親が亡くなったとき、長子の務め
今年の10月末に母が逝去しました。
行年91才の大往生でした。
病院を3か所も転院した長い闘病生活でしたが、最後は苦しむことなく逝ってくれたことがせめてもの救いです。
しかしこの瞬間から、悲しむ暇もない長男の仕事が待ち受けているのです。
これは、長男・長女(はたまた違う立場での場合もありますが)にいつかは訪れる最後の親孝行だと思います・・・ ・
が、物凄くタイトな時間軸で動き回らなければならず、初めて経験する手続きの洪水にメンタルには自信のあるわたくしでも、かなりのストレスを受けました。
よって、初めて同じ立場となる方に向け滞りなく準備をこなせる様にと、自身の記憶に留めるために納骨までの工程を以下にまとめてみました。
かなり長くなりますので、ご興味のある方はお目通し下さい。
10月の後半、担当医から母の意識低下を告げられ、死期が近いことを覚悟しました。
この時点で、以前から加入していた地元の互助会へ「急ですが今月中にお世話になるかも知れません」と連絡を入れます。
危篤の連絡から二日後に息を引き取り、医師立ち合いのもと死亡時刻の確認(夜中の23時17分)後、すぐに互助会へ電話を入れ地元の葬儀場までの遺体搬送を申し込みます(24時間大丈夫です)。
迎えの車が到着するまで(病院が遠方だったため1時間半位掛かりました)に『死亡診断書』を書いてもらい受け取る(自宅や介護施設で亡くなると警察案件となる場合も)と、搬送車に追随し葬儀場へ向かいます。
到着後、仮安置室へ移した後、葬儀担当の方と段取りの打ち合わせをする日取りを決め帰宅(明け方AM4時でした)。
仮眠後、葬儀や火葬の打合せをする為に再度葬儀場へ向かい、自治体の無料火葬場の空きを確認します。
最速でも一週間後とだいぶ先になりますが、取り急ぎ仮予約を入れてもらいました。
火葬までの間、遺体保存をドライアイス(一日¥9,000程)かエンバーミング(薬品使用 約¥100,000程)にするか決めますが、7日ほど日にちを要するため、見た目の維持や腐敗防止を考慮しエンバーミングと決めました。
同日、葬儀場を出た足で市役所へ向かい死亡届を提出し『火葬許可証』を発行してもらいます(火葬許可証の手続きは有料となりますが互助会にお願いすることも可能です)。
役所で許可証を受け取った後(当日30分位で発行)自治体の無料火葬場に役所からも再確認の電話を入れてもらい予約を確定します。
我が家では亡き父の葬儀から家族葬を行っているため、親族のみに葬儀(通夜はしません)の日程を伝えます。
無事に葬儀と火葬も終了後、住職から渡された白木の位牌を本位牌に変える発注を互助会の提携仏具店に依頼します。
一息ついた後、遺骨を納める霊園へ忌明けの四十九日法要・納骨の手続きに向かいます。
宗派がある場合は○○宗(意外と認知していないことがあるので予め確認)と伝え、同派の御住職に連絡を入れて頂き日取りを確定します。
その後、遺品の整理に入りますが、生命保険や銀行預金、有価証券などがある場合、故人の『一生分の戸籍謄本』(出生から死亡までの最終戸籍一式)が必要となります。
人によりけりですが母の場合は6ヶ所転籍があり、一組で¥4,500掛かりました。
まず、金融機関に口座名義人が亡くなったことを告げると、その瞬間から口座が凍結され一切の出入金が出来なくなります。
親の生前に出金許可を得ていれば、ある程度の貯えを事前に引き出しておくことも一考です。
また年金受給を受けている場合、その口座を抹消すれば年金を振り込むことが出来なくなる為「受給停止届はいりませんよ」とある金融機関の担当に言われました(マイナンバー登録していたからかも?)。
各金融機関を足で回る場合、故人の一生分戸籍謄本の他に、相続人全員の戸籍謄本と印鑑証明など1セットで良いのですが、併せて郵送(大概の銀行や保険会社ではHPで相続手続きの書類を送ってもらえるので確認下さい)など同時期に行う場合は持ち回り分と合わせて数セット必要となります(必要最低限の部数を確認するべきです)。
上記書類に合わせ故人の通帳や保険証などを各機関へ提出する必要があります(誤記など修正のために自身の実印は常に携帯していた方が無難です)。
本来はこの段階で納骨の儀までは落ち着くのですが、わたくしの場合は生前から母に言われていた約束事(遺言?)があり、故郷にある祖父母の墓じまいをしなければなりませんでした。
これが一苦労......
