フェローズ・志村昌洋の蛮物想声 -4ページ目

マーベル映画も仕切り直し⁉ ファンタスティック4:ファーストステップ

前回、DCユニバースとして再出発の『スーパーマン』をご紹介したばかりですが、ライバルのマーベル・シネマティック・ユニバースも仕切り直しという事で、その第1作目として『ファンタスティック4:ファーストステップ』を送り込んできた次第。

 

 

ファーストステップ......さもありなんw

 

 

まあ順当と言えば順当で、マーベル・コミックスのスーパーヒーローとして3,4番手位に登場したキャラクターで、ユニットとしては初の登場となる『The FANTASTIC Four』からの再スタートは納得です......

 

 

が、本作の前に2作品のF4(FANTASTIC 4)映画が作られており、そのどちらも爆〇した過去があるため物凄く不安を抱えながら劇場へ向かいました。

 

 

 

 

率直に言って、今回は大丈夫でした、大丈夫......という感じです。

 

 

夫婦・妻の弟・夫の親友というごく内輪での宇宙船乗組員の4人w

 

 

任務中に大気圏外で宇宙線を浴び、世界一の頭脳と謳われた夫が設計したスーツに不具合があったことで被爆してしまい、特異な能力が備わったミュータント?となって世界(ほぼアメリカ・ウェイ)のために日夜悪と戦い続けるというお話。

 

(米国Hasbro社製フィギュア 良い出来です!)

 

 

まあ大丈夫レベルの内容ではあるものの、サウンドや映像は素晴らしく(+IMAX効果)時代背景が大好物の1960年代という事もあり、街並みから車や電化製品・ファッションに至るまで手抜きのないセットが組まれ、子供時代に「少年マガジン」巻頭グラビアで慣れ親しんだレトロ・フュ―チャー感を存分に楽しめました!

 

 

 

 

本作での主役中の主役は唯一の女性メンバー、スー・ストーム(ヴァネッサ・カービー)

 

(個人的にこの方、ちょいと苦手ですw)

 

これも色濃く残るマーベルのポリコレ主義の残り香wといったところでしょうか。

 

(出来ればジェシカ・アルバの続投を期待したいが、今は実業家に転身されているようで残念)

 

 

願わくば次回作からは脚本重視で無理矢理ポリコレをぶち込んでこないよう祈念いたします。

 

 

また、時代感が被るせいで仕様がないとは思いますが、キャストロールに流れる映像が大傑作『ドリームガールズ』を想起させる作りには、もうちょっと工夫しても良かったんじゃないかと最後の最後に感じました......

 

 

 

ヒーロー物お約束のおまけ映像がさらに組まれていますので、劇場が明るくなるまで我慢して着座していて下さいね。

 

星 星 星 .6

 

 

次回作『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』で登場予定のロバート・ダウニー演ずるDr.デュームに期待大です!

 

 

 

 

 

 

ではパー

 

 

 

 

米国では賛否両論 映画スーパーマン

DCユニバース始動!

 

はて、これ以前にも聞いたことがあるフレーズ?......

 

昨今のスパーヒーロー作品はDC、マーベル共に苦戦しているようでリスタート感が否めません。

 

 

まあそこは置いといて、本作から始まる一連のシリーズ再開となる1本目の『スーパーマン』

 

 

試写の段階から米国では賛否が巻き起こっていたようで、ハードルを下げて鑑賞したせいか満更ではない出来に一安心といったところでしょうか。

 

静のクラーク・ケントと動のスーパーマンも宜しくすみ分けられ、ゲスト・ヒーロー達による敵味方組んず解れつのアクション・シーンも盛りだくさん!

 

(左端の方が一番強いのでは?)

 

 

ちょいと怠いのは、相変わらず恋人ロイス・レインとの絡みのシーンで......

 

 

これマストなんでしょうかね......

 

 

米国での”否”に対しては、聞くところ『バットマンvsスーパーマン』の監督ザック・スナイダー信者(わたくしも大好きです)が、本作ジェームズ・ガン監督に対するアンチで騒いでいるということらしいのですが、ちょいと気になるところが散見されるのも事実......

