本日の懐かしのホラーは、「悪魔のいる渚 サイレントスクリーム」(1980)。
とある夏休みに、4人の学生が海辺にある屋敷へ下宿する為にやって来ます。その屋敷には、ある'秘密'が隠されているとは露ほども知らずに。
下宿で知り合った4人の男女は、懇親を深める為に飲みに出かけます。そして、海辺で第一の惨劇が・・。
翌朝、帰宅しなかった一人を心配する若者達。
そして、程なくして、第二の惨劇が起きるのであった・・・。
海辺の古びた屋敷に、4人の男女が集まり、シェアハウス生活を送ろうとする。
シチュエーションだけで、ワクワクする設定です。😆
彼らが選んだ屋敷が運悪く異常な環境だったので、大変な目に遭うと言う系統の作品です。
物語前半から、姿なき怪しい住人の存在が明かされるので、犯人捜しの醍醐味は最初からありません。
せっかくシェアハウスに来た学生を殺しちゃったら、家賃収入なくなるやん!なんて野暮なツッコミは止めましょう。😂
本編の冒頭で、映画のクライマックスの片鱗を見せてから物語が始まって行くので、観る側は屋敷で物々しい事が起きる事を事前告知されている訳です。
結論から始まる形式は、当時はあまり無かったと思うので、1980年の視点で観たら新鮮に感じるかも知れません。また、マリオ・バーヴァ監督の「血ぬられた墓標」やロジャー・コーマン監督の「恐怖の振子」にも出演したバーバラ・スティールの怪演も本作の魅力の一つとなっています。
日本では残念ながらVHS止まりとなっています。
冒頭の輸入盤Blu-rayは、コロナ禍の始まった2020年に大量に買い込んだ内の1枚です。
当時は、行動制限がかかっており、職場から帰省も禁じられていたので、ストレス発散に沢山輸入盤Blu-rayを買ったなぁ・・と、この時期にポチったタイトルを手にすると思い出します。
(今の様な円安ではなかったので、現在の半額位で購入できたのです。)
輸入盤Blu-rayにしては、イマイチ作品の魅力が伝わらないパッケージなので、日本のVHSパッケージに軍配があがりますね。👍
バーバラ・スティール出演作の特集を組んでリリースしてくれる粋なメーカーさんでも現れない限り、この映画が日本でBlu-ray化されるのは難しいかも知れません。😅