先祖の墓がある場所が遠方で神奈川県足柄上郡の由緒ある寺にあり、まずこちらへ伺って『改葬許可証』(書類は霊園に頂きました)に御住職の許可印を頂き、それを持って当地の役所に向かいます。
JR松田駅前には正しいお姿の二宮金次郎像があります。
地元の役場でも改葬許可の印をもらわねばなりませんが、ここで問題発生!
祖母の住所は把握していたのですが、わたくしが生まれる前に他界していた祖父の最終居住地が記憶と異なり受け付けてもらえません......
色々と情報を辿り、役場の方が機転を利かせて頂くも(最近の役場はとても親切ですね)やっと判明したのが到着から1時間後、ここは事前にしっかりと確認しておかねばならない項目です。
全ての許可を得た改葬許可証を持って再度お寺へ向かい御住職に確認頂いた後、墓じまいの日取りを決め、その足で霊園へ向かい段取りの打ち合わせを行います(電話でも良いと思いますが)。
墓じまい当日、ご住職と霊園の担当者と共に『魂抜きのお経』を上げて頂きます。
これにより墓石を清め、ただの石に戻してから墓所を整地してもらう準備が整います。
当日は天気も良く墓地からは薄っすらと富士山も拝めました。
儀式終了後、墓を開き骨壺を取り出して地元の霊園へと移送するのですが、代々の墓が古いためか?骨壺ではなく、墓石の下にそのまま遺骨を撒いたため既に地球の一部となっていました......
このため2~3寸の小さな骨壺に砂を詰め持ち帰りました。
この祖父母の遺骨を合葬墓に移すわけですが、地元の霊園では1年間室内で保管した後に合葬墓の土へ返すという経緯になります。
その際の費用が、通常の7寸骨壺ですと一人¥100,000程掛かるのですが、今回小振りとなった為一人¥50,000となりました。
翌週頭に墓地の整地完了報告を受け、画像などで確認させて頂きました。
そして墓じまいから2週間後、いよいよ四十九日法要と納骨の儀となりました。
祖父に祖母の合葬墓、そして父の横に母と家族一堂会することとなります。
母が亡くなってから約2カ月が過ぎ、やっと落ち着いた生活に戻りました。
長かった様でいて、あれやこれやの手続きに忙殺された日々にも終止符を打ち、無事に年が越せそうなことに安堵しています......
必要経費まとめ
葬儀費用(会食代等込み)¥890,803
お経・お布施・戒名\200,000
魂抜きお経・お布施\100,000
墓じまい\385,000
合葬墓\100,000
納骨(49日供養含)\102,300
お経・お布施\50,000
租税・経費\22,060
葬祭費支給金 -\50,000
(市区町村の補助金です、地元役場へお確かめください)
総合計\1,800,163
(墓じまいのない場合\1,315,163)
葬儀費用は互助会割引(ただし互助会への年会費有)等もあり、このような金額となりますので、一般的に一人の葬儀費用としては百~百五十万円ほど掛かるものと思われます。
このように急な出費を余儀なくされますので、先にも書きましたが、予め本人の預貯金からの払い戻しをしておくこと、非常に大切だと思います。
以上、あまり迎えるべきでなないご不幸ですが、万が一の際には避けては通れない一連の仕事となりますので、喪主の方のお役に立てれば&自身の記憶に残しておくための記録と致します。
(くれぐれも参考程度の情報とお含み下さい)
では
スピーク・ノー・イーブル 異常な家族 の悪口は言っちゃダメ!