 

例えば、モンスターの襲来で破壊され飛び散る鉄杭?から盾となり少女を守るシーン。

 

 

ここスローモーションでの見せ場となりますが、ただこんな危険地帯を幼い女の子が一人で歩いている、それもゆるりと......

そんなのありえんだろ!?と一人無言の突っ込みを入れていましたw

 

 

今回もメインのヴィランはレックス・ルーサーで『バットマンvsスーパーマン』ではジェシー・アイゼンバーグ(ソーシャル・ネットワーク)が演じ......

 

 

本作ではニコラス・ホルト(X-MEN)の起用。

 

 

アイゼンバーグは大好きな俳優ですが、冷酷無情が板に付いていたホルトに軍配を上げましょう。

 

 

合間のほっこり要員w 

 

 

とは言ってもかなり重要な役どころの愛犬(これも次作への伏線)クリプトですが、人智を超越した惑星生まれのはずが”おつむ”は地球犬レベルという愛らしい演出が笑いを誘いますw

 

 

総じてガン監督ガンバリましたというところで 星 星 星 .8

 

 

おまけ

 

[民衆から後頭部へ空き缶をぶつけられるスーパーマン]のシーン

 

 

予告一発目では演じるデヴィッド・コレンスウェットは思わずまばたきをしてしまい......

「目玉で弾丸をはじくスーパーマンが空き缶程度で動揺するか?」

と思い観ていましたが、本編ではやはり目修正されていましたねw

 

こちらも含めぜひ劇場にてご確認くださいw

 

今回もIMAX鑑賞がお勧めとなっています!

 

 

 

 

 

 

ではパー

 

 

 

確かに胸くそ悪いが知るべき物語 映画でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男

2003年に日本で初めて教師による児童へのいじめが認定された体罰事件を取材、第6回新潮ドキュメント賞を受賞した福田ますみのルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』の映画化作品

(以上は映画情報覧から抜粋)

 

 

『でっちあげ』

 

 

物語は、いじめ被害者児童の母親の証言から始まり......

 

 

 

次いで加害者教師からの視点へと移る。

 

 

同じ現場を複数の当事者が語る『羅生門形式』で描かれ、クライマックスどちらの証言が真実かを問うの裁判へと辿り着く。

 

 

いじめを否定する教師に対し業を煮やした児童の両親はマスコミを利用し、いじめの実態を拡散。

 

 

 

世論から非難され職も追われた教師はある切っ掛けで出会った老弁護士の助けを得、潔白を晴らそうと最後まで戦うことを誓うが......

 

 

相手側は前代未聞!550人もの大弁護団を組織して教師を潰しに掛かる。

 

 

映画が始まってから5分もしないうちに気分が滅入る 真顔

 

 

教師:綾野剛の演技が凄いのか(いや、素晴らしかった!)あの顔でそう見えてしまうのか分からないのだが「こりゃ度を越えたいじめだわ......」と納得せざる得ない場面が続く。

 

 

この顔ヤバ過ぎます 滝汗

 

 

かと思えば、児童の母親:柴咲コウの淡々と教師を追い詰める様のなんと恐ろしいことか。

 

 

こちらも顔が怖い チーン

 

 

この凄まじい演技バトルに加え、いぶし銀 老弁護士:小林薫がストーリーをギュッと〆る!

 

 

果たしてどちらの主張が真実で、どちらが「でっちあげ」なのか......

 

 

クライムサスペンスや法廷劇って脚本が全てと思っていますが、今作ほど役者の存在感を見せつけられたのは久しぶりかな......

 

 

 

とにかくズッーと胸くそ悪さがまとわり付き観終わった後もスッキリしませんが、失言政治家を代表するように些細な言動が足をすくいかねないと要所に学びの機会がある本作、後学のためにも御覧になっては如何でしょう。

 

星 星 星 .8

 

 

 

 

ではパー

 

 

 

 

夏真っ盛りの前に真っ盛りとくればハワイアンでしょ

まだ夏とは言えない時期に夏真っ盛りあせる

 

いったい梅雨はどこへ行ったの......

 

ピーカン酷暑かと思えば強烈な夕立ちと、まるで熱帯気候に取り込まれたような日本。

 

それならばその環境も受け入れて楽しんでしまえと、今回はフェローズ2025SS『HAWAIIAN NAVY』制作の舞台裏を披露いたしますので、ぜひ覗いていって下さい。

 

 

ではスタート!

