ふしぎのメダイ

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   福島第1原発の事故は地震と津波によって冷却機能が失なわれてしまったことに起因します。
   詳しい状況はまだ特定できていませんが、これまで出てきた情報から推測すると、まず地震により受電鉄塔が倒れてしまった。福島第1原発というのは関東地方に電気を送るための発電所で、 施設内の電気は他の発電所から送ってもらっていました。そのため停電が起こり、冷却装置が止まってしまった。さらに原子炉にはたくさんのパイプがつながっているのですが、その配管や原子炉自体も地震により壊れてしまっていた可能性があります。
    この福島第1原発で使用しているGE製のマークlという原子炉は、そもそも構造的欠陥品だったようです。
   GE社の元エンジニア、デール・ブライデンボー氏はCNNに出演して次のような証言をしました。

   「改良型のマークllとマークlllを開発中の70年代に初期のマークlの設計ミスを発見。格納容器の容量が小さすぎて、電源を喪失して炉心を冷却できなくなった場合、あっという間に容器の圧力がパンパンになり、爆発を起こす危険性があることが分かった。すぐにマークlの操業を停止して廃炉にすべきだと会社(GE)に嘆願したが、「そんなことをしたらわが社の存続に関わる」と聞き入れられなかった」
   米原子力規制委員会も1980年代半ばに「事故で燃料棒が過熱し溶解すれば、90%の蓋然性で破裂する」と警鐘を鳴らしていました。福島第1原発の現場で働いていた人たちも、このマークlが欠陥品であることは認識していたそうです。それに原子炉は30年も使用すると中性子を浴びて脆弱化することが知られています。
   事故は起こるべくして起きたと言わざるを得ません。

    (続く)