私、BABYMETALの味方です。

私、BABYMETALの味方です。

アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

ご訪問ありがとうございます。
このブログは、「アイドルとメタルの融合」をテーマに、Metal Resistanceを掲げ、世界を舞台に活躍するBABYMETALと、その背景となる社会現象について考察するエッセイブログです。
『METAL GALAXY』のリリースを機に、BABYMETALは新たな段階に入りました。
メインとなるエッセイはテーマ:「ブログ」に、ライブレポートは、テーマ:「Road of BABYMETAL」に、結成から海外進出に至るまでの歴史をテーマ:「History」に収納してあります。
ほとんどが長文ですが、ちょっとでも心が動いたら、「いいね!」をポチッと、お願いします。

★今日のベビメタ
本日6月3日は、2015年チューリヒ公演@X-TRAが行われ、    2016年、ROCK IN VIENNA@ウイーンDonauinselに出演し、2017年には、フィルムフェスツアー札幌@ユナイテッドシネマ札幌がスタートした日DEATH。

■武漢ウイルス関連データ
●累計    
・世界 感染確認者6,218,724人>死者374,527人
・日本 感染確認者16,930人>死者894人・退院14,650人・要入院1,378人>重症113人
●10万人当たり
・世界 感染確認者80.61人>死者4.85人
・日本 感染確認者13.38人>死者0.71人
出典:厚労省「新型コロナウイルスの現在の状況について」(6月2日12:00現在)

昨夜、東京都の小池百合子知事が、1日あたりの「感染者」数が34人を超えたことから、東京都庁とレインボーブリッジを赤くライトアップする「東京アラート」を発動した。
色んな所で色んな人が色んなことを言っているので、屋上屋を重ねることになるが、こんなものはくだらないパフォーマンスに過ぎない。
このテーマでぼくが最初から言っているように、偽陽性を含む「陽性判定者数」がいくら増えても、「死者数」がインフルエンザや交通事故を超えて爆発的に増えない限り、武漢ウイルスの社会的リスクは大きくない。
科学的根拠の希薄な「1日20人」だの「感染経路不明率」だの「週単位の増加率」だのという「指標」を決め、それを勝手に「判断」すること自体がおかしい。PCR検査数を増やせば、偽陽性も増える。偽陽性が多ければ感染経路不明者が多いのは当たり前だ。感染していないのだから。
「感染者」の母数が少なくなれば、週単位の「感染者」増加率が乱高下するのは当然だ。
重症者はどんどん減り、病床は確保されている。
都民はすでに、国の指針に従って、マスクをし、慎重に人との距離感を保っている。赤いライトアップで「アラート」されたところで何をしろというのか。
コロナ特措法は、緊急事態宣言による自治体首長の住民への行動規制権限を認めているが、それが解除された今、小池都知事は自分の権限を行使できる都条例にもとづき、パフォーマンスで自分の存在を誇示したいのだ。
だが、緊急事態宣言の解除で、「世界の終わりだ!」「国民全員にPCR検査を!」と騒ぎ立てたメディアの意図と、その被害がハッキリと国民全体に認識された現在、都知事の意図はミエミエで、誰もがウンザリしている。
メディアは「第二波が到来する」と大喜びしているが、正確に言えばこれは変異したウイルスによる「第二波」ではなく、2週間前の武漢ウイルス「感染者」がたまたま数値上出てきたにすぎない。
本当に武漢ウイルスが変異したなら、より広範に子孫を残そうとするウイルスの進化戦略上、弱毒化するに決まっている。SARSが土着風邪病原体のSARS-Xになったように。
緊急事態宣言・外出自粛要請で甚大な経済的損失が発生することを知り、PCR検査を限定的に行う「日本モデル」の利点にようやく気づいた世論を考えれば、仮に「感染者」が再び増加したとしても、安倍政権が再び「緊急事態宣言」を出す可能性は限りなく小さい。
都知事やメディアのように、緊急事態を引き延ばしたい「インフォデミック勢力」はしぶとく生き残っている。戦いはまだまだ続く。