 

まずはメインビジュアルとなるイラストを描き下ろしていきPCに取り込みます。

 

 

元絵はいまだに筆やペンでの手描きですが、加工やレイアウトの利便性を考えるとPhotoshopやillustratorの使用はマストですね。

 

 

メインイラストの背景に、地紋となるハワイ諸島やご当地のアイコンとなるビジュアルを散りばめて大まかなレイアウトを組んでいきます。

 

 

バクっと大雑把に組み上げたところで、天地・左右で無限ループを生むような連結作業に入ります。

 

ココが結構重要で、構図が思い描いた配置に収まるように幾度となく微調整を掛けるんですね。

 

 

繋がりが決まってきたら図案の大きさを決めていきます。

 

実際の生地となり仕立てあがったシャツをイメージするためには、どうしても原寸大にして実際に身体へ当ててみることが重要です。

 

 

 

ここまでくれば後は楽しい時間が待っています。

 

色のバリエーションを考えるのは本当にワクワクします!

 

 

 

 

今までが意外と地味な作業続きだったので、色の組み合わせであれやこれや試すのはこの仕事の醍醐味なんですw

 

ただし、これはPCという賜物があればこそ!

 

一昔前は紙にプリントした線画へマーカーで色付けして、何十枚も試し書きした中から決めていくという途方もない苦労の末の作業でした......

 

 

御覧ください、色味や濃度といった微妙なバランスも自由自在!

 

今回は日焼けして退色した微妙な色加減を採用しました。

 

全てのプロセスに対し、天地がひっくり返ったようにクリック一つで色変え出来る進化があればこそ、至福の楽しさを感じられるのでしょう。

 

 

大きさや色バリが決定したらいよいよレーヨン地に捺染プリントを施してもらいます。

 

 

試刷りでの1st.振り落ち生地でOkey!は、まずありません 真顔

 

今回もメインビジュアルの肌色や朱色などブレた色合いになっていました......

 

ここから何度も調整を重ね展示会用の着分反を仕上げて頂き、原反の何処の部位をフロントの左右身頃や後ろ身などのパーツに当てはめるか指定後に裁断していただき、縫製へと最終段階を迎えます。

 

 

 

 

で、待ちに待った完成となります!

 

ブルーグレー・ベース

 

ブラック・ベース

 

ピンク・ベース

 

 

今回レポートのUpが遅くなってしまい、すでに市場にて発売され色欠けやサイズ欠けしているかも知れませんが、ご興味の湧いた方は是非お近くのフェローズ取扱店へお越しいただき、本品の仕上がりをご自身の目でご鑑賞いただければ製作者としてもこの上ない喜びとなります。

 

あ、バリエーションで同柄コットン100%のバンダナも併せて発売していますので、こちらも宜しくお願い致します。

 

キャメル・ベース&ネイビー・ベース

 

 

 

 

 

 

 

 

ではパー

 

地上版トップガン? 映画F1(エフワン)

大好きなブラピが日本のゲーセンではしゃいでいる様ですw

 

 

生で見たかった丸坊主ブラピ真顔

 

 

そう、映画『F1』のプロモーションで来日していたんですね。

 

 

という事で、公開2日目の先週末さっそく鑑賞してきました!

 

しかも数年ぶりの”4DX”

 

いきなりですが最初に言っておきますと......

 

 

4DXは止めた方がよろしいかと......

 

 

シートの動き等セッティングのキャパ問題かと思うのですが、サーキットの走行シーン(いや、これを体感したくての4DX)では、ずっと激しい上下動 チーン 

 

凹凸の険しいあぜ道でも走っているラリーカーならピッタリでしょうが、整ったアスファルトのコースを走行するレースカーの体感とは全く違うんです(F1の操縦経験はありませんが)一般道走っている方なら皆さんお分かりになると思いますよ。

 

もっと小さな振動を細かな周期で伝えてくれたらリアリティが出たと思いますが、ぶっちゃけこの大袈裟な上下動が邪魔になってレース・シーンを落ち着いて堪能することが出来ませんでした......

 

ですので皆さんにはIMAX鑑賞を強くお勧めいたします!