北欧サイコスリラー映画『胸騒ぎ』のリメイク作品
『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』を観てまいりました。
イタリア旅行中に出会った2組の家族。
良識を重んじる物静かな一家と、常識にとらわれない破天荒な一家の結びつきは何ともあり得ないのだがw
無いモノねだりというか、自分たちにない何かに惹かれ......
ワイルド一家の誘いに乗り、良家は彼らが暮らすイギリスの自宅へと招かれることに......
人里離れた大農場の旧家。
良識一家は到着直後からたとえようのない違和感を感じ始め、
悪い予感そのままにワイルド一家の奇行がドンドンとエスカレートしていく。
鈍感な父親もやっと彼らの正体に気付くが、時すでに遅し!
観る前から内容はほぼ分かっていたのですが、しょっぱなのイタリア・シークエンスから容赦なく続く・ ・・・不快感・・・ ・
ですが、これが本作の真骨頂!
唯一の希望?一人息子のアントくんは家族の”悪口”を言いたくとも、訳あって言い出せない・・・ ・
が、家族の隙をついてゲストの娘を核心へと導く・・・ ・
ホントこれだけウエットな不快感を与える作品も珍しいんでは?
特に序盤から中盤にかけての、ワイルド一家が本性をむき出しにするまでのフェイドアウト具合の絶妙さ、痺れますw
そしてなんと言っても主演の気○いオヤジ役のジェームズ・マカヴォイの鬼気迫る演技!
シャイニングのJ.ニコルソンを彷彿させます
2016年『スプリット』の特異な役柄からも想像は出来たが
『X-MEN』のプロフェッサーXのイメージが強い方には強烈な違和感を与えるだろう。
しかし、わたくしには大好物なタイプの作品で、北欧オリジナル版よりもスカッとするクライマックスが最高でした。
(オリジナル版より拝借)
しかも別展開の続編を作れそうなラスト・シーンにも期待
もちろん結末は、見ざる、聞かざる、言わざる......
そうそう、鑑賞された方のみお判りいただけると思いますが、良家の娘がいつも抱えているウサギのぬいぐるみ。
(こんな感じの似て非なるモノ)
これ結構な”キー・アイテム”となるんですが、娘さんしょっちゅう無くすんですよ。
その度にめっちゃイラついたのわたくしだけでしょうか?
終いにはあのウサギが死神に見えてたまりませんでした......
.8
では
怪獣プロレス KAIJUMANIAⅡ観戦記
昨晩、東京都町田市の市民ホールにて『怪獣プロレス KAIJUMANIAⅡ』が開催!
運営の一人、町田プロレス代表にして友人の杉浦くんに誘われて参戦(観戦)して来ました。
着ぐるみ怪獣のバトルということで、大昔にテレビ放送されていた『ウルトラファイト』を連想し・・・ ・
(チコちゃんに叱られそうなガッツ星人w)
「どうしようもない茶番かな...」などと高を括っていたんですが(失礼)、これがなんの面白いったらありゃしない!
御覧ください、この華やかさ!
(ん、ん~ん・・・ ・ )
(そうくるかーw)
各キャラクターの設定が解説やVで紹介され見事に深掘りされているわ、それぞれ個性抜群のパーソナリティーに会場は笑いの渦!
随分と凝った着ぐるみが来たなと思ったら・・・ ・
ぶっ飛び映画監督:川崎実最新作『松島トモ子 サメ遊戯』のキャンペーンだったとはw
撮影終了後にこのサメくんは怪獣プロレスに寄付されるようですねw
そうかと思えば、いまNetflixで話題沸騰中の『極悪女王』ダンプ松本ご本人まで参戦する豪華キャスト!
未だ現役とはビックリ!
休憩時間中にはご本人がしっかりと物販までこなすというタフネスぶり
そしてメーンイベントは雷神矢口とヒバゴンが組んだタッグマッチ!
(お約束の場外乱闘w)
かなり本格的なプロレスは迫力満点!
とにかく終始笑いの絶えないお祭りの様なプロレス興行でした。
皆さんのお近くで開催される際はぜひ参戦してみて下さいね!
