本日の懐かしのホラー映画は、「スランバー・パーティ大虐殺」(1982)。

2023年に日本で劇場公開され、めでたく国内Blu-ray化も果たした、人気シリーズ第1弾です。



1969年に5人の命を奪った、ラス・ソーンと言う凶悪犯罪者が精神病院から逃亡。新聞で大きく取り上げられる程の騒動となっていました。

しかし、そんな脅威は他所吹く風・・とでも言う様に、トリッシュは変わらぬ日常を謳歌していました。

相変わらずラブラブなトリッシュの両親は、週末泊りがけで出掛ける事が決まっており、トリッシュは親の監視の目がない自由気ままな週末を過ごす予定でした。

この機を逃す手はない!と、トリッシュが所属する学校のバスケットボールクラブのチームメイト達を、自宅の"パジャマパーティー"へ招待するのでした。(但し、男子禁制ルール)


トリッシュは、転入生のヴァレリーにも声をかけますが、パーティーメンバーのダイアンがあからさまに嫌な反応を示します。

トリッシュとダイアンの会話をロッカールームでモロに聞いてしまったヴァレリーは、気分を害し、トリッシュの誘いを断ります。

パーティーが楽しみで仕方ない女性陣達は、屋外でもパーティーの話をしつづけます。その情報を、バンに乗る不審な人物は、漏らさず聞いていました。


夜になり、トリッシュの家に3人のチームメイトがやって来て、女子だけのパジャマパーティーが始まります。しかし、皆には抜け駆けをして、恋人に電話をかける者も・・・。そんな事も含めて、パーティーを楽しむ女性陣。パーティーの事を聞いていた男性陣も、来ない筈がありません。

最初は窓から覗いていましたが、結局合流する事になります。


若者だけのパーティーだった筈が、電動ドリルを持った殺人鬼ラス・ソーンも乱入し、トリッシュの家で阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられる事となります。トリッシュ家の近所に住むヴァレリーも物音が気になり、妹と共にトリッシュ宅へと向かうのでした。


本作は、恐らく日本でVHS化されていないタイトルで、レンタルビデオ時代は縁のない作品でした。

2020年 海外盤Blu-rayを集める様になり、安かったので入手した1作です。

(最初に購入したBlu-rayは、その後友人に譲渡した為、現在は手元にありません。)

最初のBlu-rayを購入した当時は、2作目と3作目をカップリングしたBlu-rayが発売されていましたが、買い逃してしまい、未だ3作目は未入手の状態となっています。


ノークレジットながら、ロジャー・コーマンが製作に携わっています。

その為、女性のヌードシーンやシャワーシーンと言った男性向けのサービスショットが盛り込まれています。

女流監督 エイミー・ジョーンズ曰く、ロジャー・コーマンの意向であった為、女性のヌードショットはやむを得なかったそうです。

参加した女優陣の中には嫌がる者も居たかと思いますが、有名になる事を夢見た彼女達は一念発起して撮影に臨んだに違いありません。


本作の真の主役は、パーティーを主催したトリッシュではなく、グループから除け者扱いされてしまうヴァレリーでした。

本作は、スラッシャー映画にしては生存者が残る作品の為、ファイナルガールと言う表現は合いませんが、終盤にトリッシュ達を助ける為にヴァレリーは大活躍を果たします。


ヴァレリーを演じたロビン・スティルは、「どきどきバンパイアガール」(1987)や「ザ・インプ」(1988)にも出演。心に病を抱えていた様で、35歳の若さで自死の道を選んでしまったのが残念でなりません。

本作のヒロインズの中では、ヴァレリー推しだったので・・。


もう1人の推しである ブリンク・スティーブンス(リンダ役)は、台詞有の役は初と言う事で、序盤で退場してしまいますが、美貌とお得意の絶叫は充分に堪能できました。(「ナイトメア・シスターズ」や「ザ・インプ」の彼女です。)

あと、ヴァレリーをグループから排除しようとする意地悪なダイアン役を演じた女優さんは、どことなく、メアリー・エリザベス・ウィンステッドに似ていました。意地悪な役柄のキャラクターには悲惨な結末が待っている・・のは、スラッシャー映画の定石ですね。


殺人鬼役を演じたマイケル・ヴィレラは、役になりきる為、女優陣と常に距離を置いていた様です。本当に殺人鬼に見える程の熱演ぶりだったので、その力の入れように脱帽しました。


<シリーズについて>


本作は、シリーズ化し、3作目まで製作されました。

2作目「マッドロック・キラー(1987)」は、日本でもVHS化され、海外ではUHDまでリリースされています。


3作目「狙われた女子高生/スタッブ・イン・ザ・ダーク」(1990)は現在の所、Blu-ray廃盤で入手困難となっています。

スタッブ・イン・ザ・ダークは、1995年頃 地上波で放送され、当時ビデオ録画してあったのですが、テープを処分してしまった様で、手元に残っていません。VHSは、パッケージを見た事も無いので、処分してしまった事が実に悔やまれます。


2021年に、同タイトルでリメイクもされていますが、こちらは未視聴です。


また、スランバー・パーティーと同じ流れで製作されたスラッシャー映画として、"Sorority House Massacre"シリーズがあります。


●1作目「殺しのナイフ」(1986)

 ホラービデオカタログ掲載作品。

 VHS・海外盤DVD・UHDを所有しています。


※「殺しのナイフ」記事は、次回投稿予定です。

●2作目「Sorority House Massacre II」(1990)

●3作目「Sorority House Massacre Ⅲ」(1990)



※「ダイハード・ビクセン 地獄の巨乳戦士」のタイトルでVHSリリースされています。


「スランバー・パーティ大虐殺」に話を戻しますと、それまで古いホラー映画・スラッシャー映画好きだけが知っているタイトルでしたが、2023年に"未体験ゾーンの映画たち2023" にて上映される事になった時は、驚きました。まさか・・と言うのが正直な感想です。


その恩恵もあり、国内でBlu-rayが発売された時は、大変嬉しかったです。


追い打ちをかけるかの様に、海外では2作目「マッドロック・キラー」とカップリングのUHDソフトがリリースされ、我がコレクションも充実したのは言うまでもありません。


サントラ盤は、ダウンロードとLPが過去にリリースされています。

あまり評判の芳しくない3作目も、この流れに乗って海外で再度Blu-ray化してくれる事を願っています。


※ホラービデオカタログ未掲載タイトルながら、2作目「マッドロック・キラー」も所有していますので、いずれ本ブログで取りあげたいと考えています。