 

あら、終わりの様な文章で始まりましたが、作品自体はとても満足いくものでしたよ。

 

 

全米各地の多種多様なカーレースを渡り歩くロートルの元F1パイロットのソニーであったが、ある日 旧友がオーナーを務めるF1チームで「また走ってみないか」と誘われる。

 

 

30年のブランクゆえ尻込みするが、スピードへの渇望を止める事の出来ないソニーはF1開催地のフランスを目指す。

 

 

そこに待ち受けていたのは冷ややかな視線を向けるチームスタッフ達と新進気鋭の若手ドライバー、ジョシュアであった。

 

 

 

ここからのブラピが何考えてるか分からんのです(まあこれが面白いのだがw)

 

大切な初戦のレース中に同僚のジョシュアとガチンコ勝負してクラッシュさせたり......

 

 

かと思えばジョシュアを勝たせるために自己犠牲を払ったりと、ツンデレの境地を披露w

 

しかし連戦を重ねるごとにチームの信頼を勝ち取り、ポイント・ランクを上げていくソニー。

 

そして、いよいよ大一番の最終戦を迎える直前、震撼させる事件がチームを襲う......

 

 

今まで、F1とはドライバーの腕次第である”個”のスポーツだろ⁉ なんて浅く観ていましたが、完璧なチーム・スポーツだという事を改めて思い知らされました。

 

 

まあ莫大な費用が掛かるという事だけは薄々承知していましたが、この点はガチでしたねw

 

 

現代の革新技術だからこそ実現できる迫力の走りやクラッシュ・シーンの映像は、大作ハリウッド映画の名に恥じない体験を与えてくれるし、アメリカンで大味なストーリーは良くも悪くもベタで王道w

 

 

 

『トップガン・マーヴェリック』と同監督作ゆえ”地上版トップガン”なんてプロモーションで謳われていましたが......

 

(まあこれは使うだろうなw)

 

 

本作をわたくしなりに表現すると”カーレース版ロッキー”といったところでしょうかボクシング

 

 

 

繰り返しますが、絶対IMAX一択ですよ!

 

星 星 星 .9

 

 

 

 

ではパー

 

 

二世俳優バトル映画 Mr.ノボカイン

まず、聞きなれない『ノボカイン』という単語。

 

劇中ではこれを『局所麻酔』と紹介されていたが、高校時代の悪友によって付けられた主人公のあだ名。

 

 

痛みを感じない先天性無痛無汗症という実在の病気を”誇張”した特性を持つ青年の恋愛コメディ?『Mr.ノボカイン』

 

 

痛みを感じない特性と聞いて『キック・アス』のプロットを思い浮かべたのだが、果たしてあの傑作に迫る内容となっていたのでしょうか......

 

 

 

小さな町の銀行に勤める平凡なサラリーマン:ネイトは同僚にも打ち明けられない遺伝性の特異体質に悩んでいた。

 

そのため、舌を嚙んでも気付かないので、生まれながらに流動食しか口に出来ない。

 

そんな彼の前に現れた職場の新人シェリーに一目惚れ、臆病な自分にはない彼女の積極性にほだされ口にしたチェリーパイに感激!

 

 

魂&胃袋も彼女の虜となりバラ色の人生が訪れると思った矢先、職場が3人の強盗に襲われ人質としてシェリーが連れ去られてしまう。

 

 

 

奮起したネイトは彼女を救うべくパトカーを奪い強盗を追撃するところから物語は急展開を迎える!

 

 

とまあ、ここまでが長い......2人の馴れ初めと結びつきを強調するため丁寧に描かれているのだが、もうちょっと端折っても良かったのではないかと。

 

 

さて本作ですが公開前から話題となっていたのが、二世俳優同士の激突というキャスティング。

 

主演の無痛漢ノボカインを、デニス・クエイド(80年代に一番好きな俳優でした!)とメグ・ライアンの御曹司というサラブレット:ジャック・クエイドが演じ。

 

 

この御曹司、どちらかと言えばティム・ロビンスの実子という方がしっくりくるのだが......

 

 

 

対峙する強盗団のボスにはこの方......

 

 

この表情だけで察しがつきますよねw

 

 

そう!あの超個性派俳優ジャック・ニコルソンの息子レイモンド・ニコルソンという高貴な2人が壮絶なバトルを繰り広げます!