玩具業界の会社がスポンサードしているようで、これから先ソフビ人形等の企画もあるとかないとか(人気次第?)・・・ ・
では
秋葉原まんだらけCoCoo 5周年の売り出しに参加
お初に挑戦!
秋葉原にあるCoCoo(国立ソフビ博物館:イジリー岡田氏曰く)通称国ソという古玩具専門店の5周年を記念した売り出しに参加。
11時半に参加打ち切りという15分前に行列最後尾に到着
が、既に600名を越える長蛇の大行列!
その後、抽選で購入順が決定するという運任せのご同輩たち!
並び始めて1時間後、やっとクジ引きまで辿り着き.......
引いた番号が、500人抜きの"106番"これはヤッタでしょ!
意気揚々となるも、1〜100番を引かれた強運の方が買物を済まされるまで近くの茶店で45分待機、そこから101〜150番の2nd.部隊が招集されまた並び直し......やっとわたくしの購入番が訪れました!
が……時すでに遅し、狙っていたお宝はすでにSOLD OUT
(何を狙っていたのかは内緒ですw)
秋葉を訪れてから約2時間半経過、何も買わず手ぶらて帰宅……
しかし、わたくしの後ろに500人超…… 皆様お目当てのモノは買えたのだろうか?
ただ、失敗したとは思ってませんよ、いや、悔し紛れでもなく。
並んでいる間、ヒューマンウォッチング(個性豊かな同輩たち)やToys系ユーチューバーの方々の収録が観察出来たりと良い経験ができました。
まあ、でも...... 次はもっと陽気のいい季節にお願い出来ないものですかね。
メッチャ寒かったw
では
痛快活劇ボリウッド映画 ジャワーン [JAWAN]
インド映画の痛快活劇といえば『RRR』を思い浮かべる方が多いのでは!?
それをも凌ぐとの前評判を聞きつけ、観に行ってまいりました!
『ジャワーン』
いやーーー、面白かった!
ボリウッドの進化が止まりません!!
一言でいうと”世直し復讐活劇”とでも名付けましょうか!
私腹を肥やし国民の命などそっちのけの悪徳政治家を懲らしめるインド版”鼠小僧治郎吉” & 欠陥銃器を軍に納入し、多くのインド特殊部隊を窮地の場で死に追いやった武器商人と元兵士の戦いという、ざっくりと2部構成のお話ですが、終盤にその2つが結びつくというダイナミックなシナリオとなっていますw
(しょっぱな、マーベルのムーンナイト”みたい”のが登場w)
インド映画あるあるですが、上映時間が長い・・・ ・
これもインド映画に物申すべきではないが、踊りが多い(RRRと違ってラブラブ舞踏なんだよね)・・・ ・
しかしですよ、まあ、とにかく序盤で掴まれます!
ホント序盤のハラハラ感>>>クライマックス>で、中盤は30分くらい削れたんじゃないかな、2時間以内のスピード感でまとめてもらえたらパーフェクトと言っていい作品でした。
ホント、踊りさえ乗り越えればメチャクチャ面白い傑作!
終映間近!?皆さん是非スクリーンでお楽しみください!!
.2
では
SF映画の新金字塔インターステラー
詳しくない方にまず言っておきます。
『インターステラー』
この映画は再上映作品で公開初年度は今から10年ほど前、2014年に遡ります。
この進歩著しい時代に10年経てば見劣りする部分が・・・ ・
などとお思いでしょうが、本作に限ってそんなことは全くございません!(言い切ってしまったw)
わたくし10年の間に3度ほど鑑賞したと記憶していますが、今回劇場へ出向こうと思った切っ掛けはなんとYouTube!