2016年ワールドツアーのヨーロッパラウンドを終えたBABYMETALは、約1ヶ月のインターバルののち、7月12日、アメリカ西海岸3公演に臨んだ。2016年のアメリカツアーは、2014年~2015年に主要都市での落下傘降下的単独公演の成果を「面」的に広げるという意図があったものと思われる。
2016年のNY、ボストン、フィラデルフィア、Carolina Rebellion、シルバースプリング公演は、2014年11月のNY公演を拡張したものだし、2016年のデトロイト、シカゴ公演、Northern Invasion、Chicago Open Air出演は、2015年5月のシカゴ公演、Rock on the Range出演を拡張したものだ。
2016年シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルス公演は、2014年7月に行われたアメリカ初単独公演のロサンゼルスThe Fonda Theaterでの公演と、Lady GAGAツアー帯同で得た人気を西海岸エリア全体に拡大するものだったと思う。とはいえ初日シアトルから最終日ロサンゼルスまでの距離は約950マイルで、盛岡-福岡間に相当する。
シアトル公演の会場は、収容人員1,800人のShowbox Sodo。

天井が低くスーパーマーケットのような外観である。
開演前のBGMは、いつものNWOBHMバンドではなく、Cage 9、Sum 41、Fallout Boyなど北米のバンドの曲が多く、アヴリル・ラヴィーンもあった。
セットリストは、
1.    BABYMETAL DEATH
2.    ギミチョコ!
3.    あわだまフィーバー
4.    Catch Me If You Can
5.    Amore-蒼星-
6.    META!メタ太郎
7.    Sis. Anger
8.    メギツネ
9.    KARATE
10.    Road of Resistance
11.    THE ONE English Ver.
12.    イジメ、ダメ、ゼッタイ
の12曲。これが2016年ワールドツアーの最終形態で、サンフランシスコ、ロサンゼルスも同じだった。
ドイツの2公演で「THE ONE」終わりにファンの失望感があったためか、フィニッシュは2014年と同じ「イジメ、ダメ、ゼッタイ」になった。

40分ほど遅れて始まると、圧縮、モッシュ、サーフのオンパレードだった。ペットボトルの水をぶちまけた奴がいて、ステージにもかかったらしい。野外フェスで熱くなった奴が滅茶苦茶やるのは日本でも同じだが、アメリカでは野外・屋内関係ないらしい。いや、それほど2年間で成長したBAYMETALの破壊力がすさまじかったということだろう。
『ヘドバン』の梅沢直幸編集長が参戦しており、終演後「グランジ勃興から25年…。震源地のシアトルで、縦も横もデカくてゴツイ男たちが腕組みしながらも満面の笑みを浮かべ、SU-METALの煽りに拍手に雄叫びに大合唱し最後は野太いBABYMETALコール。そんな光景を見てたら涙が止まりませんでした。」とのツイートをアップした。
中2日間置いて、7月14日はサンフランシスコ公演@Regency Ballroom(収容人員1,400名)。
この会場はBallroom=ダンスホールなので、歴史を感じさせるクラシックな外観だったが、入場ゲートの近くには空港によくある金属探知機が設置されていた。
場内に入ると、平面のフロアの上にアールデコ調の装飾を施された二階席がぐるりと三方を取り巻く構造になっており、客席の上には丸いシャンデリアがいくつも吊られていた。
ステージの奥行きが広かったため、お立ち台はステージの縁から離れた位置に設置されていた。これならシアトルであった観客による水かけにも対応できる。
シアトル同様30分ほど遅れてスタート。