 

もうこれだけで観る価値MAX!

 

 

平凡でおまぬけ、腕力もないネイトの機転と無痛を武器に、ゴリゴリのマッチョ強盗へ立ち向かう様は痛快!

 

 

 

 

途中から相棒となる協力者のキャラもスパイスになって飽きさせません。

 

(彼の存在は明かせないな~)

 

110分という尺も良き!

 

なので、さらに冒頭の恋愛編長尺が悔やまれます......

 

と思いきや⁉ 

何とヒロインのシェリー:アンバー・ミッドサンダー嬢は、あのプレデター『ザ・プレイ』で主役を張ったコマンチの女戦士だったのですね!

 

 

後半の数少ない出番を鑑みての帳尻合わせ?と捉えれば致し方ないところか......

 

 

全体を通して痛快で飽きずに楽しめますが、かなり痛い描写も出てきますので苦手な方はご注意ください。

 

星 星 星 .5

 

 

この手の作品は劇場公開が短命ですので、興味が沸いた方は今週末にでもご鑑賞くださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

ではパー

 

 

 

ぶったまげる斬新さ!映画 罪人たち

全米公開から2ヶ月、映画『罪人たち』の待ちに待った日本公開!

 

 

なので極力情報を入れず鑑賞に挑もうと思っていたのですが、この罪人たちという邦題がなんとも地味で、もっとキャッチーな題名付けれんかったの?と思いチョイと調べたら、原題『SINNERS』そのままの直訳でしたw

 

 

物語は1930年代禁酒法時代のアメリカ。

 

シカゴで得た悪銭を元手に、故郷ミシシッピへと舞い戻った双子の黒人青年スタックとスモーク

 

 

 

地元で一旗あげるべく廃れた製材所を買い取り、酒場へと改装し迎えたオープン初日。

 

 

 

”招かれざる客”の白人3人が来店し「中へ入れてくれ」と懇願する。

 

 

しかし”黒人オンリー”の酒場と断り一端引き上げた3人組だったが、スタックの元カノが金に釣られて呼び戻してしまう......

 

 

 

だがこの後、3人と共に想像を絶する恐怖までもが訪れることに......

 

 

 

雑な説明で申し訳ないが、あとちょっとでも深掘ると完璧なネタバレとなってしまい面白さが半減間違いなし!

 

もうジャンルすら言いたくありません。

 

 

そこでネタバレ抜きの感想としては、まず画が美しい!

 

南部の抜けるような青空の下に広がる綿花畑や、30年代当時の街並みを再現したセット(CG?)は、まるでその場に迷い込んだかのような臨場感に目が釘付け。

 

酒場の売り物として招いたミュージシャンのハーモニカとギターの音色やブルースの歌声など、音楽にも抜かりなし。

 

そして主役の双子を一人で演じ切ったマイケル・B・ジョーダンのスタイリッシュでなんともカッコイイこと!

 

これは彼のキャリア・ハイ演技に間違いなし!

暫定アカデミー主演男優賞候補筆頭です。

 

 

そして、ギターを奏で子供ながらにハスキーボイスでブルースを披露する双子の従弟役マイルズ・ケイトンのなんと達者なことか!

 

 

映画冒頭に、”生まれながらに卓越した音楽の才能を持つ者は悪魔を呼び寄せる”とのナレーションが痛く真実味をもって蘇る。

 

余談ですが、ミシシッピのミュージシャンといえば、十字路で悪魔に魂を売り渡しギターテクニックを手に入れたと囁かれたブルース歌手ロバート・ジョンソンのクロスロード伝説は作品のネタになっているのかいないのか?

 

 

まあ、何はともあれスゴイ作品です!

 

なんだろう......全く結び付きそうもない対極の素材を無理くり合わせ至高の料理を完成させるというか、予想もつかない展開が次から次へと畳みかける。

 

酒場を埋め尽くすダンサー達を舐めるような長回しのカット(これ何テイクで完成したんだろ?)は、もう斬新なんていう言葉が追いつかないほどショックを受けました。

 

どう説明していいか分からないが、物凄く感動してウルッときましたよ汗

 

 

ラストの三段落ちも効きまくっていて、なんとも言い表せない全く新しい映像体験をしたという驚きと余韻に包まれてシアターを後にしました......