たまたま目にしたチャンネルでインターステラーの科学的考察の様な番組を視聴。
それによると、監督クリストファー・ノーランは極力ウソのないお話と宇宙空間の映像を作り上げるため、ノーベル物理学賞受賞者のキップ・ソーン氏を科学コンサルタントに迎え、徹底的にリアリティを追求した内容に拘ったということ。
(左手の方ですね)
これにより、相対性理論やワームホール・・・ ・
ブラックホールの超巨大な重力場の端っこくらいは理解できるようになり、最初に訪れる星でなぜ1.2㎞もの高さの津波が押し寄せるのか(ブラックホールの磁場の影響で惑星が常に左右に振動しているため波が増幅され定期的に巨大化する)だったり・・・ ・
ワームホールを抜ける原理(スターウォーズではワープ航法)だったりを聞かされると、もう観たくなって仕方なくなり、それもIMAXの巨大スクリーンで!ということで劇場へ向かったわけですよ!!
まず驚いたことに、劇場超満員!! 10年前の作品です!?
これにはちょっとビックリ
しかも年齢性別まちまち・・・ ・ みんなYouTube観たのかしら・・・ ・
冗談はさておき、とにもかくにも物凄い映画です。
最近ではSF映画の金字塔『2001年宇の旅』と比べられがちな本作ですが、分かり易さや起承転結があるお話でいう観点からいえば、こちらが数段上でしょう。
3次元~5次元はまだ理解不能ですがw
小難しい科学的メッセージのみではなくホロッとさせる見事な脚本も相まって、本当に観て良かったと改めて感動しました。
未見の方はこの機会にぜひ巨大スクリーンでご堪能下さいませ!
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ちなみに、極力VFXの使用を避けることで有名なノーラン監督ですが、冒頭の無人偵察機を追跡するシーンで使われたトウモロコシ畑。
この撮影の為だけに苗から育て上げたそうです・・・ スゴっ
では
グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声
2024年度、最も楽しみにしていた作品!
『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』をやっと鑑賞することが出来ましたー!
前作のオリジナルから早24年が経ったとは・・・ ・
(このポスター・ビジュアルはいただけません・・・)
歳もとるわけです
前作:悪辣な皇帝コモドゥスを倒しローマに民政を取り戻すも、
傷の深手により死したマキシマス。
コモドゥスの姉ルッシラが一時的な政権を手にするも、新たな皇帝誕生の暁には、血筋を継ぐ彼女の幼き長男ルシウスが暗殺の標的となるため、悪手の及ばない地へと息子を逃がす。
今作:それから16年の時が経ち、双子の皇帝ゲタとカラカラがローマを再び悪政の渦に巻き込んでいた。
あとは御覧になってのお楽しみというか、ちょいとストーリーを掘り下げるとネタバレの地層に行き着いてしまうので迂闊なことは言えません。
まあ、ザクッと言いますが16代アウレリウス皇帝(コモドゥスの父)の一族を中心に物語は展開されるのですが、そこにワシントン演ずる奴隷商人マクリヌスや・・・ ・
マキシマスのかつての部下(であろうw)ペドロ”マンダロリアン”パスカルという新キャラが絡み、
(なんか共通点あり過ぎw)
ローマの再興と裏切りが絡み合う戦いの火蓋が切って落とされる!
うーん、めっちゃ高い期待感のハードル故か、変なところに粗を感じてしまうのはわたくしだけなのか・・・ ・
前作でH.フェニックスが演じたコモドゥス皇帝があまりにインパクトが強かっただけに・・・ ・
ゲタとカラカラ、数で勝負の2人に増員?
主人公の剣闘士ハンノ役(やっと主人公が出てきましたw)ポール・メスカルがあまり強そうに見えないというか、血統を感・・・ ・
おしまいにルッシラは生来の将軍好きなのかーい!?
って、生き残っていたのね・・・ ・
とはいえ戦いのシーンは迫力満点!前作の助っ人猛獣がトラからサイへ。
またコロシアムでの海戦などチョイやり過ぎ感はあるものの、
前半の山場であるローマ軍の領土侵攻戦はノルマンディー上陸に匹敵するほどのド迫力でした!
あと、ココなんだよー!と言えるのが、本作は音楽が弱かった!
要所で流れる前作のメロディーに胸がギュッと締め付けられるのはナゼ?
それだけオリジナルのサウンドトラックが素晴らしかった!
