Pherrow's 2024スカジャン VICTORY誕生まで
ようやく・・・やっと、ここのところ秋の気配を感じられる季節となり、フェローズのAW商品もお店に並び始めたところで、立ち上がりのアイテム【スカジャン】も皆様のお目に掛かれた頃合いではないでしょうか。
ということで、今回はスカジャン完成までの裏側をご紹介致します。
今回のテーマ決めですが、世界情勢が混沌とする中、Pherrow's Loverの皆様の運気を少しでもバックアップできるようにとの願いを込めて、勝負運向上に関連するワードを具現化できればと、わたくしなりに考えたアイコンを集約してみようということでデザインに取り掛かりました。
まず思い浮かぶのは、メジャーリーグにおいてダントツ気を吐く選手が本塁打を放った際に被っていたSHOGUN兜(企画時においての事ですので現在は・・・)
この兜の流れで昆虫の王カブトムシを絡め・・・ ・
”勝負”運の韻を踏むかたちで菖蒲の花を背景に・・・ ・
葉の先にとまるは古来から”勝ち虫”と呼ばれたトンボを配し、運気向上のてんこ盛りバージョンを作り上げることに決定!
江戸時代の浮世絵など資料を集めラフスケッチを制作し、糸の集積による陰影やメリハリをつけた色分けを模索、躍動する”動”の前身と落ち着いた”静”の後ろ身で構成しました。
裏側に関しても、縁起の良い初夢から”鷹”のモチーフを配し、一着丸ごと縁起物となるスカジャンを作り上げました。
(モノトーンに関してはウォームグレーが馴染みすぎるのでクールグレーに変更)
(リブニットも3段階のテンションで検討、ヴィンテージ風に適度な緩さを求めた)
今現在、店頭に飾られているPherrow's 2024AWスカジャン【VICTORY】は、このような着想をもとに作り上げられました。
たかがスカジャン、されどスカジャン!
刺繍のモチーフにこのような意味が込められていると思うと、袖を通すのも楽しくなるのではないでしょうか。
生活に欠かせない衣食住の中にも”楽しさ”を加味することで気分も足取りも前向きな日々を送っていけるのではと・・・ ・ これからもそんなお手伝いをしたいと心掛け、洋服作りを進めてまいります。
では
スマクロ広島にLightningがやって来た
早朝、新幹線へ飛び乗り急遽広島へと向かう。
朝一遠征のため空腹を満たすのは新横浜駅で調達した定番・崎陽軒シュウマイ弁当。
西へ向かう時の相棒は大体コレ、冷めててもホント美味しい!
昼前に広島へ到着、ここからローカル線の可部線へと乗り換えて目指すは下祗園駅。
以前はスマクロ広島店と逆側のホームにしか改札はなかったが、駅前拡張と共にスマクロ側にも改札がOpen!
踏切の向こうからぐるりと回り速足のわたくしでも11分掛ったところ、なんと6分でスマクロ到着!
公共交通機関でも来やすくなったので、皆さん是非スマクロ広島店にお越し下さいね!
国道を渡ると、既にライトニング取材陣がファサードの撮影をしていました。
実は今回、フェローズの2024AWの新作全品番を広島店に通って頂いている顧客様に超速解禁する内見会を『月刊ライトニング』さんに取材してもらうという企画(本日発売号にて取材ページ掲載)
わたくしは参加表明していなかったので、店内に足を踏み入れるとスタッフを始めお客さんも皆ビックリw
もちろんライトニング・チームも知らなかった為、松島親方も驚きを隠せませんw
そう、松島親方が広島までわざわざ来てくれる(お互い日帰り)という風の噂を耳にして「そりゃ、わたくしも行かにゃならんでしょ!」という次第で急遽乱入したわけなんです。
店内は午後組というか、早めに来られ帰られた方もいらっしゃったようですが、わちゃっと常連さんで盛り上がっていて馴染むまで時間がかかるかな・・・ ・ と心配していましたが、すぐに打ち解け和気あいあいと新作の説明などさせて頂き、盛り上がりました
商品の予約等が一段落したブレイクタイム、スマクロの近所で評判のスイーツ店からデリバリーされた菓子をつまみにCokeで乾杯!