 

今では題名なんてどうでもいいやとさえ思えてしまうこの作品w

 

映画好きならマストでIMAX鑑賞一択です 是非!

 

珍しく星 星 星 星 .5

 

 

 

 

 

 

 

ではパー

 

傑作ホラー完結編:映画MaXXXine マキシーン

やはりというか【A24】作品は近場の劇場には掛からず、日常の通勤拠点渋谷へと足を延ばすことに。

 

 

相変わらずのインバウンド効果にセンター街ですれ違う人々の多言語スピーカーに圧倒されながら、向かうはシネクイント。

 

 

 

 

意外や観客はまばら......

 

 

 

第一作目の『X エックス』では、辺鄙な片田舎の農場でポルノ映画撮影をする若者集団を、農場主の老夫婦が惨殺していくというベタな内容ではあるが、そこはA24独自のえげつない(好意的)見せ方で特異な作品へと昇華させ一級?のホラーに仕上げている。

 

 

 

ここで唯一生き残った人物マキシーンこそが今回の主役である。

 

 

では二作目は?となるが...... 作品名『パール』

 

 

 Xマキシーン=ミア・ゴス    X老女パール=ミア・ゴス     二作目パール=ミア・ゴス

 

なんと一作目で殺戮を繰り広げた老婆パールの生い立ち。

 

なぜこれほど残忍な殺人鬼になってしまったのかを描いた前日譚という、『X』好きには堪らないプロットのホラーであった。

 

 

さて本作ですが、難局を乗り切ったマキシーンはハリウッドに進出!

 

ポルノ女優(やっぱりw)としての名声を掴むが、さらに上の女優へとチャレンジするために受けたオーディションで見事主演に抜擢!

 

順風満帆な人生の幕開けかと思いきや、人探しを依頼されたと突然現れた探偵(ケヴィン・ベーコン)にストーカーされたり......

 

バーコンがナメクジみたいな演技で、いい味出しまくりですw

 

謎の連続殺人鬼と対峙したりと相変わらずの大忙し......

ざっと大まかに言えばそんなお話。

 

 

う~ん、続編モノの厳しさよ、ちょっと退屈だったかな......

 

 

なんというか、今回はホラーというよりサスペンススリラーのカテゴリリーに属すのではないかな。

 

本シリーズは、何の害もなさないであろう人物のサイコパス的な意外性が肝であると捉えていたのだが......

 

今回

【マキシーン=この子なんでもやっちゃうでしょ!】

【 探偵ベーコン=見るからにキモくて悪党確定】

【連続殺人鬼=何となく想像ついてしまったわ】

 

と、予定調和な進行で今までの様なハラハラドキドキ感がほぼありませんでした。

 

ですがそこはA24作品ですので、行間でのお楽しみは健在!

 

脇役達の味付けや、80年代という時代設定の映し出しは秀逸でした。

 

 

 

いまや飛ぶ鳥を落とす勢い?のマキシーン=ミア・ゴス譲。

この方は見てくれというよりも明らかに演技力で伸し上った俳優さんでしょうね。

 

最近ではあのスターウォーズ・ユニバースにも出演予定という事で、この先が楽しみなお方です。

 

 

 

配信まで待てない!というお方には劇場鑑賞をお勧めいたします!

 

星 星 星 .2

 

 

あっ、その際はぜひ一作目の『X』だけでもご覧になったほうが宜しいかと!

 

 

 

 

 

ではパー

 

わかっちゃいるがハラハラドキドキ! 映画ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング

絶対死なない主人公イーサン・ハント!

 

と、分かっちゃいるが、ハラハラドキドキさせてくれる辺りは流石トム様でございます!

 

 

前回の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』からのPART2完結編『ファイナル・レコニング』

 

 

全世界の軍事システムを乗っ取ったAIの物理的な手足と化した敵:ガブリエルだったが、任務に失敗したことでAIに見限られ自らがAIを操ろうと画策、人類を救える唯一の希望・ハント率いるIMFチームとの手に汗握る攻防戦を描く。

 

仲間の犠牲をもって切り抜ける陸地戦から......

 

 

 

深海に沈む潜水艦からの脱出(わたくしダイビングを嗜みますので、この状況ではハント以外絶対Deathですw)

 

 

 

アナログ複葉機での空中バトル!