そしてキャラクターが素晴らしかったと言う他あるまい!
嗚呼、続き物の辛さ難しさよ・・・ ・
ですが、まぎれもなく楽しめる超大作です!
よく耳にする「西洋のチャンバラ物はちょっと・・・」
物凄くわかります!
かく言うわたくしも全ての西洋古代史が好きと言う訳ではありません。
この作品が好きなんです!
ぶっちゃけ2000年の前作を観た時にはブッ飛ぶくらいの衝撃を受けたし、そのシーズンの「アカデミー作品賞、主演男優賞は本作で決まり!」とまで言い切ってましたからw
まだ前作をご覧になってない方、観たけど20年前だしな~と記憶の薄れている方、直前に御覧になられてから劇場へ向かわれることを強くお勧めいたします!
「絶対に映画館フルスクリーンで観るべき作品!IMAXなら文句なし!」
と、リドリー・スコット監督も言ったとか言わないとかw
前作に敬意を表し
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なんのこっちゃ
では
クリスマス映画はレッド・ワンからスタート
予定と予定の隙間時間鑑賞は久しぶり。
作品は選ばずタイムスケジュール優先で選んだのが功を奏したか
まったく観る予定のなかった『レッド・ワン』が期待外れに良かったw
突っ込みどこは映画アルアルなんで置いといて、そこそこ練られたストーリーと多種多様なキャラクターのオンパレード!が楽しめました。
クリスマス・イブに誘拐されたサンタクロースを奪還するため、クリスマス・タウン?の警護チーム(ドウェインジョンソン他)が出動すると共に、金に目がくらみサンタの居場所を悪魔に売ったハッカー(クリス・エヴァンス)もこの救出劇に同行させられる羽目に・・・ ・
不思議なことに本作においてはサンタの弟とされるクランプス(悪魔だと思っていたが!?)
の元を訪れ監禁場所を探るも、その先には更なる黒幕が暗躍していた・・・ ・ 果たして無事サンタを奪還できるのかというお話。
まぁ大体の落ちは想像できると思いますが、そこに至るまでのディティールの塩梅がお見事なんですね!
人類愛、家族愛でホロッとさせる演出もあり、ただのダーク・ファンタジーでは終わらないところは良かったものの、制作や配給会社を見なければどうしてもディズニー感が否めないといったところはキャスティングの面子ゆえか・・・ ・
しかし、いつもはマッチョなエヴァンス=キャプテンがどうしようもないダメ人間として熱演していたところは見物でしたw
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では
週末に観るべき映画3.5選
皆様、ご無沙汰しています。
実は数日ほど前 身内に不幸があり、様々な活動(仕事以外)を休止していました。
そんなこんなでブログもゆるりと再開していきたいと思います。
以前に観ていた数本の映画ですが、ご紹介するタイミングを逃してしまったため、自身のための日記として箇条書きにてザクッと行きますんで、あまり期待せずに流し見して下さいませw
まず一作目は『悪魔と夜ふかし』
まだギリ公開してるみたいですね。
過去にアメリカのTVバラエティ・ショーで実際に起こった放送事故(と言っても大した事なかったようです)からヒントを得て作られたというオカルト作品。
落ち目の番組司会者ジャックが起死回生を図り、悪魔が憑依するという少女を生番組に招くが、この少女に憑依した悪魔が激ヤバでスタジオが恐怖のどん底に叩き落されるというお話。
大まかなシーンが70年代ブラウン管TVの画面を通した粗い映像で映し出され・・・ ・ わたくしが初めて米国本土へ渡り('80s)ホテルで暇つぶしに眺めていたTVショー 遠い昔の記憶が蘇りました。
出色は主演MC役のデヴィッド・ダストマルチャン!
数々の作品においてチョイ役ながら際立った不気味さが印象的な彼の生身の演技を十分に堪能できるレアな作品。
オカルト・ホラー(ちょいスプラッター)としても十分楽しめる一本なので是非お近くの劇場へ!
