どう紹介したらいいの? 映画 哀れなるものたち
いやー、久しぶりに凄いものを観た・・・ ・
『哀れなるものたち』
「凄いもの・・・」まさにこの一言に尽きる!というか、どう語っていいのかわたくしの語彙力では追いつかずと言うべきか。
週末映画好きの1人として書いているブログなので、お仲間に筋書きをお教えしたいのだが、プロットがド!シンプルゆえストーリーには一切触れられないし、ディティールについてもラヴ・ストーリーなのかブラックコメディなのかはたまたファンタジー、いやSFなのか?とジャンル分けすらままならない・・・ ・
フランケンシュタインが創り出したエマニエル夫人が旅路の末に悟りを開き、ドクターモローの島に落ち着く・・・ ・
こういうこと書くと、高尚な方々に「お前はこの作品を理解していない!」とか言われちゃうんでしょうが、個人的には楽しく拝見させて頂きました。
まず、主演のエマ・ストーンの衣装が素晴らしく、取り巻く背景(セット)の神秘性や昭和の頃に描かれた近未来タッチの街並みには痺れました。
人格形成は血なのか環境なのかと問う作品は多々あるが、ほぼ環境によるものに傾いているように思う。
が、本作では環境に捉われず、お終いには生命を司る血へと返って行くように感じられた。
でも、観る人選ぶのかな・・・ ・ 特に不協和音的なサントラにアレルギー出る方、いるんじゃないかなw
それにしても役者ってスゴイわ!!と改めて感じた一本でもあった。
女癖の悪い弁護士役ハルク=マーク・ラファロしかり・・・ ・
エマ・ストーンに至っては今までの清純派なイメージを720°ひっくり返す体当たり演技を見せてくれる (ファンの方は悲喜交々では) いや驚いた~
まあ言ってしまえば、登場人物すべてが『かわいそうな者たち』ではないのだろうか・・・ ・
たぶん一生忘れられない作品となるでしょう、そのくらい強烈なインパクトを放つ話題作。
ギリシャ人監督、ヨルゴス・ランティモスさんにも注目せねばw
結論!今回のアカデミー主演女優賞は彼女で決まり!で
では