白い恐怖」で女医役のイングリッド・バーグマンに眼鏡をかけさせて、眼鏡を取ったときの美しさの演出をしています。さらに「見知らぬ乗客」では実の娘パトリシア・ヒッチコックに眼鏡をかけさせ健気な妹役をさせ、加えてこの映画では眼鏡が重要な小道具になっていました。そして、ヒッチコック作品をプロデューサーや脚本家として長年支え続けた妻のアルマ・レヴィルも眼鏡をかけています。つまり、この映画のバーバラ・ベル・ゲデスはヒッチコックが最も愛する妻のことなのだろうと推察しています。そうすると、キム・ノヴァクとの確執も、「失敗作」と言いつつキム・ノヴァクの存在で評価された映画でのヒッチコックの望みというか当てつけだった気がします。これは個人的な見解なので真相はわかりませんが、彼女を見ていてそう感じました

 

 

 

 

主人公のファガーソンがジュディをマデリンに変えていく、つまりマデリンの面影をジュディに重ねていくシーンは狂気的です。そしてそれは儚いほどに美しい

「このままじゃダメなの?今のわたしじゃダメなの?」

ラストで、彼はマデリンが死んだ教会に再びジュディと来て、長い間克服出来なかった高所恐怖症を克服することが出来ます。それは同時に、マデリンの死が偽装であり、さらにジュディがマデリンだと知るのです。悲惨なラストなのですがようやく彼は「めまい」から解放されます

 

最後に彼女は何を見てしまったのでしょうか?

 

 

 

 

3.18~19のドジャースVSカブス戦面白かったですねえ~メジャーリーグのアメリカ開幕は28日ですから、調整の難しさがあったと思いますが熱い2日間でした。加えて大谷を含む日本人5人が出場する試合を日本で見られることなど20年前では考えられないことです。いや~楽しかったです!それにしても、少し驚いたのは世界チャンピオンのドジャースの試合前の練習です。年俸何十億というスーパースター軍団なのですが、地味な守備の基礎練習を繰り返しやっていました。からだを温める意味もあると思いますが、単なるパワー一辺倒ではない基礎重視の姿勢は見習わなければなりません。今後もメジャー志望の選手が増えていって野球の底辺が広がるといいですね

 

 

~ワンダの今日の一枚~

 

私が持っている映画チラシコレクションの中から好きなチラシを毎回ランダムに選び紹介しています。今回は70年代半ばに流行ったパニック映画の中の一本「ヒンデンブルグ」です

 

 ヒンデンブルグ(1975年)

/キャスト

ジョージ・C・スコット

アン・バンクロフト

ウィリアム・アザートン

ロイ・シネス

ギグ・ヤング

バージェス・メレディス

リチャード・ダイサート

ジョアンナ・ムーア

 

出演は「パットン大戦車軍団」「ハスラー」「イルカの日」のジョージ・C・スコット、「奇跡の人」「卒業」「愛と喝采に日々」のアン・バンクロフト、「ひとりぼっちの青春」「ガルシアの首」のギグ・ヤングなどアカデミー賞俳優が顔をそろえています。ほかにも「ダイ・ハード」でいやなレポーター役を演じたウィリアム・アザートン、「ロッキー」でトレーナー役を演じたバージェス・メレディスら個性的な面々が顔を揃えています

 

 

 

 

 

マイケル・M・ムーニーの同名小説の映画化作品で、今世紀最大のミステリーと言われるヒンデンブルグ号の謎の大爆発事故を軸に描くパニックサスペンス!

ナチスドイツの力を誇示する全長245メートルの大型飛行船ヒンデンブルグ号のアメリカへの就航を数日後に控えたある日、元空軍大佐のリッターが政府に呼ばれる。そこでリッター元大佐はヒンデンブルグ号の爆破予告の話を聞かされる。真偽を確かめるためリッターはヒンデンブルグ号に乗り込み、船内、乗客を厳重に監視するのだが・・
 

1937年に実際にあった「ヒンデンブルグ号爆発事故」をモチーフにした映画で、当時から噂のあった陰謀論を上手にまとめてサスペンスに仕上げています

 

いわゆるグランドホテル方式で人間模様を描いているものの、複雑でわかりにくいのが難点でしょうか。さらに、史実をモチーフにしているだけに結末が分っている分、サスペンスとしてはドキドキ感が削がれマイナスかと思いました。若干、人間描写が雑で、あとひとひねりあればもう少し面白い映画になったかと思います。ただ、飛行船の映像は当時のニュースフィルムも織り込んで、今見ても壮観で見ごたえがあります。そして、クライマックスの爆破シーンもCGがない時代ということを考えればかなりの迫力はあります。本作は72年の「ポセイドン・アドベンチャー」74年の「タワーリング・インフェルノ」など当時席巻していたパニック映画の流れに乗った75年の作品ですが、どちらかというとヒューマン・ドラマの印象で、パニック映画として見るのなら少し割り引いてみる必要があります。キャストはそうそうたる顔ぶれで、映画の良し悪しは別にして70年代映画ファンにはたまらない一作です

 

 

 

このチラシは、80年代の初めころ「エアポート80」「ポセイドン・アドベンチャー」「タワーリング・インフェルノ」「大地震」などの一連のパニック映画と共に、行きつけの神田の古本屋で購入しています。価格としては60年代~70年代のチラシが30枚ランダムに入って2千円だったと記憶しています。きれいにパッキングされていましたが、全ての中身がわからないことと、当時の私としては高額を理由に中身を全て見たいと申し入れしましたがあっさり却下。お金もなかったので辛抱強く交渉の結果、2組だけ開放を許され、その中から30枚を選んでいいということで手に入れたチラシの中の一枚です。チラシとしては70年代らしい単純な構成ですが、大好きな一枚です。グランドホテル方式の人物紹介もあり、色彩も当時としてはかなり凝った印象でした。価格的には美品で数百円レベルのたいしたチラシではありませんが、見ただけで初めてみた時の映画館、俳優さんの顔や映像が浮かびあがります。価格には代えられない思い出の詰まった1枚です

 

 

 

 

▲タワーリングインフェルノ/1974年

▲パニック・イン・スタジアム/1976年

▲ポセイドンアドベンチャー/1972年

▲大空港/1970年