呆れた市販薬もある。
それが痔の薬「ボラギノール」や水虫薬「ダマリン」、かゆみ止め「デリケーナ」などだ。
痔の痛み、水虫、皮膚のかゆみを鎮(しず)めるという。
私は配合成分を見てギョッとした。
「リドカイン」とある。これは外科用の強力局所麻酔薬。 麻酔薬を塗れば 、「痛み、かゆみは消える」のは、当たり前、末梢知覚神経の感覚を局所的に鈍麻または消失させる薬物だからだ。
「リドカイン」の「医薬品添付文書」を見ると「劇薬」と冒頭に明記している。当然、重大な副作用もある。
(1) ショック(不整脈、血圧低下、呼吸抑制)
(2) アナフィラキシーショック(薬物アレルギー)
(3) 意識傷害(ふるえ、けいれん)
(4) 異常感覚(知覚・運動障害)
(5) 悪性高熱、(頻脈、不整脈、血圧変動、急激な血圧変動、急激な体温上昇、筋肉硬直)
(6) 不安、興奮、めまい、悪心、嘔吐、じんましん、浮腫・・・。
たかが、痔の薬、水虫の薬に、これだけのリスクがあるのだ。本来外科医が用いる強力麻酔薬を市販薬に配合していることじたいが大問題だ。
消炎鎮痛剤と同じく、疾患を治癒する効果はまったくない。知覚神経をー時的に麻痺させるだけ。
薬が切れれば、またもやヒドイ痛みがぶり返す。
だから薬をもうー塗りと、手放せなくなっていく。
それがメーカーの狙いなのだ。
「リドカイン」 の麻痺メ力ニズムは、神経伝達ナトリウム・チャンネルを阻害することで知覚神経を麻痺させる。それは心拍にも関係している。だから不整脈などの重大副作用が発生するのだ。
局所神経を麻痺させれば、消炎鎮痛剤と同じように悩みの種の「痔」や「水虫」などは、完治どころかジワジワと悪化のー途をたどるだろう。
痔、水虫、皮膚疾患などは、体質が酸性化(アシドーシス)していることで発症する。
おそらくは肉、タマゴ、牛乳、甘いものを過食し、飽食傾向にあるはずだ。対策は、菜食、少食に切り替え、体質をアルカリ化(アルカ口ージス)にすることだ。
皮膚疾患も体の警告(アラーム)である。
食事、脱ストレス、規則正しい生活などの改善なくして、治癒はありえない。