1月18日(土)
 
色白二人に挟まれた髙木くんの黒さにのけぞる。
この写真ではあんまりはっきりしていないけど、ファンデーションはミルクチョコレートですか?ってくらい黒い。
そして山田くんも超絶白い。
化粧水は漂白剤ですか?ってくらい白い。

 
年末年始に『あの本読みました?』と『辞書で吞む』の特別放送が多くて、TVerが渋滞してる。
消え去る前に見なくては。
しかし、カーリングの大会が始まって、テレビがいつも使用中なのよ。
く~。
なんとか『いたジャン!』だけは隙間時間に見せていただく。
 
 
 
 
本日の読書:恋愛寫眞 もうひとつの物語 市川拓司

 

カバー裏より

『カメラマン志望の大学生・瀬川誠人は、嘘つきでとても謎めいた女の子・里中静流と知り合う。誠人はかなりの奥手だったが、静流とは自然にうちとける。そして静流は誠人に写真を習うようになる。やがて誠人は静流に思いを告げられるが、誠人にはずっと好きな人がいて、その思いを受け取ることはできなかった。一年後、卒業を待たずに静流は姿を消した。嘘つきでしょっちゅう誠人をからかっていた静流だったが、最後の大きな嘘を誠人についたまま・・・・。恋することの最も美しくて切ないかたちを描いた、市川拓司のもうひとつのベストセラー!』

恋愛小説は苦手分野ではあるけれど、時々とてもハマるものもある。
だから、一応は読んでみないとわからないのだが…。
これは読み始めから「合わないなー」と思った。
一番嫌いな、「死が二人を分かつ」系の恋愛小説の匂いがプンプンしていたから。

自分の使う塗り薬の匂いが人に不快感を与えているのでは、という不安から、あまり人とコミュニケーションをとることができなかった誠人。
大学で声をかけてくれたのは、グループのマドンナ的存在のみゆきだ。
女性3人男性2人のグループと行動を共にするようになったのだけど、まず恋愛に絶望しているという由香と、圧倒的自己肯定感男の白浜が、不要。
全くストーリーに絡んでいない。
無駄に人物関係を複雑にしているだけ。

白浜ともう一人の関口は、みゆきのことが好きで、最後の早樹は関口が好き。
関口だけはバイトを手伝ってくれたり映画を観に行ったり、倒れたときは病院に連れて行ってくれたりするけど、結局作者にとっての便利屋に過ぎない。

幼い子供のような容姿の静流は誠人のことを好きだが、誠人はみゆきのことが好き。
でも時を経て、本当に好きなのは静流だ!と気づいた時には、彼女は姿を消してしまう。
昭和の話でしょうか?

その割に、妙にバブルの頃の気配も濃厚で、パレオ付きの水着とか、ほうれん草のソテーオーロラ風とか…。
2003年ってそんな時代でしたっけ?

結局ここに登場する彼や彼女が、相手のどこをどういう風に好きなのかが一つもわからなくて、まあ、みゆきは美人だな、と。(性格もめっちゃいい子)
高嶺の花すぎて恋を知らなかったみゆきが、初めて好きになったのは、相手のどんなところなの?

姿を消した静流は、あとで誠人が自分のことを待ち続けていることを人づてに聞いたのに、彼のもとに帰らなかったのはなぜ?
死病であるとわかっていても、最後まで姿を現すことなく、死んでから誠人に伝えるのはなぜ?
その方法はめっちゃお金かかると思うんだけど、みゆきにも家賃負担をかけていると思うんだけど、その辺どうなってる?

「時間を返せ!」というつもりはない。
何しろさらさらと、あっという間に読み終えてしまったから。
ごめん、とことん合わなかったわ。