ライブ中の煽りパートでは、お立ち台の前まで三人が出て観客とコミュニケートするという光景も見られた。
翌朝、地元紙『Asia Pacific Arts』には「BABYMETAL Destroys San Francisco (In The Best Way Possible)」(Jaytc 意訳:BABYMETALはサンフランシスコを破壊する―可能な限りもっともよい方法で)と題するライブレポートが掲載された。
レポートは、他のアジアのポップグループとは異なり、BABYMETALがメタルファンにサポートされていること、SU-METALが、メタル卿として(Over Lord SU-METAL)、観客に「Make a bigger circle for more moshing」とか「Jump OK?」と命じることなどをかなり詳細に紹介し、キュートな三人組だけでなく、舌を出しながら演奏する死神のような白塗りの神バンドがライブの鍵であると書いている。
結びの部分では、BABYMETALの本質を的確に評価してくれた。
―引用―
As the group’s music is a fusion of two very different genres, the concert constantly oscillates between music that is heavier on the pop side and on the metal side. 
BABYMETAL’s charm and strength is because they bridge these two distant musical worlds together and can appeal to a greater audience because of their musical versatility.
There’s a pretty distinct image of what metal should look and sound like with words like intense, aggressive, overwhelming and badass coming to mind. After witnessing one show, it’s clear that BABYMETAL delivers all that and more. 
Nothing says badass more than a group of teen girls destroying conventions by effectively confusing and bewitching listeners with an unexpectedly addictive hybrid of music, all with a side of cuteness.
Jaytc意訳:
グループの音楽は2つの非常に異なるジャンルが融合しており、コンサートはしばしばヘヴィなポップサイドとメタルサイドの間を触れ動く。
BABYMETALの魅力と強みは、これら2つの遠い音楽の世界をつなぎ、音楽の多様性で多くの聴衆にアピールできることといえるだろう。
そこには、メタルがどんなふうに見えるかというかなりハッキリしたイメージがあり、強烈・攻撃的・圧倒的・凄みといった言葉を思わせるサウンドが心に迫る。一度ライブを観れば、BABYMETALがそれ以上のすべてをもたらすことは明らかだ。
10代の女の子のグループが、予想外に中毒性のあるハイブリッド音楽で聴く者を効果的に混乱させ、幻惑し、古い因習を破壊しながら、すべてにおいて「可愛さ」の側面を持つこと以上にスゴイことなんて他にはないだろう。
―引用終わり―
日本では、BABYMETALはアイドルなのにメタルをやる「キワモノアイドル」扱いされ、著名な音楽評論家は「マガイモノ」「日本の恥」と断じた。
だが、BABYMETALは「アイドルとメタルの融合」というコンセプトを、過酷なライブ活動を通して、小さな体で表現し続けてきた。それを欧米の音楽メディア、ショービズ界は正当に評価してくれた。
Asia Pacific Artsの記事は、『Kerrang!』認定のBest Live Bandの称号を得たBABYMETALが「それ以上にスゴイことなんてない」存在であるとともに、BABYMETALを認めなかった日本のメディアや「音楽評論家」たちにいかに見る目聴く耳がなかったかを証ししていた。
翌7月15日は、ロサンゼルス公演@The Wiltern(収容人員1,850)だった。
2016年ワールドツアー西海岸ラウンドの最終日で、会場も一番大きい。
The Wilternはエントランスの天井に巨大な彫刻が施されたゴージャスな作りで、ピットフロアが後方に向かって高くなっていく三段構造、絨毯敷きの二階エリア、テーブル付きの三階席を備えた堂々たるコンサートホールだった。シアトルとの落差がスゴイ。
入場に時間がかかり、またも開演は1時間近く遅れた。チケットの種類によって入る場所が違うためかもしれないが、数万人の大会場ならまだしも、おまいつ組は強い日差しを浴びながら朝から並んでいるのに小箱相当の1,850名を定刻通りに捌けないのは、このゴージャスな会場にしては情けない。
2014年にハリウッドのThe Fonda Theaterでアメリカでの初ライブを行ったときは、初音ミクを引き継いでLady GAGAをサポートする、キッチュな日本のティーンアイドルに過ぎなかった。それが、今やBest Live Bandであり、野外フェスに数万人の観客を集める看板的存在になった。
「紙芝居」が始まると大歓声がわき起こり、BABYMETALが登場。三人は一回り大きくなり、黒く輝くコスチュームでパワフルになった姿を見せつけた。


