モノクロで昭和に立ち返るゴジラ-1.0/C
ゴジラ・マイナスワン/マイナスカラー
ゴジラ-1.0/Cを観に行ってきました。
率直に言って、わたくしは4Cのオリジナル版の方が好きですね。
なんだろう・・・ ・ 昭和感を出すためなのか?被写体のエッジが弱く、全ての輪郭がボワ~ッとしていて映像に奥行きも無く、一言でいうと観辛い。
その分、視覚情報が甘くなったせいか台詞やかサントラ等の”音”が際立って染み込んで来る様に感じられた (すでに3回目なんで映像に慣れたせい) かも?
カラー作品のモノクロ加工といえば、昨年いち早く限定上映された (たぶん2~3日間のみ) 『シン・ゴジラ オルソ』を思い出すが、未見なので今となっては比べてみたかったかな。
もしや今回のモノクロ・バージョンの提案は庵野監督によるものだろうか?
ゴジラ・シリーズ中モノクロ版といえば1954年のオリジンに次ぎ、
『ゴジラの逆襲』と・・・ ・
歴代3作目かと思っていたのだが、忘れていましたよオルソの事、よって本作は4作目のモノクロ・ゴジラという事になるんですかね。
まあどちらにせよ、またまた劇場へ足を運ばせる奇策となったことに間違いはなく、かく言うわたくしもその一人となったわけで、最終どこまで興行収入を伸ばすか見物である。
これでアカデミーの視覚効果賞など獲ってしまった暁には間違いなく凱旋上映など行われ、更に盛り上がるんだろうな・・・ ・
とにかく日本の怪獣映画が世界を席巻する様は見ていて気持ちがいいもんですw
がんばれゴジラ!
では
真っ直ぐな正義感は是か非か? 映画コンクリート・ユートピア
新年久々のロードショーは韓流からスタート!
『コンクリート・ユートピア』
元日の能登半島地震を想うと書くかどうか非常に迷いましたが、あくまでも作品評という事でUpさせて頂きました。
改めて、被災地のより早い復興と被災された方の平穏な生活が戻ります様お祈りいたします。
また、復興に携わるすべての従事者の方々に敬意を表し、その労をねぎらいます。
さて本作のプロット、こんなこと到底あり得ないんですが・・・ ・ 未曽有の地震が襲った韓国(ただし被災範囲が不明)で、たった一棟 無傷の状態で残ったマンションの住民と、行き場のない周辺住民との争いを描くという内容。
パニックムービー枠と想像していましたが、予算の都合?で震災シーンは刺身のつまレベル。
主軸はあくまでも人間ドラマという、ちょっと前に観た『ゴジラ-1.0』に似た構成となっている(ゴジラの登場時間=災害シーンの割合がほぼ一緒位?)
サバイバル映画では月並みな人物構成である、リーダーと服従する者×反発する者や、ろくに活躍もしないのに私見を振りかざす人などなど・・・ ・
自分達の城を外部から頑なに守る[排他派]と[人類みな兄弟派]で、当然の如く内部分裂へと向かって行くのだが、ここに最初から最後まで正義感を貫き通す人物がいるのだ!
この人物にとっては必要悪だろうが何だろうが絶対に折れたりしない!
とにかく持論を貫き通し、間違っていると思うモノを忖度なしに深掘りしていく。
それによって周りは負の螺旋に引き込まれ次々と犠牲となっていくのだ・・・ ・
あげく自分だけが生き残るというモヤモヤした教えを与えてくれたこの方。
「正義とは常に正しいものなのか?」「必要悪とは時として必要なのか?」という深い問題を突き付けられる作品でした。
しかし、まるっと全体の評価でいえば というところか。
では
2024新年 おせちもいいけどカレーもね!
アメブロ読者の皆さま新年明けましておめでとうございます!