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続いては韓国のスリラー映画『破墓/パミョ』
アメリカに渡り成功を収めた韓国の豪族だが、生まれてくる長男に代々災厄が降りかかるという呪いがかけられていた。
これを払拭するために集められた除霊チーム(除霊師&葬儀師)vs悪霊の戦いを描く。
フツーに面白かったのだが、冒頭でも書いたように近親の葬儀を前に非常に参考となる内容(故人の魂を安らかに送り出す約束事等)が描かれていて、観ていて良かった~!と思えた作品。
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こちらもまだ上映中なので是非ご覧になって下さい。
3本目は『ヴェノム:ザ・ラストダンス』
無難に楽しめました。
にしてもヴェノムが良い奴すぎるのが、なんだかな~・・・ ・ 複雑
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最後の作品『トラップ』
あの意表を突く天才M.ナイト・シャマラン監督の最新作といえば観ないわけにはいかないw
まあ、突っ込みどころが多々あることは置いといて、わたくし的には大満足の一本でした!
娘連れの善良な父親がスーパースターのコンサートを鑑賞するが、その会場は多くの警官に囲まれた物々しい警護下にあった。
なんとその会場内に連続殺人鬼が紛れ込むという前情報があり、会場全体に犯人捕獲の”トラップ”が仕掛けられていたのだ!
いつものシャマラン節にしては正統派すぎるスリラーに仕上がってはいるものの、思わぬ人物の活躍や、散りばめられた伏線のいくつかが全くのダミーであったりと、序盤からハラハラドキドキ&脳内グルグルの鑑賞者を飽きさせない演出にドハマりしましたw
この作品、なぜ109グランベリーパークはスルーしたのでしょうか?
(個人的つぶやき)
主演のジョシュ・ハートネットは『ラッキーナンバー7』からお気に入りとなったのですが、
(この作品、傑作です!)
本作でさらに演技に厚みを増したオッサンへと成長していて嬉しかったな~ と同時に、シャマランも新境地に突入したか⁉
続編必至の終わり方にも期待大です!
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では
良くも悪くも唯一無二! ビートルジュース ビートルジュース
最近、観たい作品が折り重なっている状況で、本作『ビートルジュース ビートルジュース』を選んだ理由は”空き時間にベストマッチ”したから・・・ ・
と言う訳では決してありません(いや多少は)
なんせ1988年の一作目からのファンで、当時はフィギュアなど買い集めたものです。
さて本作ですが、36年経っての続編ということで、前作を復習してから観たほうが良いのでは?とお思いでしょうが、まったくそんな心配はいりません!
前作同様、はなっからお話などどうでもよい作品で、今作も期待を裏切らない中身空っぽのおバカ映画となっていますw
ですが、そこがいいんです!
この作品の楽しみ方はティム・バートンという奇人であり天才の頭の中を覗くという行為にこそ価値があり、こちらでも期待を裏切らない映像をこれでもかと怒涛の如く提供してくれています。
「よくもまあこんな発想、演出を思いつくよなぁ・・・」といった口をポカ~ンとあけながら観るポップコーンムービーなのです!
主演マイケル・キートンの乗りに乗った演技や、『ストレンジャー・シングス』で円熟期を迎え、すっかり落ち着いた? 風格のウィノナ・ライダー
脳みそ丸出しのウィレム・デフォーなど皆さんがホント楽しそうに演技している様を見ているだけで、こちらもウキウキしてきますw
今回、W.ライダーの娘役を演じたジェナ・オルテガ嬢ですが、『アダムスファミリー』のスピンオフ・ドラマ『ウエンズデー』で、わたくし認知しましたが
今回も似た様な暗めのヒロインで「この先のキャスティングに響かんよな・・・」などと無駄な心配をしてしまいましたw
まあ、視覚的アトラクションに1800円を支払ったと考えても元は取れると思いますので、暇つぶしを悩んでおられる方はぜひ劇場へ足をお運びくださいませ。
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おまけ
36年も経つと玩具もとんでもない進化を遂げるものです。
御覧になった方にはお馴染みのコヤツ!
1/1サイズで米国発売されるらしいですぜ。
皆さん如何でしょうか
では