セットリストはシアトル、サンフランシスコと同じで、12曲中8曲が『METAL RESISTANCE』からの楽曲。
「KARATE」の英語での語り~ハミング~シンガロング~「Everybody, Jump!」は板につき、ライブが終わっても印象を強く残した。シンガロングも多く、「Road of Resistance」での「♪ウォーウォーウォウォー…」、「THE ONE」での「♪ララララー…」なども、観客が一体化できる瞬間だった。
そしてフィニッシュは、パワーメタルとは対極のLady GAGAの前座でも、臆せず最後に披露された「イジメ、ダメ、ゼッタイ」。フロアに段差があるため、大きなサークルモッシュはできなかったが、観客は汗まみれでモッシュッシュした。会場のせいか、どこか「上質なエンターテインメント」の雰囲気が漂うライブだった。
中一日置いて、BABYMETALは中西部シカゴに戻り、郊外にあるToyota Parkで行われたChicago Open Air Festivalに出演した。


ポスターを見ると、Disturbed、Slipknot、KOЯN、Five Finger Death Punch、マリリンマンソン、Meshuggarh、Gojiraなどと並んでBABYMETALのロゴが堂々と掲げられている。

出番は、最終日セカンドステージの17:10。
セットリストは、
1.BABYMETAL DEATH
2.ギミチョコ!
(神バンドソロ)
3.Catch Me If You Can
4.メギツネ
5.KARATE
6.Road of Resistance
人によって意見が分かれるが、大規模会場の屋内、小規模会場の屋内、野外ロックフェスと並べると、一番BABYMETALらしいのは、曲数が多く、演出が凝らされた大規模屋内会場だが、野外ロックフェスもBABYMETALの魅力が発揮される。
例によって、欧米のロックフェスではクラウドサーフがガンガン来るし、巨大なサークルモッシュもできる。
「Catch Me If You Can」では、SU-が「I wanna see a big circle pit!」と叫び、巨大なサークルが出現した。
「KARATE」では、数万人の慣習に臆さずハミングからの「Everybody, Jump!」が行われた。
フィニッシュの「Road of Resistance」では、数万人が「♪ウォーウォウォー」と大合唱した。
翌7月18日、BABYMETALはまた世界を驚かせた。
オハイオ州コロンバスで行われたAlternative Press Music Awardsに出演し、授賞式に組み込まれたアトラクションステージでJudas Pristのメタルゴッドことロブ・ハルフォードと共演した映像が、世界中に配信されたのである。


ライブは「KARATE」の演奏から始まった。ここでもSU-は「How you Feeling Tonight」の語り~ハミング~「Everybody, Jump!」で観客を沸かせた。
そして「Metal God とFox Godの出会いは偶然ではない…」という「紙芝居」に続いて、赤い皮ジャンに身を包んだロブ・ハルフォードが登場し、そのまま神バンドの演奏による「Painkiller」をSU-とロブが熱唱。盛大な拍手を浴びた。さらにSU-が「Today’s Special Guitarists, YUIMETAL and MOAMETAL!」と呼び込むと、赤いESP製Mini-Arrowをもった二人が登場、「Breaking the Law」を演奏した。動画を見ると、YUIは藤岡神側、MOAは大村神側に位置し、音は出ていないが、ちゃんとリフやコードを押さえていたのがわかる。
終演後、ロブ・ハルフォードとBABYMETALのインタビューも配信された。
メタルゴッドは、BABYMETALがJudas Priestをヘヴィメタルのルーツとして尊敬してくれていることに感謝したあと、三人を指さして「そして、未来はここにある」と言った。
(つづく)