2024年初の食事は、おせちもいいけどカレーもね! で、アパ社長ビーフカレーw
ビーフなのにトンカツのっけの絵と、あのお方のインパクトあるお写真にビビって今まで遠慮してたんですが、新年初チャレンジということで・・・ ・
ここのところの濃厚続きを更新、シチューのようなとろみにガツンと効いたスパイス! キャベツ添えがオススメという文言通りにまろやかになる添え物は必須ですなw
年明け早々どうでもいいような投稿で申し訳ありませんが、今年もこんな細やかな暮らしが続けば幸せだなということでスタートします。
それでは本年もよろしくお願い致します!
では
ホッコリさせて頂きました 映画PERFECT DAYS[パーフェクトデイズ]
いや、満席でした !
想像通りw ご年配の方々でシアターが溢れかえっていました
ヴィム・ベンダース×役所広司の『PERFECT DAYS』
清掃作業員として都内各所の公衆トイレを回り、迅速かつ丁寧に仕事をこなす平山(役所)は、路地を掃くほうきの音で目覚め、アパートの自宅脇自販機で缶コーヒーを買い現場へと向かうルーチンをドキュメンタリータッチで淡々と描く。
無口であまり笑わない彼だが、昼食中に見る頭上の木漏れ日には笑顔を漏らし、仕事が終わると浅草駅の地下食堂で酎ハイとうどんを食し、時々100円均一の文庫本を買って就寝前に短く読む。
こんな毎日が繰り返し繰り返し描かれるのだが、合間に些細な起伏となるストーリーが盛り込まれてくる。
この生き方に楽しみは無いのかい?と思っていると、後半に近所の小料理屋へと向かう平山が映し出され、カウンターの女将に対するほのかな恋心が垣間見える。
また、昼食のサンドイッチを頬張りながらフィルムカメラで頭上の木漏れ日をメ〇ラ撮りするのだが、現像するまで出来の良し悪しは分からず・・・ ・
気に入らないモノは躊躇なく破り捨てる。
彼にとって唯一のギャンブルなのだろうか・・・ ・
ストーリーの要所々でカットインされるスカイツリーが「これは東京のド真ん中で起きている物語なのだよ」と念押しされるのだが、外国人監督ならではの表現法なのか。
謎多き平山の過去が後半に軽く明かされるのだが、ここは漫画チックでちょっと笑えたw
わたくし、10年前だったら15分で眠りに落ちていた(過去ジム・ジャームッシュさんにはお世話になりましたw)のですが、60を過ぎると染みるんですよ、こういう作品が。
人を選ぶ映画かも知れませんが、劇場で鑑賞することを熱烈お勧めしたいのは、ラストシーン車を運転する平山のアップがスクリーン一杯に映し出され・・・ ・ 何を思うか絶妙な泣き笑いの表情に物語の全てが詰め込まれている様で胸を打たれました。
さすが役所広司、達者です!
ただ、この作品のキャッチが「こんなふうに生きていけたなら」なのですが、少し上から目線な物言いを感じてしまい、あまり好きではないかな。
.9
では
たまにはホビー
やっと完成!
1964年製 米国AURORA社 GODZILLA!
(1964年製の米国AURORA社製 初版ゴジラキット)
残念ながらこの完ぺきな状態ではなく、BOXも持ってないんですよ
元々メチャクチャに塗装された完成品を激安で購入。
シンナーで色を落としたら復刻版ではなく、ラッキー!なことに1964年製のピンク成型のオリジナル品と分かり、俄然制作意欲が湧きおこりましたw
とは言っても週末の度に1、2時間位コツコツ手を入れて、完成まで約3ヶ月位かかりました
合わせにパテを塗ってやすり掛けした後に黒サフを噴き・・・ ・
ベース色を塗装します。
あとは陰影をつけたり、ドライブラシを入れたりウェザリングを流し込んだりとチマチマやって完成したのがコチラ!
いかがでしょうか?
