本日の懐かしのホラー映画は、「エルム街の悪夢2 フレディの復讐」(1985)。1980年代を代表する人気作品「エルム街の悪夢」シリーズ第2弾の登場です。



多くのホラーファンが鑑賞済のタイトルかと思いますので、物語粗筋は割愛致します。

本作を初めて観たのは、中学生の時。当時、家庭教師のお兄ちゃん、一緒に勉強を教わっていた同級生の3人でビデオを借りて観たと記憶しています。(同じメンバーで、3作目までは鑑賞しています。)
その後、高校生にあがった時に再度鑑賞していますが、以降DVDやBlu-rayを購入しても観る事は無く、2026年まで過ごして参りました。

元々、シリーズものとしては、13金の方が好みで、エルム街シリーズは視聴回数が極端に少ないのが要因です。
本記事を書く為、35年ぶりに本編を鑑賞致しました。
(折角の機会なので、 UHD盤で。)

それまで記憶に残っていたのは、序盤と終盤に登場する黄色いスクールバスと、主人公が男の子と言う点だけでした。

主人公ジェシーが越して来た家が1作目のナンシーの家だったと認識したのは、今回が初めてでした。当時の自分は、如何に注意力が足りなかったかを思い知らされました。(;'∀')
当初、 前作に続きウェス・クレイヴンが本作の監督をオファーされていたのですが、脚本に納得が行かず、自主的に辞退。ジャック・ショルダーが監督をつとめる事となりました。
中高生当時には気づかなかった、ゲイっぽい描写の数々や、シリーズ唯一主人公が男の子であると言う点を考慮すると、確かに"異色作"と言えるかも知れません。ウェス・クレイヴンが創造した「エルム街の悪夢」の当初の世界観では、フレディは人々の夢の中に現れて、凶行を繰り広げていました。
本作では、ジェシーの体を乗取り、現実の世界で悪事を行う様になります。この部分を含め、ウェス・クレイヴンは納得が行かなかったのかも知れません。

1作目の世界観だけを観ると、確かに逸脱した設定が2作目には散見されていますが、後のシリーズでは、フレディが神出鬼没なキャラクターとして描かれて行きます。本作で、その"殻"を破ったと考えると、チャレンジ精神を評価したくなりました。

1作目の主人公ナンシーは登場しませんが、彼女の日記が部屋のクローゼットから発見され、当時の事件についてジェシー達が知るエピソードが描かれています。前作にはない新しい要素を投入しつつ、前作の設定も継承する形を取る誠実さが感じられました。

監督のジャック・ショルダーは、本作の前後に、「ジャンク・イン・ザ・ダーク」(1982)、「ヒドゥン」(1987)と、ホラー・SFファンに人気の高い作品を監督しています。
その要素も加味して鑑賞すると、見え方が変わって来るかも知れません。

主人公 ジェシー役のマーク・パットンは、若い頃のアンソニー・ホプキンスに似ていると個人的には思いました。物語序盤、学校の授業中に彼の体へ巻き付く巨大なボア(ヘビ)は、本物です。例え毒がない大人しい種類だったとしても、個人的には気持ち悪かったです。
脇役ながら印象的だったのは、ジェシーが所属するソフトボールチームのコーチ・シュナイダーを演じたマーシャル・ベルでしょうか。
彼は、「スタンド・バイ・ミー」(1986)(ゴーディの父親役)や「トータル・リコール」(1990)(ミュータント役)にも出演しています。犠牲になる直前、ボンテージの衣装を着てゲイ・バーに居たのには驚きました。
何故、その様な設定になってしまったのか、その点は正直 理解に苦しみました。

音楽を担当したのは、クリストファー・ヤング。
「ヘルレイザー」(1987)や 「屋根裏部屋の花たち」(1987) 、「ザ・フライⅡ 二世誕生」(1989)と言ったホラー作品で印象的な音楽を提供したコンポーザーです。
本作のサントラを購入したのは、大学進学が決まった1993年の冬でした。
ちょうど、大学の進学が決まり、当時としては多額のお祝い金を親戚の方達から戴いたのです。
堅実な性格の持ち主なら、貯金するなり、もっと有効な使い道を考えると思うのですが、当時からサントラコレクターだった自分は、ここぞとばかりにCDを買いまくりました。
小遣い制度の無い我が家では到底買えない「エルム街の悪夢」CD-BOX(5枚組)を買うなら、この機を逃す手はない。当時の価格 1万円。レジでポンと1万円を出して高額品を購入をしたのは、人生で3度目でした。
(1回目は「聖闘士星矢」のCD-BOX、2回目が「聖闘士星矢」のビデオ(5巻)。いずれも、1万円でした。)

もちろん、1万円を超える品を買うのに慣れていなかったので、ドキドキ感と多少の罪悪感を感じたのは言うまでもありません。色々麻痺しちゃっている今より、可愛いですね。(笑)
高額なCDを購入したと言う事もあり、本作のスコア盤は、よく聴いていました。

    今でも、SLC盤を聴く事が多いです。

後に、LA-LA-LANDから、曲が大幅に増えた「エルム街の悪夢 CD-BOX」も発売されていますが、聴く頻度が高いのは、1993年に購入したSLC盤の方だったりします。短くサラッと聴ける手軽さに加え、当時ドキドキしながら購入した想い出が混ざっているからだと思います。

最後に、些細なポイントではありますが、本編でジェシーの妹が朝食で食べているフーマンのシリアルに、ニンマリしてしまいました。
フーマンは、 イギリスの作家サックス・ローマーの小説に登場する、架空の中国人キャラクターになります。海外では、 フー・マンチューが登場する映画が複数製作され、その1本はクリストファー・リーが扮しています。クリストファー・リー、フランケンシュタインの怪物から中国人まで、何でもやりますね。( ´艸`)

・・と言う事で、1作目のヒロインが復帰する衝撃の3作目「エルム街の悪夢3 惨劇の館」(1987)は、またいつか。👋