 

 

 

絶対に窒息氏も墜落氏もしないってわかっちゃいるが、公開前のプロモーションでさんざん刷り込まれた「危険なスタントもトム様自身でこなしてるんよ!」が影響してか、生身の俳優がここまでやるかの画力に圧倒され、知らないうちにお手々がグーグーあせる

 

 

いや~あんたは凄い!初老の星!!

 

 

公表されている制作費が$4億だそうですが、販管費合わせれば$5億近くいってるんでは?

 

倍の売り上げでチャラとは簡単に言えない数字ですが、あんだけ身体を張ってるんですもの「是非とも大儲けしていただきたい!」と純粋に思えるほどのエンターテインメント作品でした。

 

星 星 星 星

 

 

上映前にドアップのトム様が映し出され「本作はIMAXで観てこそ最高!」とおっしゃいますが、これ素直にうなずけました。

 

 

3時間の長尺も全然大丈夫、飽きさせません。

 

カッコいいトム様オンパレードの本作、ぜひ週末は劇場へお布施をしに行ってあげて下さいませ!

 

 

 

 

 

 

ではパー

 

 

 

 

待ちくたびれたよ...映画ノスフェラトゥ

米国公開から約半年お預けをくらいやっと日本公開の吸血鬼映画

 

 

『ノスフェラトゥ』(2度目のリメイク版)

 

 

吸血鬼と聞いてまず思い浮かぶのは、かの有名なドラキュラですが、ブラム・ストーカーという原作者が書籍を出版したのが1897年。

 

 

ジーンズが世に生まれた年代とほぼ同時期という、わたくしにとっては感慨深い19世紀末の出来事。

 

 

まずノスフェラトゥとは何ぞやという事ですが......

 

(米国版オリジナルポスター)

 

ノスフェラトゥ=吸血鬼の代名詞

 

その吸血鬼の名が主役:オルロック伯爵ということで、1922年にドイツで作られた映画作品を起源とします。

 

(1922年版オリジナルポスター)

 

しかしこのドイツ版、当初『ドラキュラ』として公開したかったらしいのですが、作者一族から原作丸パクリというクレームが入り......

 

 

泣く泣く『ノスフェラトゥ』という改名に落ち着いたというお話(諸説の一端)

 

なので1931年にベラ・ルゴシがオールバックの髪形にマント姿で演じたオフィシャル作品、ユニバーサル映画『魔人ドラキュラ』に取って代わられるまで、吸血鬼=ノスフェラトゥだったという事です。

 

 

 

さて、前置きが長くなりましたが本作は如何に......

 

監督のロバート・エガース自身「映画製作へ導いた原点」というだけあって'22年版にかなり忠実にリメイクされており、カラー作品であるもののゴシックホラーの香り漂うクールな色調で構成された映像は素晴らしいうえ

 

 

ターゲット役のヒロイン:エレンを演じたリリー=ローズ・デップ嬢のノスフェラトゥをも超越する不気味さは白眉!

 

ただし、そこでこれいりますか?のジャンプスケアドンッがホント余計!

 

 

近代ホラーの流行りか知りませんが、せっかくのクラシックな雰囲気がぶち壊しです......

まして2時間10分は長過ぎかと......

 

 

それに、これを言ってはお終いなんですが、あくまで主観で言わせていただきます。

 

 

本作のワースト1はオルロック伯爵のキャラクターデザインダウン

 

 

倫理上お見せ出来ないのですが、不気味さが足らないんです......

なんというか......デカいヤバめなオッサン!!

 

なのでヒロインの方がよけいに恐ろしく見えてしまうんですね。

 

 

米国公開から半年過ぎても本作のフィギュアが発売していないことから、ホラーファンも魅力を感じてないのでは......

 

こちら半端ないキャラ立ちが魅力’22年版オルロック伯爵のフィギュア。

 

 

ね、不気味でしょ!?

 

 

という事で本作は古典ホラーがお好きな方や、19世紀の歴史や風俗に関心のある方には楽しめると思いますが、その他の方には退屈な作品に過ぎないのではないのかな......

 

残念です......

 

星 星 星 .2

 

 

 

 

 

ではパー