ガラス瓶コークなんて数十年ぶりw
皆さんいい笑顔してるなー!
その後もわちゃわちゃしてから、わたくしとライトニング・チームは16時前に退場。
皆様お先に失礼いたしました。
広島駅から新幹線相乗りで東京へ向かうも、台風の影響で岡山に足止め
1時間後に動き始めたはいいが、高速鉄道とは思えないノロノロ運転が断続的に続き、帰宅したのは22時過ぎ・・・ ・
まあ、でもスマクロの常連さんから新作に対する感想を直に聞けたし、なんだかんだ楽しい時間を過ごす事が出来、充実した週末となりました。
さて、明日からは2025SSの展示会がスタートするぞ!って・・・ ・
本日、秋冬物の解禁日を迎え、翌日に来春夏の企画展を開催って、アパレルの1年は時間軸がおかしくなりますよ、ホントw
では
Pherrow's 2025SS展示会準備開始
ブログをご無沙汰していましたが、実は本職の展示会前ということで何かとバタバタしていた次第。
映画を見ることもままならず最後の追い込みに掛かっていますが、いよいよ会場準備の段となりました。
スタッフもスワッチの写真撮影に、オーダー票の打ち込みとてんやわんや(死語?)
内装の施工はいつも通り、伝説の古着屋・高円寺の『HIGH-LIGHT』を興した後、店舗デザインを含め施工まで一貫して行う新事業を展開する菊池くんに丸投げw
いつか彼のお洒落なアトリエで酒を酌み交わしながら昔話でもしてみたいものです。
それでは、お取扱店及び関係者の皆様、10月1日10時半の開幕に向けスタッフ一丸となり準備を進めてまいりますので、来季の素敵な商材をチェックに、ぜひ御来場くださいませ!
では
原点回帰⁉ 映画エイリアン:ロムルス
7年ぶりの『エイリアン』シリーズは、またも副題がスペース・シップ(研究施設?)の船名
『エイリアン:ロムルス』
エイリアン・シリーズの時系列でいうとⅠとⅡの間を繋ぐストーリーということ。
ノストロモ号でリプリー(シガニー・ウィーバー)に退治させた初代エイリアンの死骸から培養されたと思われるフェイスハガー(顔に張り付いてお腹に卵を産み付ける奴)が溢れかえる宇宙船に運悪く乗り合わせた5人の人間と1体のアンドロイド。
やがていつものように壮絶な戦いが繰り広げられる!
細かなストーリーに触れることはご法度としても、とにかく初代作品へのオマージュが物凄く詰め込まれた内容で、逸話間を繋ぐ作品というよりも初代『エイリアン』のリブートといっても過言でないほど似たシークエンスや演出が溢れかえっている。
(口を開けてから内包の歯が飛び出すまでの間は、相変わらず歌舞伎的w)
では、焼き直ししただけのつまらない作品かと言えばNOである。
息をもつかせぬ展開と恐怖の連続は、手に汗握らずにはいられない超弩級のジェットコースター・ムービーで、これまた傑作の『ドント・ブリーズ』で名を馳せたフェデ・アルバレス監督のエイリアン愛が爆発した作りとなっている。
ただ、上げて落とすわけではないのだが、シリーズを通しで観てきた者としては目新しさに欠ける部分は否めない・・・ ・
(いや、こいつは目新しいし、えぐいほどキモいんでお楽しみにw)
本作『ロムルス』の語源はローマ神話からの、オオカミに育てられた双子の追放者ロムルスとレムスから来ていると言われている。
のちに成長し、国をわがものにするため弟のレムスを手にかけるという数奇な生き様は、本作の登場人物である5人の関係や・・・ ・
アンドロイドとの繋がりにも色濃く反映されていて、ヒューマン・ドラマとしても巧く描かれていたと思います。
エイリアン・シリーズ中でも分かり易く楽しめる本作をぜひ巨大スクリーンIMAXでお楽しみください!