あえてBOXアートに近付けたアメリカンテイストに仕上げてみました。
約60年の歳月を経て生まれ変わったゴジラくん(たぶんキンゴジ)
米国でもゴジラ-1.0が順調に観客数を増やしているというニュースに乗っかる形で久々のプラモ制作記でした。
では
十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人? 映画ナポレオン
「余の辞書に、不可能という文字はない」という名言、迷言?と『ワーテルローの戦い』で敗れた位の知識しかない、わたくし。
リドリー・スコットの『ナポレオン』を観てきました。
上記の様に、ナポレオンについては誰もが知る名言と独裁者だったというイメージ位しか無く、リドリー・スコット作品だし知識を深めるには良い機会だと思い鑑賞したのですが、ほぼ想像通りの人物でした。
片田舎生まれの平凡な一兵卒だが、野心に溢れ戦術に長けていたことでグングンと出世!
数々の戦いで大勝し、将軍から皇帝へと上りつめる様を淡々と描いていました。
しかし、この淡々が曲者で、スコットの作品で『ナポレオン』と来ればまず3時間越えは覚悟と思っていましたが、これなんと2時間半ほどの尺で観やすいっちゃ~観やすいんですが、わたくしのようにヨーロッパの戦史に詳しくない輩には、もう少し噛み砕いた説明カットを交えながら編集して頂ければ嬉しかったかなと。
意外とポンポン戦いが進んで行くので、なぜ攻め入らねばならないのか今一理解に苦しむ場面もありました。
ただ、ナポレオンという人物を理解できた点で言うと、物凄く利己的な軍神だが、政治には全くの不向き。
ゆえにヨーロッパ中を敵に回してしまい八方ふさがりに。
ワーテルローで敗北する前にロシアの冬将軍にも負けたことがあり・・・ ・
二度の島流しに合う (よく処刑されなかったという不思議)
生涯をかけジョセフィーヌという女性を愛した一途さも持ち合わせるが・・・ ・
この女、超がつくツンデレ
お馴染みの肖像画。
皆が知るこの絵画のイメージよりも、こちらに近いのかなと・・・ ・
そんなナポレオンをホアキン・フェニックスが巧みに演じるが、このお方20年前に同じくスコットの作品である『グラディエーター』に皇帝コモドュスの役で出演されているんですね。
スコットの中では皇帝=ホアキンという事なんでしょうかw
これからもスコセッシとデニーロの関係同様にこの2人がタッグを組んだ作品が生まれてくるんでしょうね。
次回は最も偉大だったと言われる初代ローマ皇帝アウグストゥスかシーザーのリメイクだったりしてw
ただ、シーザーにしても身近にいた人々にとっては”只の人”と映る場面に多々出くわすんでしょうね。
人とは、人間という動物以上でも以下でもないという思いが残る一本でした。
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では
コロンビアスポーツウェアジャパンさんからド派手で素敵なジャケットが届きました!
アウトドア・アパレルの老舗、コロンビアさんの米国ラインが毎シーズンSTAR WARSとのコラボ商品を発売しているのは既にご承知かと思いますが、今シーズンはシリーズ・マイ・フェイバレットNO.1『帝国の逆襲』から、これまた一番お気に入りの機体スノースピーダーを操縦するルーク・スカイウォーカーのパイロットスーツが登場!(紹介が長~いw)
まあ、見事にアパレルへと昇華しているのだが、とにかく派手w
スキー場では相当目立つし、絶対に誤射されないだろうねw
着用感は想像よりも薄手で、とにかく軽い!
それではディティールを見ていこう。
左胸コロンビアのロゴの下にはコムリンクを立体的に表現したシリコン・プレート。
そして、印象的な両袖外側の蛇腹パターンも見事に再現。
その裏、インナーポケットにはT-47エアスピーダー(スノースピーダー)のブループリント・ネーム。
左袖先に反乱軍のインシグニアが飾られ・・・ ・
作中では、アウターにレイヤードされていたベストがインナーへ施されています(これはアイデア物です!)
そしてコロンビアJK最大の売りである熱反射保温機能オムニヒートインフィニティの裏地が抜群の保温性を生み出してくれます。
いや~スゴイ!