.9
では
久々の邦画は予想超え ラストマイル
劇場予告の時点で「これ、なんか面白そう・・・」と思い、公開を待ち望んでいた邦画『ラストマイル』
台風の合間を縫って2週目にしてやっと鑑賞出来ました。
本作は米国発信世界規模の通販大手(まあ皆さんが思い浮かぶGAFAの一角)がモデルとなった、日本支社の物流倉庫を舞台に繰り広げられるクライム・サスペンス。
ブラックフライデー前夜、多くの在庫を抱える巨大倉庫の中に爆弾が内蔵されたモノが紛れ込み、配送された商品の中でランダムに爆発を起こすという、EC全盛の世において背筋が凍るような事件が巻き起こる。
事の直前にセンター長として赴任してきたエレナ(満島ひかり)と爆弾犯の攻防が物語のカギとなるが、同時に物流を担う末端(ラストマイル)の配送作業員の悲哀や低賃金の是正など社会問題も組み込まれ物語に深みを与えている。
本作はドラマ『アンナチュラル』と『MIU404』(どちらも未見)に関わった制作人が企画したということだが、監督、脚本、プロデュースと全員が女性ということもあるのか、主演を含め女性のキャラクターが重要なカギを握っているのが印象的であった。
また、両ドラマのキャラクターを役者そのままで登場させ脇を固めるという、クロスオーバー的なキャスティングも邦画の世界においては斬新な構成ではないだろうか。
ただ、個人的に一番インパクトを与えられた点は『デイリー・ファスト』という架空通販大手の物流倉庫の勤務形態だ!
ブラックフライデー前夜ということがあるかも知れないが、常勤・非常勤併せて数千人のスタッフが仕分けや配送を担い、それを取りまとめる正社員がたったの9人という驚くべき構造となっている。
数年前の作品『ノマドランド』の中にAMAZON倉庫での季節労働のシーンが描かれていたが、その時はそれほど驚く印象はなかった。
しかし本作での”新宿駅の通勤ラッシュ”を彷彿する朝の出勤風景には寒気すら感じました。
寒気といえば、この事件・・・ ・ 実際に起こりそうでリアル社会の通販事業者にとって、にわかに戦々恐々となったのでは・・・ ・
とにかく大手通販会社の深部を垣間見るという点においても実に有意義な作品であった .9
では
映画モンキーマンは猿真似?
まさかの本作がシネコンに掛かるとは!
の!『モンキーマン』を観てきました。
『スラムドッグ$ミリオネア』で一躍名を馳せたデーヴ・パテールが11年間の構想を経て制作、監督、脚本、主演と一手に引き受けた○ナニー映画!
もとい復讐劇!
幼いころ悪の組織に最愛の母を○され、以来復讐の鬼と化したキッドは猿のマスクをかぶり”モンキーマン”として地下格闘技の世界で殴られ役として生計を立てていた。
その間、地道な情報収集の努力が実り母○害の首謀者に近づくタイミングを得る。
ここから本作売りの怒涛のアクション劇へとなだれ込んで行く!といったお話。
もう主演パテールのキアヌ・リーブス&ブルース・リー&ジャッキー・チェンへの憧れ感が半端なく(これ主観ですが)
「あー、これあの作品のあの場面だ・・・」的な演出てんこ盛りw
鑑賞後、そういえば”インド映画”なのに”踊り”出んかったな・・・ ・ などと思っていたが、これアメリカ映画だったのね!?
ただ、インド風味で良かったと思いますよ。
舞台がNYCとかLAだったら、それこそ『ジョン・ウィック』の出がらしになってただろうし・・・ ・
11年の構想も空しく自己満作品の枠は超えられずといったところか。
本作も例にもれずラストシーンが数バリエーション撮られていたと推測されますが・・・ ・
「ここで○○にすれば続編行けるで!」なんて思惑もあったのかも知れませんが、制作サイド多数が「いや、これでおしまいにしましょうよ・・・」となった空気感をスクリーンから読み取れる結末?
ちょっと期待外れで
では
フェローズデニムが出来るまで 続編
スマクロ二子玉川デラ店長のオリジナル・デニム生産工程を追ったレポート
前回①をお伝えしましたが、工程も佳境を迎えたため改めてUpさせて頂きます。
是非ご覧ください!
では