と、他メーカーのアパレルを持ち上げてなんぞやと思われるかもしれませんが、SWアイテムは別腹ということw
今回はColmbia社のスカイウォーカーパイロットライトジャケットを御紹介しました。
では
スカッと爽快!映画ロスト・フライト
ジェラルド・バトラーの最新作は、彼にとって日常茶飯事のサバイバル・アクションが展開される『ロスト・フライト』
操縦の腕はピカイチなのだが、わけあって格安航空会社のパイロットを務めるブロディ。
機が嵐に巻き込まれ、巧みな操縦で所在不明の孤島へ無事着陸するも・・・ ・
そこはゲリラが支配する隔絶された無法地帯だった
十数名の一般人と連行中の殺人犯というアクの強い乗客を守るため
島の中心部へ侵入し何とか無線で航空会社本部へ連絡を取るが、すぐさまゲリラ部隊に発見されブロディと殺人犯以外の乗客は拘束されてしまう。
ここからスリル満載のバトルが展開されるのだが、今回のバトラーは『スリーハンドレッド』のように無敵の勇者ではなく”ちょっと強めな肉体派オジサン”的な地味派手な奮闘がいいのよ!
もう、絶賛お勧めの一本!!
何も考えずにスクリーンで展開されるお話に身をゆだねる・・・ ・ まさに娯楽映画の鑑の様な良作です。
最後の最後まで、息をもつかせぬ緊迫感の大波小波が打ち寄せる本作、鑑賞後の満足感がハンパなかったです。
元サッカー・ブラジル代表選手にクリソツなゲリラの方のおかげで気が散ってしまった部分がちょい辛かったな~w
.9
駆け足での御紹介、雑な内容で失礼いたしました。
では
映画 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
ディズニー創立100周年をしり目に、水木しげる生誕100周年記念の映画 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を鑑賞。
まあ昭和を鬼太郎と共に生きてきたわたくしにとっては当たり前の選択ですw
今回の作品は、鬼太郎誕生までの謎を解き明かすストーリーとなっていて、主に鬼太郎の父である”目玉のおやじ”が主役?
それとも血液銀行に勤務する”水木”(戦争体験が語られるなど先生がモデル)か?
まあW主演というところだろう。
戦後日本、「24時間働けますか!」の勢いで復興の為に尽力するサラリーマンを支える”秘薬M”の秘密を探るため、製造元である龍賀一族が牛耳る村へと赴く水木。
ここで出くわす名無しの謎の男(水木によりゲゲ郎と命名)と村の深層に眠る謎を解き明かしていくと、その血なまぐさい一族の歴史に辿り着き、命を懸けた戦いへと巻き込まれていく。
全体像としては『犬神家の一族』+『妖怪』といった図式だろうか・・・ ・
龍賀の当主:時貞の死後、お決まりの相続争いで跡目を狙う子供達が次々と謎の死を遂げる。
その裏に隠された恐ろしい秘密とはいったい何なのか・・・ ・
ぶっちゃけ驚くべきところは無かったが、目玉のおやじの生前 (幽霊族だから生死は関係ないのか?) の活躍を目の当たりにした時、妙な既視感がよぎるのだが、これはそう、スターウォーズEP2を観た時のヨーダと瓜二つ!
五体があった頃は「こんなに軽やかで強かったんですねw」とまあ、これは劇場でお確かめください。
そのほか、わたくしの知るところの鬼太郎の父と母とはこんな感じなんですが・・・ ・
本編ではあまりにも違い過ぎる容姿・・・ ・
まあこれもエンドロールのオマケ映像で鬼太郎誕生の謎と共に解決してくれるんですが。
そして金の匂いのするところにこの男あり!
のネズミさんだが、この人の謎はついに語られずw
そこそこの残酷描写はあるものの、昭和43年にスタートしたモノクロ版『ゲゲゲの鬼太郎』のおどろおどろしさはなく、おっさんには物足りなく感じたが、子供達にとっては十分怖い場面もあり、またちょっと理解に苦しむお話は大人向けだったかなとも思いました。
もちろん子供達の観客も大勢いましたが、思いの外おっさんやおばさま連中も単独で来られていて、やはりわたくし同様、鬼太郎と共に歩んだ昭和の空気に浸りたいのかなと感慨深かったりしてw
では